- ライナーノーツ -
ライナーノーツ第5段です。
本来なr(ry
とりあえずそんな戯言はさて置いて、いつも通り1曲目からいろいろ語りたいと思います。
今回は新機材・新環境のため、いつもに増して語ります(ぉ
01:汐 / CLANNAD
CLANNAD(メイン)のカバーアルバム作るなら出だしはこの曲で決まりでしょう(何
…まぁ、CLANNADのカバーアルバムを作るつもりはなく、正確にはコンセプト上の都合でメインになった…という感じなのですが。
でも、何にせよアルバムの最初を飾る曲はこれ以外に見当たらないので。
CLANNADのタイトル画面で流れるこの曲ですが、そういう意味でChrono Triggerの「予感」と同じ位置付けですね。
で、この曲のアレンジに関しては、やはりアルバムの最初をイメージするべく原曲のまま活かす方向で製作しました。
2周目で若干バンドっぽくしたのはいつもの通りです(笑
やはり、同じのを繰り返してもアレですし…。
ただ、バンドバンドしたくないので、ドラムは打ち込みらしく、ベースも含めて主張しないような形に抑えました。
兎にも角にも「始まり」を重要視して、且つつまらない曲にならないようにバランス良く。
打ち込みの音源は全てN364です。
02:メグメル / CLANNAD
思えば、サークルCDとしては初のボーカル曲。
Tr.6のWing my Wayも含め、Vo.は知人のまゆき嬢でございます。
歌を収録したのは、実はアルバム製作の半年前(笑
その頃からアレンジのイメージは出来ていたのですが、実際に作り始めたのは後の話…。
本来はオケが出来てない状況から歌を収録するのはあまり良くないのですが…いろいろと事情がありまして…。
さて、今回のアルバムを作るきっかけとなったのはこの曲です。
ゲームをプレイする前に、とあるルートからこの曲を聴いて、ハマり、一気にeufonius様のファンになったくらいです(笑
その辺の経緯はハナシがズレるので置いといて…。
よくあるアルバム構成として、大概シングル曲は2、3曲目に来ますよね。
なので、そういった意味でこの位置です。
ある意味この曲がアルバム表題曲でもあるので。
アレンジに関しては、もう私のやりたいように、私の気持ち良い様になってます(ぉ
イントロのギターは歌がない状態で浮かんできてしまって、捨てるに捨てられなかったので歌が入る前にイントロ部分を挿入したのです。
さすがにあのリフは歌と被せると良くないので…。
また、原曲にもある間奏。
あすこにギタソロを入れないで何のバンドアレンジか!って感じなので感じるままに弾きました。
私にしては珍しくギタソロもイントロも哀愁漂うものが弾けたような気がします。
私の師匠が哀愁系が好きなので、気に入っていただければ幸いなのですが(笑
また、ソロではこれまた珍しくライトハンドをしてみたり。
私はあまり早弾きが得意じゃないので好んで弾かないのですが…ここはイメージを優先しました。
「ここには早弾きが来るべきだろう!」とイメージしてしまったからには曲げるのがイヤなのです。
なので、相当練習して何とか弾き倒しました(笑
打ち込み音源は基本的にN364ですが、ドラムの基本タムのみ愛用のドラムマシーンを使用。
個人的に、ドラムの打ち込み音色は愛用のドラムマシーンの方がそれっぽくて(?)良いと思います。
ただ、諸事情によりこの曲は基本タムだけになってしまいましたが(笑
03:空に光る / CLANNAD
この曲は元々収録予定に入っていませんでした。
しかし、ある日気付いたら口ずさんでて、ちょうど収録曲数を増やそうと考えていた時期だったので入れることと相成りました。
今ではかなりお気に入りの1曲です。
少し話はそれますが、今回のアルバムはある意味念願と言えば念願です。
前々からいわゆるギャ○ゲはプレイしていて、Key様のゲームはいずれも音楽がツボだったのでカバーアルバムを出したかったのです。
…まぁ、スクウェア系はもっと前からやりたかったので、結局そっちを優先したのですが。
今更KANONとかAirとか…とも思うし、それよりもCLANNADをプレイした感動の方が大きかったですしね。
また、前2作はもういろんな方がカバーアルバムを出していらっしゃるので、俺が口を挟む余地も…。
