2006年2月27日(月) 『幸せの、うたた寝』 |
通勤途中にあるちょっとした用水路の水かさが増えてるように思えた。
その小さな川を横目に正面を見上げれば
桜の木が、もう葉をつける準備をしていて
「もうじきか…」と、未だ見ぬ今年の春を想った。
今の職場に就いてから1年という月日が経過する。
去年も、こんな陽気に包まれていたんだろうかと
少し曖昧なんだけれども、振り返って見たら
「あの頃の俺が居た…」 By エッセンシャル(謎)。
知らず知らずのうちに眠ってしまうようなそんな場所もまた
「春」と呼ぶに違いない。
今年の春は、いつになく桜が舞うことだろう。
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2006年2月23日(木) 『君の声で、君の全てで…』 |
君の後ろで流れてる曲を口ずさんでみると
僕と君の場所がすぐ近くになったような気に少しなれんだ
いつもの時間になっても連絡がない時なんて心配になっちゃって
君の留守電に何度も入れたっけな
気持ちが不安定なんだ、君が居ないと
会えない時間が余計なモノを連れてきてしまうから
気持ちを素に戻したいんだ、君の前でもっと
君の声で、君の感触で、君の肌で、君の温もりで
君の声で、君の感触で、君の肌で、君の全てで
僕は僕で居られるんだ
「好きだから些細なことが許せるとずっと思ってて
好きだから些細なことが許せなくなるなんて思わなかった」
あいつが言ったその言葉がやけに僕の中響いて恐くなっちゃって
そんな時に限って君に繋がらない
気持ちが不安定なんだ、君が居ないと
会いたい時に会えないってことがこんなに苦しいなんて
気持ちを素に戻したいんだ、君の前でもっと
君の声で、君の感触で、君の肌で、君の温もりで
君の声で、君の感触で、君の肌で、君の全てで
僕を包み込んでくれ
※「surface」
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2006年2月8日(水) 『第4話・手のひらのアンテナ』 |
何も言わずに、指先を広げて空に向けて欲しい。
さりげない言葉をかけたいけれど
なんて伝えれば良いか、判らない。
優しい気持も、切ないトキメキも全部含めて好き。
だから不器用だけど、風に乗せて伝えてみる。
モールス信号みたいにして、互いに想い合えるその時に
僕はアナタという人を感じる。
きっと届くはずなんだ、例え何処にいようとも。
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2006年2月3日(金) 『第3話・太陽と月』 |
見えない壁に打ちひしがれる日も
雨の音で外の様子が聞こえない日にも
ずっと空を仰ぐことを、忘れない。
だって、いつかはきっとその曇り空を引き裂いて
アンテナみたいにして突き出した手の平を
そって優しく光が撫でることを、僕は知っている。
この胸に出来たいくつもの染みが乾いて
それが蒸気となって雨具を生み
自分の行く手を阻む冷たい雫となろうとも
この次に乾いて消えていく染みにはきっと
かけがえのない「力」が宿ると、信じているから
ずっと空を仰ぐことを、忘れない。
交互に笑う、太陽と月がこの体包むその日まで。
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