舞鶴市民吹奏楽団タイトル

第9回 定期演奏会
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第9回定期演奏会 

舞鶴市総合文化祭ミュージックギャラリー


10月6日(土) 
午後 7:00 開演
会場:舞鶴市民会館 

司会:かに さとみ(可児里美)
主催:舞鶴市民吹奏楽団 
共催:舞鶴市文化事業団 
   舞鶴市文化協会  
後援:舞 鶴 市    
   舞鶴市教育委員会 
    (財)舞鶴文化教育財団 
進藤潤先生

客演指揮

進藤 潤先生
(前航空自衛隊航空中央音楽隊長)
Tpを吹くコロボックル

今年も定期演奏会のアンケート&曲紹介には挿し絵として(C)LFP(小林ひろし)さんの作品の「コロボックル」を使わせていただきました。

演奏曲目

第1部の看板 コロボックル

1部

「シンフォニック 
      ステージ」

指揮:井関 雅博

  五月の風

               真島 俊夫

  Ross Roy

               ヤコブ・デ・ハーン
 

指揮:進藤 潤先生

   「ブルーインパルスセレクション」より

  シンマー・オブ・ジ・エアー

               矢部 政男

  ダンス・ウィズ・ウルヴズ

               ジョン・バリー
               編曲 小杉 比

  海の男たちの歌

               ロバート・W・スミス
第2部の看板 コロボックル

2部

「ポップス  
      ステージ」

指揮:井関 雅博

 ジュラシックパーク

               ジョン・ウィリアムス
               編曲 ジョニー・ビンソン

   「スターウォーズ」より

 オージーの大楽隊

               ジョン・ウィリアムス
               編曲 岩井 直溥

 バードランド

               ジョー・ザビヌル
               編曲 冴木 匠太郎
 

指揮:進藤 潤先生

 イン・ザ・ムード

               ジョー・ガーランド
               編曲 岩井 直溥

 ムーンライトセレナーデ

               グレン・ミラー
               編曲 岩井 直溥

 マンボNo.5

               ダマソ・ペレス・プラード
               編曲 岩井 直溥

アンコール

指揮:井関 雅博

   「千と千尋の神隠し」より

 いつも何度でも

               木村 弓
               編曲 山下 国俊

指揮:進藤 潤先生

 美中の美

               ジョン・フィリップ・スーザ
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舞鶴市民吹奏楽団 第9回定期演奏会 データ集計

☆チケット半券回収総数 861枚(758)  注:( )内数は昨年    
 回収チケット半券 前売り券 742枚(646) 当日券 76枚(83) 
 招待券 43枚(29)                         
 枚数に入らない子供を入れると多分入場者数は950人ぐらいだと思います。 
 目標の1000人への道は遠い・・・ しかし会館は、ほぼ一杯になりました。

過去入場者数 第1回 1000人弱  第2回 900人強  第3回 850人弱
       第4回 750人強   第5回 1000人弱 第6回 600人 
       第7回 850人    第8回 850人            
客席の様子 開演直後
定期演奏会当日 開演直後客席
☆団員チケット総数 1524枚                       
 1名の最多枚数 50枚(2名いらっしゃいました。)            

 過去販売チケット枚数 第1回 1380枚  第2回 1574枚      
            第3回 1160枚  第4回 資料無し       
            第5回 1435枚  第6回 1455枚      
            第7回 1632枚  第8回 1570枚      

☆アンケート回収枚数  588枚                      
 来場者数の約6割の回収率!驚異の数字です。過去最高だと思います。     
 受付での鉛筆配布、会場アナウンス、受付での案内のおかげです。       

☆アンケートデータ集計                           
 男女別  男性201名 女性333名 不明52名  女性比率62.4%
 お帰りの際のお客様を見てた感じでは  お客様の男女比は半々ぐらいだと思
 うのですが・・・・相変わらずアンケートは女性が多いです。         
  10以下 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 不明
男性    31 42 14 27 37 32 13  1  4 201
女性  3 62 54 26 51 73 31 17  1 15 333
不明     1     1  6 12  9  7  1 15  52
 年齢 最高年齢85才 最年少8才 平均42.0才 
       少し若返ったかな(昨年42.3才)