まぁ、自分が本当にやりたい、もっと私ならこうする!という気持ちが大きくなったらいずれ。
アレンジや展開に関しては、いわゆる王道的なポップスをイメージしました。
友人は「浜崎○ゆみとかが歌ってそう」と言っていましたが、そこまで具体的にはイメージしてません(笑
また、ポップスなら間奏(ギタソロ)も必要だな、ということで入れてみましたが…いかがでしょう。
バックはサビ(?)の進行で気の赴くままにプレイ。
私のギタソロはこのようにメロディアスなモノです。
最後はちょっと頑張りました(笑
打ち込み音源は基本がProteus X、ドラムはRM Vです。
この曲は後半に製作したこともあって、やっとVSTiを使い慣れてきた感じですね。
Proteus Xも本格的に使えるようになって、その素晴らしさ実用性を実感しました。
今後はメインになることでしょう。
…重いけど(笑
04:real -re/alter mix- / オリジナル
この曲はすでに様々なところで発表しています。
Blogや紹介ページでも少し触れましたが略歴を以下に記します。
Ver.1.0はデモとして個人HPに掲載。
Ver.1.1はWorksにもあるとおり、危険的生物様のボイスドラマのBGM兼イメージソングとして。
元々は、このボイスドラマの募集を見て製作したのです。
また、オムニバスCD「DACK」にも収録しております。
で、Ver.1.2とVer2.0はWorksにも掲載してある、The sense of sight様のゲーム「DAGGER」のBGMとして。
そして今回の曲はVer.3.0となります。
リミックスとも言うのか、新規に制作してる部分もかなりありますが…一度こういうアレンジの曲を作ってみたかったのですよ(笑
ただ、こういうダンス系の曲ってあまり聴かなくて、せいぜいI'veとか…。
なので、これといったモチーフや参考CDもなく、ただただ自分の中のイメージで作ってみました。
なので、本職さんからすると「何だコリャ」かもしれませんが、処女作(?)として暖かい目で見守っていただけると幸いです(笑
今後もまた懲りずにこういったダンス系の曲を作れればな、と思います。
アレンジに関して…友人曰く、「こういう曲はループで同じフレーズを繰り返して、時々変えれば良いのでは?」
しかし、私は曲に物語性を与えたいので、かなりの勢いで展開させました(笑
それでも平坦な感じは拭えませんが…その解消策としてハイハットにフェイザーをかけてみました。
この方法が正攻法なのか外道方なのかわかりませんが、少しは動きが出たのでは?と思っております。
また、ミキシング時になって「もっとブレイク的な物を入れれば良かった…」と思ったり。
それについては、今後他の曲でやってみたいと思います。
ちなみに、この曲はインストで当然歌詞はないのですが、曲中の物語というか、イメージはあります。
それは元々Ver.1.1で固めたイメージで、その時に「real」というタイトルが付いたのですが…。
簡単に書けば、「どんなに苦しくて、夢だと思いたいことでも、やはりこれは現実なんだ」という感じです。
そのイメージを覆さない範囲で、このような形でまとめてみました。
打ち込み音源は基本が某フリーVSTiです。
デフォをそのまま使用してるので、使ってる人ならイッパツでわかるでしょう(笑
ドラムは愛用のドラムマシーンです。
こういう音色でも、やはり愛用のドラムマシーンは頼りになります。
05:願いが叶う場所 / CLANNAD
この曲はヤヴァいですね〜(何
「空に光る」のように口ずさむことはありませんでしたが、作中では良いタイミングで流れてくるので「おぉぅっ ・゚・(ノД`)・゚・」って感じでした(笑
Bメロが泣かせます。アレンジではもっとBメロを使いたかった(笑
しかし、展開上…この方が良いかな、と。
何度も迷いましたが。
アレンジに関しては、導入部を素朴な感じにしたくて…イメージは「夕方のラヂオ」です。
縁側に佇みながら、赤くなる空を眺めている…そんな風景を、「今」ラヂオで聞いている感じ。
なので、イメージの優先は「夕方」です。
何故夕方なのかはよくわかりませんが(笑)、ちょうど発表が秋だったので、これはこれで(笑
