葉桜の頃。
詩:kaz、曲:hidezou


花が散ったあとの葉桜が君は好きだと
誰も気にも止めずに通り過ぎていく公園のベンチに座り
二人して眺めてたね
揺れる木漏れ日もそんな風にして
いつの間にか夕暮れが包んでた

霞んだ空の下
いま君は何処にいるの、、、?
あやとるような記憶
今も僕は君を想って歩いて見上げては
繋ぎとめられた破片
指の感覚だけを頼りに
遠く離れた心をさすってみる

なくした時に初めて感じる事だってあるね
ただ懐かしい、ただ温かな…記憶だけじゃないんだけど
なくしてやっと気づいた でももう遅すぎるから
とりとめのない溢れる思いを この胸に閉じた

茜、射す空のなつかしい街の中で
消したはずの煙草に火をつけて
深いため息をついた
君がくちずさんでいた歌を胸の奥で綴ってみる
滲んだ景色も今はもうないけど
息づいた緑へと変わるだろう

なくした時に初めて感じる事だってあるね
ただ懐かしい、ただ温かな…記憶だけじゃないんだけど
なくしてやっと気づいた でももう遅すぎるから
とりとめのない溢れる思いを この胸に閉じた

面影に似てる人とすれ違う時
また心の何処かが痛み出す
、、、忘れたはずなのに

なくした時に初めて感じる事だってあるね
ただ懐かしい、ただ温かな…記憶だけじゃないんだけど
なくしてやっと気づいた でももう遅すぎるから
とりとめのない溢れる思いを この胸に閉じた

溢れる思いよ 葉桜の下へ、、、