 居住地 舞鶴 522  綾部 8  福知山 2  高浜町 3  上中町 1
     大宮町 1  和田山 1  弥栄町 1  加悦町のひびき 1   
     豊岡市 1  兵庫県北部 2 亀岡市 6 京都市 4  大阪市 5
     神戸市 3  西宮市 2  横須賀市 1 北海道 1  愛媛県 1
     石川県 1  上尾市 1 その他不明 19  高専 1

 過去の来場回数  平均来場回数 2.67回 今年は0.03回減少

     ただし「はじめて」が271人(前年は143名)           
     去年と同じくアンケート書く人の約半数は、初めての人…何故?     
     お客さんの半分は一度来場されたら、次の演奏会には来ない?      
     それともアンケートを書かない? 同じ傾向がずっと続いています・・・ 
     当団のみの現象でしょうか?                     
     9回来場者 32名                         
     5回以上来場者102名(半分以上の演奏会に来てくださってる方々です)

 演奏会を知ったのは(複数回答) 団員より322 看板55  ポスター47  
     チラシ33 友人47 知人26 家族2 兄1 祖父1 子供たち1  
     息子の嫁がくれた1  学校2 教官より1 先生の紹介1 広報舞鶴4 
     新聞3 情報誌1 文化協会2 職場1 会社の同僚1 隣人2     
     招待状8 さそわれて2 人から聞いて2 券をもらった2 遊びに来て1
     1年生の西高生1 坂崎さん2 上田1 梅原さん1 和美御姉様1 けん1
     めーちゃん1 山本奈美1 隆君に聞いた1 風の便り1 その他不明52

    やはり、毎年の結果通り団員の口コミは最大の広告です。自分の趣味を
    友人・知人に広く宣伝してください。名前の上がった方も、上がらなか
    った方も広報にご協力いただいた方々ありがとうございました。   
    祝 風の便り復活(笑)
 点数 曲番号
    第1部
     1 五月の風 2 ロス・ロイ  3 シンマー・オブ・ジ・エアー     
     4 ダンス・ウィズ・ウルヴズ 5 海の男たちの歌
    第2部
     6 ジュラシックパーク 7 オージーの大楽隊 8 バードランド
     9 イン・ザ・ムード 10 ムーンライト・セレナーデ 11 マンボNo.5 
 

曲目

曲目

曲目

曲目

曲目

曲目

曲目

曲目

曲目
10
曲目
11
曲目
構成
選曲
来る
意見
評価
全体平均 7.53 7.95 8.07 7.66 8.43 7.77 8.31 8.30 8.98 8.93 9.40 8.40 8.23 66.8% 44.9% 29.9%
標準偏差 2.39 2.32 2.33 2.40 2.23 2.40 2.20 2.24 1.94 1.92 1.63 2.25 2.38      
重み平均 4.90 5.54 5.70 5.16 6.07 5.20 5.96 5.90 6.87 6.81 7.46 6.11 5.93 61.4% 48.2% 0.0%
男性 7.22 7.52 7.61 7.23 8.10 7.34 8.06 7.88 8.56 8.53 9.25 8.09 7.88 64.8% 46.5% 20.3%
4.87 4.81 4.80 4.82 4.85 4.82 4.88 4.82 4.78 4.79 4.91 4.86 4.85
女性 7.66 8.18 8.22 7.79 8.51 7.92 8.36 8.40 9.15 9.08 9.46 8.53 8.38 67.3% 46.7% 31.5%
5.05 5.10 5.06 5.05 5.03 5.06 5.02 5.05 5.09 5.08 5.03 5.06 5.06
10代 7.92 8.12 8.24 7.80 8.59 8.47 8.90 8.46 9.17 8.82 9.66 8.90 8.95 52.5% 69.1% 24.5%
5.17 5.07 5.08 5.06 5.07 5.29 5.27 5.07 5.10 4.94 5.16 5.22 5.31
20代 7.24 7.88 7.44 6.83 7.89 6.99 7.71 7.48 8.50 8.40 9.17 8.11 7.88 50.6% 53.1% 17.7%
4.88 4.97 4.73 4.66 4.76 4.67 4.73 4.64 4.75 4.72 4.86 4.87 4.85
30代 7.53 7.86 8.53 7.34 8.10 7.57 8.00 7.92 8.94 8.94 9.27 8.61 8.11 61.1% 46.3% 24.4%
5.00 4.96 5.20 4.87 4.85 4.92 4.86 4.83 4.98 5.01 4.92 5.09 4.95
40代 7.07 7.69 7.79 7.27 8.14 7.45 8.09 8.34 8.82 9.00 9.37 7.59 7.61 72.5% 40.5% 23.8%
4.81 4.89 4.88 4.84 4.87 4.87 4.90 5.02 4.92 5.04 4.98 4.64 4.74
50代 7.26 7.41 7.87 7.64 8.08 7.20 7.88 8.09 8.84 8.81 9.07 8.25 8.09 73.5% 36.6% 30.1%
4.89 4.77 4.91 4.99 4.84 4.76 4.80 4.91 4.93 4.93 4.79 4.93 4.94
60代 8.09 8.38 8.43 8.40 9.19 8.26 8.79 8.73 9.32 9.48 9.77 8.79 8.43 80.7% 38.4% 42.3%
5.23 5.19 5.16 5.31 5.34 5.20 5.22 5.19 5.18 5.28 5.23 5.17 5.08
今年も平均・偏差・重み平均についての、折れ線グラフ・評価の分布のグラフを
付けておきます。さて,ここをご覧になっているご来場下さった方々。ご自分の
つけられた点数と評価はいかがでしょうか?                