後半はとにかく綺麗に。
「real」で使った某フリーVSTiがここでも大活躍です(笑
バックに聞こえるアルペジオは、オリジナル部分で、実は5色も使ってます(笑
音色を探してたら、「コレも良い、コレも良い」と迷ってしまったので、結局全部使ったのです(笑
良い感じに溶け込んでくれたと思っていますが、さていかがでしょう。
打ち込み音源は、3種くらいのVSTiです。
多分、この曲で初めてVSTiを使ってみたんじゃなかったかな…。
06:Wing my Way / ファーランドシンフォニー
I'veは前々からやってみたくて、実はこのアルバムに収録する曲は他にも候補がいくつか挙げられていました。
歌詞内容をコンセプトと照らし合わせて、結局この1曲になってしまったのですが…。
でも、この曲はそれはそれは深い思い入れがあるのです。
確かこの曲が発表されたのは私が浪人時代で、当時はPC使用禁止令が出てました(笑
なので、夜中に親の目を盗んで使用していたのですが…その間ずーっとこの曲を聴いていたのです。
某雑誌の付録のCDに収録されていたのですが、そりゃもう大ハマリで…(笑
KOTOKO嬢を知ったのも、声にハマったのもこの曲がきっかけですね。
その後Disintegrationや硝子の靡風でも発表されましたが、私がハマったのはやはり一番最初のバージョンです。
なので、基本原曲は一番最初のバージョンで製作しました。
アレンジに関しては…基本そのままで、バンドアレンジ…といういつもの私のスタイルです。
ソロというソロは必要そうになかったので入ってません(ぉ
ちなみに、2周目のAメロ…モチーフはSI○M SH○DEの「BL○CK」(○に入る文字は全て一緒です)という曲です。
ちょっと微妙かもしれませんが、アクセントとして…。
また、この曲は最後に収録したのですが、ベース録音の段階になってベースの音が出なくなりまして(苦笑
最寄りの楽器屋に修理を依頼したのですが、メーカー行きになってしまい…結局友人のベースを借りての収録に相成ったのです。
それがまた弾き辛いベース(サ○ダーバード)で…しかしラインは既に決めてあったので、頑張って練習して弾き倒しました(笑
ぶっちゃけるとこの曲のベースが一番私らしいラインで、収録曲中、一番動き回ってます(笑
頑張った、頑張ったよオレ…。
打ち込み音源は基本とドラムの金物がN364、それ以外のドラムは愛用のドラムマシーンです。
ドラム打ち込みでは、いろいろと考えなきゃいけないことが多いです…。
07:同じ高みへ / CLANNAD
この曲も、イントロは「願いが叶う場所」と同じように素朴さをイメージしました。
ただ、何かしらの差別化を図りたかったので、こちらではアナログ的な古臭いオルガンで雰囲気を作ってみましたが、いかがでしょう。
また、個人的な嗜好かもしれませんが、物足りなく感じたのでドラムを追加しました。
これで満足(*´Д`*)
後半がダンス系になるのは、…何となくです(笑
やはりこれも「願いが叶う場所」と同じく、後半を綺麗形にしたくて…。
また、展開を考える上でアウトロにどうつなげるか…と悩んだので間奏を挿入しました。
簡単なものですが、雰囲気を損なわないようにするにはあれが一番だったのではないかな、と思います。
また、間奏部分と最後のサビの後半は、実はツインドラムです(ぉ
マスキングでほとんど聞こえてませんが(苦笑)、よくよく聞けば、微妙に違ったリズムをバスドラが刻んでたり、タムが聞こえたり…するかもしれません。
アウトロは変拍子なのでドラムを考えるのも一苦労でしたが、自分のイメージどおりにそれなりにはまとまったんじゃないかな、と思います。
打ち込み音源はアナログオルガンにdaOrganを使用、ダンス系は「real」「願いが叶う場所」でも使ったアレ(笑)、ドラムはダンス系と普通のドラムで使うVSTiを分けました。
何を使ったかなぁ…一つはフリーのVSTiなんですが…もう一つは覚えてません(ぉ
08:D/D/D -Decisive, Destructive, Desecration- / FINAL FANTASY Y
この曲はサークル処女作「Battle Field」で発表しましたが、未練たらたらなので作り直しました。
