- ライナーノーツ -

ども、ライナーノーツ第2段です。
本来ならば、本当にブックレットに記載したいところなのですけどねぇ…(苦笑

…まぁ、そんな戯言はさて置き、とりあえず1曲目からいろいろ語りたいと思います。

 01:プレリュード -The Prelude- / FINAL FANTASY

やはりスクウェアメインのソフトな音楽を集めるなら、のっけはこの曲で決まりでしょう。
…と思ったのが、実はアルバム制作中盤(笑
実はこのアルバム、「Wind -a breath of heart-」の曲がもう2曲あったんです。
…更に言えば、もう一曲知人のオリジナルが入る予定だったのですが…(汗
それで、元々この曲は入る予定じゃなかったんです。
ですが、個人的な理由と諸々の事情のため、「Wind -a breath of heart-」の2曲がカットされたので、その穴を埋めるため…ということで収録が決定されたのです。
でも、その選択は正しかったんじゃないかな、と思います。
やはりアルバムの導入部分はこの曲で決まりでしょう。

…で、このプレリュード。
モチーフは曲解説のところにもあるように、FF6がモチーフです。
個人的に、プレリュードシリーズの中であれが一番スタンダードな感じがするんですよね。

で、2クール目で全楽器を投入。
ガーン(?)といきましょう、と思ったので。
で、3クール目でバンド楽器が消えるのは、目立たなかった「原曲の音源」を出すためです。
蛇足かなぁとも思ったけど…一応こういう形に仕上げてみました。
いかがでしょう?

 02:魔導船 -The Big Whale- / FINAL FANTASY W

これも、前曲プレリュードと同じく、制作中盤で収録が決定した曲です。
プレリュードは導入としてすぐに決まったものの、もう1曲…と探していたところ、あぁ、こいつがあったじゃないかと。
この曲、小学生の時にゲームを(友達が)プレイして(いるのを見て)、マジで感動した曲です。
何かツボだったんですよね〜。
FF4でスーファミになって、グラフィックが綺麗になったことにも感動しましたが、この曲が流れた時の感動はそれ以上です。

そんなこんななこの曲、ドラムが曲を通してロールなんですよね(汗
ドラムの打ち込みは、パソコン上でやってないんですよ、俺。
ドラムマシーンというのがあって、パッドを叩いて打ち込むわけですね。
その際に強弱も自分で叩く力を変えて…という感じで。
そういうわけで、、この打ち込みはマジ難しかったです。
だからこそというか…ドラムがロールな曲はやりたくなかったのですが(笑)、これで良い経験が出来ました。

 03:ビッグブリッヂの死闘 / FINAL FANTASY X

曲解説のところにも書きましたが、個人的にこの曲は戦闘曲の部類に入っていません。
確かに、タイトルとか、実際使われているところを考えれば、戦闘曲としてもありなのかもしれませんが…(汗
どちらかといえばFF5「急げ!急げ!!」とか、極端な話、「フィールド」のイメージがあるんですよね。
まぁ、そういうわけで前作には収録されず、こちらに収録されることになったわけですね。

…で、この曲は(FF6「決戦」もそうですが)どうにもFFアレンジの登竜門的な扱いがされてる気がするんですよね(笑
この曲をどうアレンジするか、それによってリスナーが判断する…まぁ、実際はそうでもないのかもしれませんが。
そういうわけで、とりあえず「俺ならこうするぜ」というのをぶちかましてみました。
ただ、原曲重視の下に作られているCDですから、それを逸脱しない範囲で、ですが。
もし機会があれば、原曲を重視しない形でアレンジもしてみたい曲ですね。

で、アレンジとしては、サイドのギターがサブ的扱いながらも曲を物語るように作りました。
時には同じラインを弾き、時には違うラインを弾くという形で。
同じラインをサイドでハッキリ聞こえさせるための技術を、今年夏に確実に習得したので、それを利用してます。
同じ音程・音色・ラインだと、サイドに引っ張ってきてもセンターでしか聞こえなくなっちゃうんですよね。
それの解消法。
まぁ、知ってる人は知ってるのでしょうが、新しい技術を導入したり実験してみたりするのは楽しいものです。

問題点は、全体的に平坦というか、グチャグチャになってしまったことですね…(汗
もうちょっと何かしら弄って、キレイにメリハリを付けたかったです。

 04:新しき世界 / FINAL FANTASY X

これは、「小学生の時にピアノで弾いた」シリーズの一つです(笑
昔からこういった悲壮感漂う曲は好きだったんでしょうね。

この曲に関しては…まぁ、ほぼ原曲のままで、メインメロディーをギターで弾いただけですね(汗
でも、ゲーム曲のカバーをやりたい、と思ったきっかけは「バックにキーボード(原曲)、メインメロディーをギターで弾く!」というのなんですよ。
一番最初にやったのは…このアルバムに収録されているFF9「飛空挺 ヒルダガルデ」ですね。
バックをアレンジするのも楽しいですが、ソフトな曲に関しては、バックを特に変えずにやりたかった、というのがあります。
特にこういった悲壮感漂う曲に関しては、キーボードをバックに「鳴き(泣き)」のギターを弾きたかったのですが…そこまでは至りませんでしたね(汗
まだまだ精進が必要です。