データの見方
 アンケートで、演奏曲目と、構成・選曲について10点満点での採点と、次回
 の演奏会への来場をお尋ねした部分の集計です。             

 「1曲目」〜「選曲」までは採点部分の集計。              

 「来る」は、次の演奏会にも来たい人の% 「意見」は、アンケートの最後の
 その他のご意見にコメントを書いて下さった方の% 「評価」は、10点満点
 を付けて下さった方の%(嬉しい評価ですが…ごますりの% かな???) 

 各平均に説明の必要は無いと思いますが、男女別、年齢別の平均を上げ、その
 下には平均を5点としたときの偏差値を出してあります。         
 (5より大きいほど、平均より得点が高いと見てください。試験などの偏差値
  と同じ考え方です。)                        

 「標準偏差」は、小さい方が得点のばらつきが小さく、大きいと得点のばらつ
 きが大きいと思って下さい。(評価の分布グラフでも判ります。)     

 「重み平均」と言うのは、10点満点の人等の得点を無視し、意見の記入や、
 来る来ないを参考に満足度?を加味し得点差をより強調した物です。    
 (元の得点−5)を(「来る」0.5、「判らない」1.5、「来ない」2.5)  
  かけて、意見があれば2倍した後で+5、その後1/2すると言う・・・ 
  訳のわからん計算式です。(笑)もとのデータの増減が強調されるように 
  作ってあります。                          

 特徴的なのは毎度のことですが、女性の方が男性よりもアンケートの回収数が
多く、得点が高い、意見も書いて有る率は高いのですが誉め言葉が多い。また年
齢は若い方が、評価が厳しく意見も多く、曲に対してアンケートでしっかり採点
して下さってます。20代が一番厳しい… 次は50代40代かな… また今年
だけの特徴と思いますがマンボNo.5の偏差が異常に低い。お客様のほとんどの方
が高得点をつけてくださいました。私がくどくどと分析するより、後は皆さんで
数値の増減を良く眺めていただければ幸いです。              
演奏会 アンケート得点集計グラフ1定期演奏会 アンケート得点集計グラフ2
☆その他貴重なご意見いただいておりますが、個人的な物もあり掲載は致しませ
ん。多数のお褒めの言葉、建設的なご意見、アドバイス、リクエスト、個人当て
のご連絡ありがとうございました。担当部門・役員、ご意見をいただいた個人に
それぞれ連絡し団員全員には全てのご意見をそのまま文書として入力し、一切の
編集をせず配布しました。                        
 次回以降の演奏会に反映できるよう努力したいと思います。        

