翼広げて


強くはばたけ　翼広げて　この大空を高く高く
行けるとこまで　あてなく飛ぼう　この大空を遠く遠く


「あの鳥のように高く飛べたら…」　いつでもそんな夢を見ていた
小さな頃の思い出のように　いつまでも消えぬ夢を
たくさんの火がともる頃　あのうた声が心に響く


強くはばたけ　翼広げて　この大空を高く高く
行けるとこまで　あてなく飛ぼう　月の明かりを頼りにして


雲の流れを眺めてみては　そのぬくもりを両手につかむ
今この時が幻でも　そんなことはかまわないだろう
悲しみさえも忘れゆく　あのうた声に体ゆだねて


遠くへ響け　海のむこうの小さな島のあのコへ届け
風の匂いのその優しさを　胸に抱いて深く深く


強くはばたけ　翼広げて　この大空を高く高く
行けるとこまで　あてなく飛ぼう　この大空を遠く遠く



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