…と言っても、原曲重視で同じものを作るのはつまらない、ということで今までいろいろためてたものをぶつけてみました。
原曲がカッコ良くて、弄り甲斐のある曲なのでいろんな方がいろんなアレンジ作品を発表していらっしゃいますが、今回は私もそれにあやかった感じです。
イントロは…とりあえずダークな感じで壊れた感じを出したかったのですが…まだまだイメージし足りなかったようにも感じます。
また、始まり方は昔からこういうイメージで入りたかったので、念願がやっと叶いました(笑
間奏に関しては、これも昔からのイメージです。
あの有名なフレーズをそのまま繰り返すのではなく、上がったり下がったりで…って、よくよく考えると…FF8の「The Extreme」(Battle
Field 2収録)にも似たようなフレーズがあったような…(汗
決して感化されたわけではありません…多分(笑
そして、ギタソロ…これはお気付きの方がいらっしゃれば私と趣味が似ています(笑
そう、NIC○TINEの某曲のコード進行を持ってきました。
うろ覚えのギタソロを付けてみましたが、後日確認したところ、似ても似通わない全然違うギタソロでした(笑
でも、そのほうがオリジナリティがあって良いかな、とも。
というか、このギタソロは弾いてて凄く楽しくて、前半はかなり頑張りました。
またライトハンドやってるし(笑
後半は私の得意とするメロディアスな感じですね。
この後のリフはハードコアちっくに、その上に乗っかってるソロはロックンロールな感じで攻めてみました。
1曲でいくつもおいしい、個人的にはやりたいことをやれた満足な1曲です。
また、ギター1本のBメロは一転してラヂオっぽく音質を下げたかったのですが、イマイチやりきれていなかったかもしれません。
兎にも角にも、1曲に様々なものを詰め込んだ、飽きない曲に仕上げられたと考えておりますが、いかがでしょう?
また、この曲のタイトル「D/D/D」は、地元で組んでいるバンド「通学路」のオリジナル曲「DDD」からいただきました。
そっちの「DDD」は、…実は「デデデ」というベースの擬音から命名されたのですが(ぉ)、こっちの「D/D/D」はしっかり頭文字を取る形です。
決定的で、破壊的で、邪道なモノ。
「邪道」というのはここでは方法論とか倫理観での悪い意味ではなく、「神聖なものを汚す」…つまり、ゲームのプレイヤー(正義)を汚すというイメージです。
要は、敵側の視点といった意味合いで、それをイメージしました。
終わり方があんななのも、こういう考えからですね。
破壊的、というのは曲の構成とかそういう意味合いよりも、音的な意味の方が大きいです。
ドラムやギター、ベースのアレンジとか奏法で表現しました。
決定的、というのは、私の中で「この曲はこれ以上にやることがないくらいにやり尽くす!」的な意味合いです(笑
本来は決戦(決定的な戦い)という意味からDecisiveが使われているんでしょうけどね。
実際、そのように私の中で決定的になったので満足です。
09:illusion / オリジナル
個人的なクセ…というか嗜好で、私は1曲作るとその相方的な曲を作る傾向があります。
このillusionはrealの相方で、real製作時にすでに基本形は出来ていました。
ただ、展開がイマイチで完成には至っていなかったのですが…今回も、これで本当に良かったのかと自問自答を常に続けております。
realが様々なバージョンを出しているように、どれがその曲の完成なのかはわからないのです。
で、この曲は新規書き下ろしになるわけで、Ver1.0になるわけですが、すでにリミックスの構想や予定を考えております(笑
また、このバージョンはrealのVer.1.1と対です。
アレンジに関しては…なんともはや、まとまりのない上によくわからない展開をする曲です(汗
この1曲だけで、数曲分のリフが詰め込まれてるのではないかと思うくらいに。
illusionというタイトルは、realと逆で「苦しい現実だと思っていたら、実は夢オチでした」という意味合いかというと、少しズレていて、「自分の目標は現実味がない、夢幻のものなのだと悟ってしまう」という感じです。