 ただ・・・舞鶴市内の一市民団体に過ぎない市民吹奏楽団の我々に、演奏会場
での託児所の世話や駐車場の狭さを言われても・・・つらいです。(^_^;)   
 団員にも家族があり子供もいますので努力・教育はしますが・・・演奏会の 
マナーを言われると・・・毎年の事ながら,つらいです。(^_^;) 年々良くな 
ってるんです多分                            

一つの回答として、今年は団員の発案で、「あそびスペース」と言う名称で子供
の遊び場所をロビーに作りました。靴を脱いで遊べるように、マットを敷き、こ
だわって手作りのおもちゃを置き、会場内の演奏の様子が見えるように、撮影し
ていたビデオの画像をその場所で見えるようにモニターを設置しました。   
まだまだ問題があるとは思いますが、これからもよろしくお願いいたします。 
あそびスペースでの様子
あそびスペースでの様子 その1 あそびスペースでの様子 その2

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客演指揮 進藤 潤 先生

 大連生まれ、岐阜県出身。国立音楽大学器楽科(クラリネット)卒業、航空自衛隊航空中央音楽隊(東京)に入隊。西部航空音楽隊隊長(福岡)、南西航空音楽隊隊長(那覇)を歴任、東京芸術大学にて研修後、1987年第8代航空中央音楽隊長に就任。
 大喪の礼・即位の礼・ご成婚など多数の国家的行事にて演奏を指揮、2000年3月定年退官(1等空佐)。
 その間、米ワシントン空軍軍楽隊より客演指揮者として招かれ渡米2回。平成4年には航空中央音楽隊との活動が認められ世界の優秀な軍楽隊に送られる「スーザ賞(ジョージ・ハワード大佐顕影)」を日本で初めて受賞。
 99年にはカナダ「ノヴァスコシア国際タットゥー」に航空中央音楽隊65名を率いて参加。世界的なユーホニューム奏者・外囿祥一郎隊員を輩出。これまでに航空中央音楽隊と18枚ものCDを録音している。
 30年前から岩井直溥氏らと共に吹奏楽にポップスを取り込み、ニュウ・サウンズ・ブームを巻き起こしたひとり。
 照明や音響機器を使った斬新な空音の演奏スタイルは常に全国のアマチュアバンドに影響をあたえつづけてきた。
 現在は早稲田大学応援部吹奏楽団常任指揮者、明星大学・杏林大学吹奏楽団指揮者のほか、舞鶴市民吹奏楽団はじめ各種楽団で後進の指導育成に当たっている。日本吹奏楽指導者協会東京部会副会長、日本スーザ協会会員、グレン・ミラー生誕地協会日本支部会員


 

空自衛隊航空中央音楽隊について

 航空中央音楽隊は1959年、18名の編成で誕生し、1982年隊長以下60名の編成で、現在の航空中央音楽隊となり、航空自衛隊が全国に持つ5つの方面音楽隊を統括する中央音楽隊として、また自衛隊内外を問わず名実共に日本を代表する吹奏楽団として躍進を続けています。
 航空中央音楽隊独自の企画・構成とスペシャル・アレンジで、クラシック音楽からポピュラーまで、高度な技術と素晴らしい演奏で全国各地の皆さんより多いに好評を博しています。
 また照明や音響機器を駆使した、斬新なアイディアによるそのコンサートの演出は、アマチュア吹奏楽団のコンサート形式に大きな影響を与えるとともに吹奏楽コンサートの指針ともなっています。
 1992年には世界の数ある軍楽隊の中から、「スーザ賞」を受賞しました。また、隊員である、外囿祥一郎<ほかぞのしょういちろう>1等空曹が1992年に日本管打楽器コンクールのユーフォニアム部門で第1位及び最優秀賞を受賞、1997年にもフランスで行われた第2回国際チューバ・ユーフォニアム・コンテストで最優秀賞を受賞しています。
 2000年1月、第9代の隊長として、高木義勝(国立音大卒)2等空佐が就任し、更なる躍進を続けています。


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司会 かに さとみ(可児里美)