あと、個人的聴き所は2クール目のサビのベースラインです。
同じのを繰り返したんじゃつまらない…というのもありますが、ここでベースが動くことによって、また一味違った雰囲気を出せたんじゃないかな、と思っています。

 05:仲間を求めて -Searching Friends- / FINAL FANTASY Y

これはもう、FFシリーズ通してかなり好きな部類に入る曲ですね。
FF6「決戦」とタメはるくらいです(何
前曲「新しき世界」と同じように、悲壮感漂うところが好きなのかな…。
それに加え、空虚な感じがある…といったところでしょうか。

アレンジ的には、やはり前曲「新しき世界」とコンセプトは同じですね。
ただ、原曲のベースが「生で演奏してくれ」といわんばかりのラインなので(笑)、実演で再現してやりました。
元々が生のラインに近いため、自分でアレンジをするような点はありませんでした。
また、この曲はリズム隊の一員というより、メロディーの一つとしての要素が大きいため、あまり重い感じではなく、軽くてハッキリしたラインに仕上げました。
あと、ドラムも良かれと思うように入れてみましたが、いかがでしょう?
そもそも原曲にはハイハットしかないので、それに合わせてフィルを入れたりもしました。
ドラムが途中から入るのは、少しくらいは原曲のままの部分が欲しいというのと、入るところのフィルが入れたかったからです(笑
サビなんかはベースに合わせやすいから、バスドラが入れやすかったですね。
全体的に見て、無難といえば無難ですが、それなりにまとまっているのではないかな、と思います。

 06:Ride On / FINAL FANTASY [

この曲はアルバム製作決定時、「ドラムがビート刻みで爽やかな曲」の代表として収録が決定したものですね。
次曲FF9「飛空挺 ヒルダガルデ」に似た立場でもあります。
前曲の「新しき世界」や「仲間を求めて」のような、悲壮感漂う曲も好きなのですが、やはり一番は爽やか系ですね。

それにしても、この曲は音数が多くて処理に困りました(汗
シーンごとに使われる音は違うのですが、どれがどのくらいの役割なのか…と(苦笑
あと、本当はもうちょっとギターの本数が増える予定だったんです。
サブとしてメインを際立てる役…という感じで。
でも、イザ録ってみたら蛇足でした(涙
難しいですねぇ…。

あと、あまり目立ちませんが、ドラムにほんのちょっとだけ手を加えています。
原曲のままだとさすがに曲としてつまらないので…。
やはり、ところどころにフィルを入れるのは重要です。
実際この曲をアレンジなされた方、原曲を舐め回すように聴かれた方(笑)は気付かれたでしょうか?

 07:飛空挺 ヒルダガルデ / FINAL FANTASY \

この曲なんですよ、カバー集製作の第一人者(?)は!
もちろん他の曲によってやりたくなったというのはありますが(FF6「決戦」等)。
この曲をゲームで聴いて、速攻でギターを抱えたのを覚えています。
それで、サントラを聴きつつメロディーラインを耳コピし、更に(ほんの)ちょっと手を加えたりもしてましたね。
前曲のFF8「Ride On」のような「ドラムがビート刻みで爽やかな曲」ということでは、個人的にまず間違いなくこっちの方が重役です。

その気持ちが冷める前に収録してしまおう…ということで、MTRを変えて速攻で収録した曲の一つなのです。
今作を作るに当たって、録り直したパートはありません。
音量調整(ピークカット)をしただけです。
…だからでしょうね、他の曲に比べて、格段に音圧を稼げていません(涙
録る段階での技術/ミックスの技術不足がよく見られます…。
それが一番悔やまれる点ですね。

ただ、収録自体は演奏技術不足ながらも、楽しくやれたので、その点は良かったなと思います。
録り直さなかったのはこれが要因です。
楽しく収録して、無学ながらも完成させた曲をどうして削除できようか。イヤ、できない(反語)。
アレンジや技術的にどうこうというよりも、思い出として残した…という感じですね。
我侭ながら、好き勝手やらせていただきました(汗
リスナーの方、申し訳ございません(汗

 08:バイクチェイス / CHRONO TRIGGER

これも、ある意味思い出の一曲ですね(笑
小6の時、北海道に旅行に行ってきたんですけど、その行きの飛行機の離陸時にこの曲をウォークマンで聴いていたんですよ。
その緊張感・臨場感といったらもう、架空の世界に突入した感じですよ。
ぶっちゃけ、ゲームやってる時はそれほどの緊張感は得られませんでした(ぉ
まぁ、ジョニーとは何度も闘って、かなりのタイムを記録しましたが(笑
あ、タイムは秘密です(何

