ケッタマシン

ちょっとした思いつきで 公園を散歩したときも
ケンカして泣いた夜も 子供のようにはしゃいだ日も
帰り道は僕の後ろで 君はいつも両手広げて 大声でうたいだす

風にのるケッタマシン 僕は息を切らして
君をのせたまま この道をずっと走っていく
くちずさんだメロディーは 引力に逆らって
空回りしながら 真っ白な月を目指す


“君となら喜びも悲しみも全部分け合える”
そんな風に思えたのは よく晴れた冬の朝
どこにいても 何をしてても
君の気持ち 痛いほどわかってしまうから


息は白く残り 雲に混ざる
よくある言葉とメロディーで 君に届くかなぁ?

風にのるケッタマシン 僕は息を切らして
重いギターを背負って 君のうちまで走っていく
夕べの電話の声が 少し震えてたから
今すぐ逢いに行くよ 疲れててもかまわない


風にのるケッタマシン 僕は息を切らして
君をのせたまま この道をずっと走っていく
くちずさんだメロディーは 引力に逆らって
見え隠れしながら 真っ白に輝いてる月を目指す

君をのせて…



戻る