出身地:京都府京都市     
星座:てんびん座 血液型:A型
アール・ランド代表として、自らもMC(司会・アナウンス)
をする傍ら、イベントの企画・進行・運営・管理、ラジオ 
CM製作、コーディネーター業、MC・モデル・イベントコ 
ンパニオンの派遣、後進の教育、雑誌の海外旅行記 
事のライター、など幅広く活躍中。             


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以下の文章をプログラムの中に曲紹介として挟み込んでおりました。

五月の風  (真島 俊夫 作曲)

          Concert March”Sweet Breeze in May” (MASHIMA Toshio)
 1997年度の全日本吹奏楽コンクールで課題曲として使われた、典型的なスーザ風のマーチです。
 第1マーチは軽やかに木管楽器がメロディを奏で、第2マーチはトロンボーンを主とした金管楽器が勇壮に響かせます。中間部のウインドチャイムとピッコロ、フルート、グロッケンはさわやかな五月の風をイメージさせてくれます。
 作曲者の真島俊夫(ましま としお)氏は1949年生まれ、兼田敏(かねだ びん)氏、内堀誠(うちほり まこと)氏に師事されました。これまでに国体の式典や演技等の音楽の作編曲も数多く担当され、代表作品にはコンクール課題曲、1997年日本吹奏楽学会アカデミー賞受賞(作曲部門)「三日月に架かるヤコブのはしご」他。
 現在、作編曲活動や市民バンド客演、演奏法・理論と作編曲法の指導に務めておられます。

ロス・ロイ (ヤコブ・デ・ハーン 作曲)

            ROSS ROY Overture for Band (Jacob de Haan)
 この曲のタイトルはオーストラリア、ブリスベーンの1945年設立セント・ピーターズ・ルターリアン大学構内に残っている、大学発祥を記念する19世紀末の建物の名前です。同大学ウインドオーケストラの委嘱によって書かれた作品でその建物が象徴する大学の歴史や、学問への情熱などを音楽で描いています。
 はつらつとした楽想に合った、非常に明快な印象が心に残る、すばらしいオーケストレーションが施された格調の高い作品です。
 作曲者のヤコブ・デ・ハーン氏は、オランダに1959年に生まれ、数々の吹奏楽作品の出版・販売で知られるオランダのデ・ハスケ社の社長でバンド・ディレクターとしても活躍の、ヤン・デ・ハーン氏の実弟。現在は吹奏楽団指揮、作曲家、編曲家として国の内外を問わず活躍しておられます。

「ブルーインパルス・セレクション」より シンマー・オブ・ジ・エアー (矢部 政男 作曲)

       「BLUE IMPULSE selection」  The Shimmer of the Air “Walk Down” (Masao Yabe)
  ブルーインパルス、航空ファンでなくても、この名称をご記憶の方は多いと思います。東京オリンピック・長野オリンピック・数々の航空ショーなどで我々の眼を楽しませてくれている、航空自衛隊のジェット・アクロバットチームです。
 そのブルーインパルスにまつわる多くの音楽の中で、本日は、「ブルーインパルス・セレクション」全6曲の中より、第1曲《The Shimmer of the Air》をお送りします。
 Shimmerとは陽炎の事で、飛行機の発進時、滑走路に陽炎が揺らめく様子を示しています。雄大なファンファーレに開始され、歌謡的な部分を経て民族舞踊的なリズムの競演へと展開していく、天空を駆け抜ける大空の勇者たちへの賛歌です。
 作曲者の矢部政男(やべ まさお)氏は、航空自衛隊航空中央音楽隊のフルーティスト、作曲・編曲、ドリル指導スタッフであり、吹奏楽コンクール課題曲「March April May」など数々の吹奏楽作品の作曲・編曲を手がけておられます。

ダンス・ウィズ・ウルヴズ (ジョン・バリー 作曲/小杉 比 編曲)

