君が思い出になるまでに

詩、曲:hidezou


何気ない君の言葉が僕の胸に突き刺さる
足元に転がる石みたいに蹴飛ばされては転がる

この数日が嘘みたいに僕の鼓動を突き上げる
乱反射する午後の光も川の流れには逆らえない

サヨナラまでの助走を
今より少し位は出来たとしても
出会いを悔やむよりも違った形で
一秒でも君と永くもっと永く居たい

君が思い出になるそれまでに
僕が君にしてあげられることと言えば
泣いたり笑ったりを繰り返しながら
明日に繋がる様に願うこと

不確かな僕の形は君の目にどう映ってるんだろう
空を二つに分けた飛行機雲もだんだん夜に飲まれそうになる

立ち止まる影を追い越していく
その笑顔にあと何度位会ったり出来るのかなぁ
ここにしかない温もりを両腕で
一秒でも力強く壊れるほど抱きたい

僕が思い出になるそれまでに
君に僕がしてあげられることと言えば
描いたり歌ったりを繰り返しながら
明日に繋がるように願うだけ

巡り会いの数だけ意味があるように
僕らにとっても同じことが言えると信じたい

現在が思い出になるそれまでは
裸足で歩いてるような気さえするけど
泣いたり笑ったりを繰り返しながら
明日を刻めるように願うから

今夜の風は冷た過ぎて僕の指を擦り抜ける
乾いたその感覚だけが君を思い出そうとしている