実際に現実から逃げるわけではなく、現実で戦った一つの結末。
要は、realではプラス思考に未来へ歩もうとするTRUE ENDなのに対し、こちらでは絶望して終わるBAD ENDみたいな感じでしょうか。
…そういう意味でも、アレンジし切れてないところが…。
それにしても、この曲はホントによく展開するので、何か物語が書けそうな勢いです(笑
誰か書いてくれると嬉しいです(笑
(後日足し)
知人の揚羽に文章を添えてもらいました。
ブックレットに掲載してありますので、文章と共に楽しんでいただければ幸いです。
使用音源は、ドラムがRM Vでそれ以外はProteus Xです。
今後はこの形が基本になるかもしれません。
10:Forever, Regend of Rising Sun / 聖剣伝説
ある日気付いた何気ない発見…それは、OPとEDで使っているフレーズがよく似ているということでした。
高校時代に組んでいたバンドのギター君が、ある日GL○YのBE L○VEDのイントロとアウトロ自然に繋げて、「始まったと思ったら終わった!?」というのをギターで弾いてくれたのを思い出し、今回こうやってつなげてみました(笑
多分、注意してないで聞いてれば、後半になって「あれ?OPの曲じゃなかったか?」と思っていただけると思います(笑
アレンジに関して…イントロは「願いが叶う場所」と同じように「夕方」をイメージしました。
素朴さというか、カラスの鳴き声とか夕方のチャイム(田舎だけ?)でも聞こえてきそうな、そんなイメージです。
また、イントロの終わりのノイズですが、あれは偶然の産物です。
たまたまVSTのエフェクトを弄ってたら発見して、面白そうなので使ってみました。
この曲で使うのが正しいかどうかはわかりませんが…。
打ち込み音源は、イントロのみProteus X、後半は全てN364です。
こうやって聞くと、やはり両者のキャラの違いがよくわかります。
11:渚〜坂の上の渚へ / CLANNAD
この曲は次曲「渚〜渚の発表会」とセットで、渚以外のキャラがバンドを組んで演奏するという妄想で生まれました(笑
メグメルがこのアルバム製作のきっかけなのですが、当初はその1曲だけで、アルバムは作れないなぁ…と悩んでいたのです。
しかし、この妄想によって実際の製作に踏み切ったのでした。
この妄想の様子(?)はジャケット(CLANNAD仕様)に現れているので、それを見ながら聞いていただければ幸いです(笑
…智代はVo.なのでこの曲にはいませんが(笑
もっと言うと、他キャラの持っている楽器が曲中に使われているかと言えば…ノーコメントですが(ぉ
曲は曲、絵は絵(作中のイメージ)、ということでオヒトツ…(汗
兎にも角にも私の妄想と我侭に付き合ってくれた絵師さんには本当に感謝しております。
アレンジに関しては、Aメロ、Bメロ、サビを基本的に流用し、間奏を3パターン加えた形になります。
これも「空に光る」のようにポップス的な感じで製作しました。
間奏は、自然と浮かんできたので特に原曲に感化された点はありません。
それに見合うように、ポップス的なギタソロを加えて…2パターンあるのは片方が芳野祐介、片方が春原陽平と考えたからです(笑
一応私の中ではどちらがどちらと決めているのですが、聞いた方が考えてくれても嬉しいです。
芳野は良いとして、春原がここまで…と思っていただければなお良し(何
この辺はホントに妄想の域ですね…。
もっと言えば(ぉ)、個人的には古河秋夫のドラムが大好きです。
作中でそれをほのめかすシーンがあったので、叩かせてみました(笑
娘のために頑張る父親。
素晴らしい(何
…と、妄想はさて置き。
タイトル「渚〜坂の上の渚へ」は「渚〜坂の下の別れ」をアレンジしたものです。
頑張った渚へ、皆からの激励的な妄想だったので(ぉ
使用音源は基本がHyper Canvasです。
間奏のアルペジオは別のVSTiです。
12:渚〜渚の発表会 / CLANNAD
前曲「渚〜坂の上の渚」でも書きましたが、この曲も妄想から生まれました(ぉ
ジャケット(CLANNAD仕様)の裏ジャケをm(ry
裏ジャケはかなり落ち着いた表情をしておりますが、ステージに上がるまで「あんぱんっ…!」と気合を入れていた(妄想)渚萌え(ぉ