                Dance with Wolves (John Barry /Arr.Hitoshi Kosugi)
 1990年ケビン・コスナー監督・出演のハリウッド映画ダンス・ウィズ・ウルヴズ。
 南北戦争の時代、北軍兵士ダンパー(コスナー)がアメリカ西部ダコタにあるセッジウィック砦において、両足の先が白い狼との交流、現住インディアンたちとの交流を通じて、アメリカ西部の大自然のなかでフロンティアへの郷愁を描いた作品です。
 今日は航空中央音楽隊の編曲スタッフ、ピアニスト、サキソフォーン奏者である小杉比(こすぎ ひとし)氏の木管楽器を主体とした編曲でお送りいたします。

海の男たちの歌 (ロバート・W・スミス 作曲)

                       Song of Sailor and Sea (Robert W.Smith)
 直訳すれば「船乗りと海の歌」ですが「海の男たちの歌」と表記されるようです。
 この曲は、アメリカ海軍ワシントンD.C.バンドの委嘱で作曲され、アメリカ海軍バンドと海軍少佐ジョン・R・バスティン氏にささげられた曲です。1996年にシカゴで行われたミッドウエスト国際バンド&オーケストラクリニックで初演された。海の力強い波、神秘的な深さに立ち向かう海の男たちの不屈の魅力を讃えた曲で、パーカッションは、ザル・チェーン・足踏みなどの特種楽器、弓やボールでこするなど特殊な奏法をふんだんに使う大変演奏効果の高い曲です。
 「舟歌」「鯨の歌」「ヤンキーの快速船でのレース」の3章から成り立っています。冒頭の波音が海を感じさせて、出航を告げるベルが聞こえ、大迫力のTuttiによる波の音、力強い舟歌の後、一転して弓や指(ボール)などを使った特殊奏法による大海原を行く鯨の歌う雄大な歌、その後、勇壮なファンファーレから迫力のボートレースへと続きます。それぞれの章が世界中の海を航海していて遭遇するような物音や出来事を表現しています。
 作曲者のロバート・スミス氏はアメリカのアラバマ州に1958年生まれ、アラバマ州のトロイ・ステート大学で音楽博士号を取得し、フロリダ州のマイアミ大学で音楽修士号を取得した。故ポール・ヨーダー氏、アルフレッド・リード氏、ジム・プログリス氏に師事し、ウィンドバンドに限らず、映画音楽や1996年のアトランタオリンピックのためのオリジナル音楽を手掛けるなど、幅広い活躍をしておられます。

ジュラシックパーク (ジョン・ウイリアムス 作曲/ジョニー・ビンソン 編曲)

            JURASSIC PARK (JOHN Williams /Arr.JOHNIE Vison)
 1993年スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ジュラシックパーク』では、CG技術の発達により、コンピュータを駆使して様々な恐竜たちが、あたかも生きているかのようにスクリーンに蘇りました。
 音楽を担当したのはスピルバーグ監督がお気に入りであるジョン・ウィリアムス氏。オーケストラではストリングスを中心にゆったり奏でられるパークのテーマ曲と、トランペットによる壮大な恐竜たちを演出したテーマ曲を続けて聞かせています。
 ジョン・ウィリアムス氏は1932年生まれ、空軍軍楽隊を経てジュリアード音楽院でさらにピアノ、作曲、管弦楽法を学び映画音楽作曲家となりました。編曲者はジョニー・ヴィンソン氏です。

「スターウォーズ」より オージーの大楽隊 (ジョン・ウィリアムス 作曲/岩井 直溥 編曲)

         「STAR WARS」  Augie’s Great Municipal Band (JOHN Williams /Arr.Naohiro Iwai)
 映画「スター・ウォーズ」の音楽を吹奏楽のための組曲として4人の編曲者により編曲された組曲「スター・ウォーズ〜エピソード1 ファントム・メナス」から第4曲 オージーの大楽隊をお送りします。
 ゆったりとした導入に続き、民俗音楽的色彩の強いモチーフが登場。陽気な舞踏の音楽になっていく。結尾にはメインテーマが現れ曲が終わる。
 作曲者は言わずと知れたジョン・ウィリアムス氏、編曲者は岩井直溥(いわい なおひろ)氏1923年生まれ、東京芸術大学器楽科卒、東芝EMIでの仕事のかたわら全国各地のバンド・クリニック、および定期演奏会に活躍中であり、ポピュラーを中心とした、作・編曲は3,000曲を越しています。ニュー・サウンズ・イン・ブラスシリーズではスタート当初より今日まで指揮・アレンジを担当しておられる、日本の吹奏楽界では知らない人がいない有名人です。

バードランド (ジョー・ザビヌル 作曲/冴木 匠太郎 編曲)

           BIRDLAND (Joe Zawinul /Arr.Shoutaro Saeki)
 ウェザー・リポートの人気のもととなったこの曲は、1976年に発表され全米で大ヒットしインスト曲としては珍しく、全米シングル・カットされました。結果的に、この曲は、ウェザー・レポートの代表曲となり、もっとも有名になりました。その上、人気コーラス・グループ、マンハッタン・トランスファーが後に、この曲をカバーし、こちらのほうも世界的に大ヒットした事が、より拍車をかける事となりました。
 1971年に、デビューしたこのロックバンドは、広くミュージック・シーン全体に衝撃を与えたインストゥルメンタル・グループでした。1986年に、リーダーのジョー・ザビヌル氏とウエイン・ショーター氏がそれぞれのバンドを作り、ウェザー・リポートは解散しました。
 吹奏楽用にも何度も編曲されている中で、本日の曲は冴木匠太郎氏によりビッグバンドスタイルのアレンジがなされています。

イン・ザ・ムード (ジョー・ガーランド 作曲/岩井 直溥 編曲)

          In The Mood (Joe Garland /Arr.Naohiro Iwai)
 原曲は、1939年にテナーサキソフォーン奏者のジョー・ガーランド氏が作曲したものですが、1939年、グレン・ミラー(1904〜1944)氏が自分の楽団のために編曲、録音してから次第に人気が高まりました。
 グレン・ミラーはいくつかの楽団でトロンボーンを担当しつつ、編曲者としてすぐれた手腕を発揮し始めました。1937年にグレン・ミラー楽団を創立し、人気が急上昇しましたが、1944年に、彼を乗せた軍用機がイギリスからフランスへ向かう途中で行方不明となり、帰らぬ人となってしまいました。
 戦後、評価はますます高いものとなり、グレン・ミラー楽団の代表的リスニングナンバーのひとつで、岩井直溥氏のオリジナルに忠実なアレンジでお送りします。

ムーンライト・セレナーデ (グレン・ミラー 作曲/岩井 直溥 編曲)

                Moonlight Serenade (Glenn Miller / Arr.Naohiro Iwai)
 同じくグレン・ミラー氏が、シリンガー教授に指示して作曲を学んでいた1935年ごろに作曲の練習のために書いたもので、1939年にレコードに吹き込んだときにこの題名がつけられ同時にパリッシュ氏が歌詞をつけました。
 この曲も岩井直溥氏の編曲で、ボストン・ポップス・オーケストラ風の構成でアレンジをされています。

マンボNo.5 (ダマソ・ペレス・プラード 作曲/岩井 直溥 編曲)

      Mambo No.5 (Damaso Perez Prado / Arr.Naohiro Iwai)
 マンボは、1940年代初頭からハバナのミュージシャンの間で試みられていた音楽で、同一フレーズを何回も繰り返して即興を行うモンテゥーノという形式を元にして、アルセニオ・ロドリゲス氏が作り出したとも言われています。
 しかし一般には、1948年にRACビクターで録音を開始したキューバ生まれのピアニストで、「マンボの王様」と呼ばれるダマソ・ペレス・プラード氏がアメリカの新しいジャズ・オーケストラの編曲手法を取り入れて作り出したサウンドから広まったようで、第2次世界大戦が終わって数年後には第1次マンボブームが世界を覆いました。
 このペレス・プラード氏が、1948年に発表し、プラード楽団の見事な演奏によりアメリカで大ヒットしたのが「マンボNo.5」です。「マンボ・ジャンボ」とともに世界にマンボブームを起こした記念すべき曲とも言えるでしょう。
 これも岩井直溥氏の編曲で、舞鶴市吹風味のマンボをお届けします。
考文献: 秋山 紀夫 著 「バンドミュージックインデックス552」
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ごあいさつ 