さて、アブない話はさておき。
この曲、アルバム製作当初は普通に入れるつもりだったのですが、製作途中で一回収録を取りやめようと考えました。
作っても作っても、どこか不自然さがあって納得いかなかったからです。
小中学生とピアノを習っていた分、コンサートで聞くピアノのイメージが出来てしまっているのです。
打ち込みは諦めて、自分で弾こうかとも考えましたが、正直、人様に聞かせられるほどの腕前はありません。
ブランクがありすぎて…。
というか、そもそも自分で弾こうにも、生ピアノを収録するのか、自分で弾いて打ち込むのか。
生ピアノの収録は素人の私がやったら本当にロクなことにならない。
環境や機材や資金の面で廃案となり、どちらにせよ下手なものは作りたくないので、自分で弾く案はなくなりました。
しかし、普通に打ち込んだのではどうにも不自然に感じる。
このようなことから、収録自体を取りやめることを考えたのです。
しかし、ちょうどその日の夜に絵師さんから裏ジャケ(CLANNAD仕様/渚のピアノ姿)のラフが送られてきたのです。
正直驚くと共に、自分情けないなと思いました。
アルバム製作決定当初の妄想(「渚」の2曲)を元にジャケを作ってもらおうとして、絵師さんはそれに応えてくれたのに。
「収録をやめるので、?他の絵に」…なんて、言えません。
というか、言いたくありませんでした。
そして、頑張って製作し、何とか自分が納得できる形にまでこぎつけられたのでした。
…製作途中って、こういうエピソードもあったりするのです。
さて、アレンジに関して。
基本的に渚が弾くという妄想があるので(ぉ)、変に難しいものは入れないで、原曲のままで最後にオリジナルを加えました。
2周目は一応左手を少し変えましたが…言うほど雰囲気に変化はありません。
また、「ちゃんと両手で弾けるアレンジ」を意識し、自分の記憶の中のピアノの音色にこだわったので、不自然さはあまりないはずです。
ただ、結局終始ペダルのON/OFFがこちらの思い通りにいかず、悩まされました。
音色によってその辺の設定が大きく変わるようなので、音色決めを後に回したのは失敗でした。
これはこれで勉強になったので、今後に活かします。
また、最後のオリジナル部分に関しては、結構良い感じに出来たのではないかなと思っていますが、いかがでしょうか。
特に、ラストのポロロロロロロ〜ン(何)とか…頑張りました(笑
- 総評 -
[promiscuous]は「乱雑・偶然」等の意味合いがあり、これをコンセプトとしております。
コンセプトがコンセプトなだけにまとまりがないかもしれませんが、結構自分ではコンセプト通りにまとめられたと考えております。
新機材導入、新環境の下でいろいろと実験的なことを多くやったので、ホント出来上がるまで常に新しいことを試していましたが(笑
本当に、「そもそも未来はわからないもの」、「何が出来上がるか製作者自身もわからない」、「出典も曲調も乱雑に」等々、偶然から取って付けたような必然までが一枚になっています。
乱雑で不統一な中にも筋の通った統一を求め、そして先の見えない未来は、きっと明るいはずだという考えを込めて作りました。
今回は原曲を重視しながらも結構オリジナル的な要素を入れてみたので、個人的にはとても楽しかったです。
そして、それが皆様のお気に召すようでしたら、なお幸いです。
この辺は、今までのスクウェア系カバーアルバムの反省的な面もありますので…。
前作までのように、出展元を重視してアルバムを製作するのは難しいのでこういう形になりましたが、今後もしまたカバーアルバムを作るとしたら、同じことが言えるかもしれません。
なので、出展元より「そのアルバム製作のコンセプト」が重要になりますね…。
兎にも角にも、前述の通り手探りで実験的で、いろんなことをやりました。
全てを語るのは難しいですが、この1枚を通して得たものは多く、今後の役に立つと思います。
これからも、自分が楽しく製作でき、また新しいものに挑戦して音楽をしていきたいです。
また、このCDを手に取ってくださった皆様が面白いと感じていただければ幸いです。
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