 平成4年9月に結成された舞鶴市民吹奏楽団も丸9年の歳月が過ぎ、皆様のご声援に励まされ、本日第9回目の定期演奏会を開催することができました。団員共々心より御礼申し上げます。
 9年という月日を経て、遅々たる歩みかも知れませんが当吹奏楽団の演奏技術の成長の跡を聞き取っていただければ幸いです。
 本年は、進藤 潤先生に客演指揮をお願いし、素晴らしい指揮の許に演奏できることとなりました。どうか最後まで、ごゆっくりお楽しみいただきますようお願いいたします。
 最後になりましたが、創立以来お世話になっております舞鶴市・舞鶴市教育委員会・舞鶴市文化事業団・舞鶴市コミュニティー振興公社・舞鶴市文化協会・舞鶴文化教育財団各位に深く感謝申し上げ御挨拶といたします。
 舞鶴市民吹奏楽団 団長 吉田 登

 

指揮:井関 雅博 

 1967年8月16日早朝 オギャ〜〜と生まれてこのかた舞鶴から出たことがない。今時珍しい根っからの舞鶴原人。中学・高校と吹奏楽部でユーフォニュームを、社会人になってからはトロンボーンを演奏、舞鶴市民吹奏楽団には、結成時に入団した年長組、トレーナーを経て98年より常任指揮者に就任。見よう見まねでの「我流指揮」で団員を困らせることもしばしば・・・
 それを補うのが彼のお得意のさわやか(?)なユーモアで、団員を和やかにしてくれる。無類の宴会好きで、宴会時に欠かせない人材、消防団に燃える、2児の父ちゃん。

 

舞鶴市民吹奏楽団メンバー表

指揮 井関 雅博
 
<フルート&ピッコロ>
 佐 川  美 羽
 出 立  宏 子
 福 井  裕美子
 松 下  恵 子

<オーボエ>
 松 尾   梢
 安 井  純 子

<クラリネット>
 上 野  恵 子
 梅 原  秀 樹
 大 江  美 智
 門 脇   妙
 北 村  光 代
 喜 田  雅 美
 高 野  昭 子
 永 井  和 枝
 西 山  直 美
 野 畑  美千子
 福 原  ルミ子
 山 本  和 司
 山 本  直 美
<バス・クラリネット>
 井 関  麻衣子

<アルト・サックス
 ソプラノ・サックス>
 上 野  仁 美
 小 西  輝 子
 坂 崎  修 平
 平 田  茂 樹
<テナー・サックス>
 谷 内  智 子
 平 田  武 生
 吉 田  さおり
 
<バリトン・サックス>
 小 倉  勝 己


<ファゴット>
 鈴 木   岳


<ホルン>
 荒 木  こずえ
 尾 崎  博 治
 倉 橋  香 織
 田 中  文 彦

<トランペット>
 扇 野  要 一
 奥 西  美 紀
 香 川  雅 人
 亀 本   泉
 京 谷  竹 芳
 熊 谷  喜世志
 嵯峨根  一 史
 長 瀬  麻衣子
 廣 谷  真 也

<トロンボーン>
 池 内  伸 行
 井 関  雅 博
 井 納  堅八郎
 上 田   徹
 河 合  優 子
 竹 原  清 隆
 福 本  幹 夫
 船 木  めぐみ
 宮 本   康
 山 本  奈 美
 吉 田  有 作
  
 
 
<ユーフォニアム>
 金 森  久 直
 竹 中  美 香
 中 西  剛 介
 吉 田   登

<テューバ>
 小 野  範 子
 成 田  雄 介
 盛 岡  建 雄
 世 傳  さつき


<コントラバス>
 新 谷   仁
 森 本  知恵子
 吉 川   実

<パーカッション>
 石 田  明 美
 梅 垣  映三子
 梅 垣  建 治
 江 上  美 香
 出 立  兼 一
 菱 沼  淑 恵
 山 副  和 美
 脇 田  昌 代


<コーディネーター>
 羽 尾  心 一
 
 
 
 
 
 
 
  
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