で、アレンジ面ですが、この曲は一切キーボードを使用してません。
無添k(略
ですから、クリーントーンのギターがちょっと無理してる感があります(笑
また、これもMTRを変えて速攻で収録した曲の一つなので、やはり音圧が…。
録り直しはせず(理由は前曲FF9「飛空挺 ヒルダガルデ」と同じです)、ミックスを直した(これはさすがに直すべきだと思ったので(苦笑)だけですが、そういった技術不足の点は隠し切れません。
あと、ドラムのフィルが聴こえない…というのが一番悔やまれるところです。
ドラムを打ち込むところまでは頑張っているのに、それが曲に反映されてないわけですから(汗

このアルバムではいろんな曲に現れているのですが、曲中で空間系エフェクター(リバーブ等)を弄ってるんですよ。
この曲でいえば、最後に現れるギターのパートがセンターから段々広がる…という感じで。
そういったエフェクターを使った一工夫も、これから勉強したいなぁと思う次第であります。

 09:時の回廊 / CHRONO TRIGGER

この曲はクロノトリガー中、唯一ツボにハマった曲ですね。
光田氏の曲は、どうにも悪くないけどあまり個人的に刺さらないのです(ぉ
が、その中での唯一です。

この曲は結構気合入れて作ったつもりです。
FF6「仲間を求めて」同様、途中までは原曲のままで、2クール目からバンドアレンジ、といった具合で。
原曲のパーカッションを聴いた時、これはそのまま普通のドラムに変えられるじゃないかと思い、速攻打ち込んだのですが、これがまたカッコ良くて。
バンドらしいドラムだからこそ、原曲にないオカズを入れられて、それが上手い具合に曲にハマるんですよね。

ベースも音色には特に注意して音作りをしました。
俺が使ってるベースの特性がモロに現れている音ですが(汗
アタックに特徴があるというか…強いんですよね(汗
で、久し振りにベースを弾いたため、指にマメができてたんです。
その痛みを乗り越えての収録でした。
ところどころビビってるように聴こえるのがちょっと残念ですね…。
また、1クール目のパーカッションに合わせた演奏というのはどうにも難しくて、何テイクも録ることになってしまいました(汗
自分リズム感無いなぁと嘆いたものです(苦笑
このベースラインは正にリズム隊の一員としてですから、ちょっとズレるだけで曲が大きく左右されちゃうんですよね。
でも、(バンド)ドラムに合わせたオカズのベースラインは、自分でも納得いく形に仕上げられたので良かったです。
全体的に見ても、個人的には大分納得の行く形に仕上げられた曲だと思います。

 10:マナの使命 / 聖剣伝説

聖剣伝説からはイトケン特有の哀愁感漂う曲をセレクトしてみました。
そのうちの1曲なのですが…この曲に限ったことではなく、他の「聖剣伝説 哀愁曲シリーズ」はどれも、どうアレンジするか迷ったものです(笑

個人的に、最近はよくメロコアなんぞを聴くのですが、特に洋楽で最近流行の「テンポ遅めの重い曲」というのが良いのです。
…で、この曲のアレンジを考えているうちに、何故かその傾向が現れてしまい(汗)、「こんなアレンジして良いのか!?」と本気で悩みました(笑
そのアレンジとは、2クールで終わって、そこから洋楽メロコアに突入…という、ワケのわからないものです。
ただ、コンセプトと大きく差が出てしまうということと、どうやって終わらせれば良いのかわからなくなってしまう、という二つの理由から却下したんですね。
でも、いざアレンジしてみると、これじゃあオリジナリティの欠片も無い、つまらないアレンジになってしまう…ということで、却下した案をちょっとだけ採用することにしたんです。
…まぁ、その結果なわけですが…こうやって聴くと、友人にも指摘されましたが、中途半端ですね(汗
せめてドラムくらいは入れるべきだったか…。

下手に長くするわけにもいかないので、あぁいった終わり方になったわけですが、実はあのノイズ、意図的なものではなく偶然的なものです(笑
ギターのジャックがどうも調子悪くて、時々あぁいうふうになってしまってたんですよ。
だから、それを利用するという形にしてみました。
ミスではないし、悪いところを仕様の一つとして仕立て上げるのも、一つの試みとして面白いかもなぁということで。
あと、終り直前の切り方も、偶発的なものです(笑
パンチイン/アウトで領域設定したのですが、たまたまグリスを入れた瞬間に録音終了になって、聴いてみたらカッコ良かったので採用、と。
いやはや、偶然の産物は意外性があって面白いものです(笑

あと、ギターに関してですが、これはFF5「新しき世界」同様、鳴き(泣き)ギターを目指したのですが…やはり上手くはいきません…。
あと、「ついで」的な要素が大きいですが、ギターにハモリを入れていました。
これはこれで哀愁感をさらに匂わせる結果となって良いと思ったのですが…いかがでしょう?

 11:ジェマの自覚 / 聖剣伝説

上に書いたように、この曲に関してもアレンジをどうしようか迷ったわけですが(苦笑
まぁ、やっぱ同じようになったわけですね(汗
でも、この曲は2シーンで1クールを成しているため、「段々重ねる」という形を取るにはある意味都合が良かったです。

それにしても、ハモリや2クール目からのベースラインを聴いていると、混乱してる様が浮かんでくるようで怖いです(笑
クールの終りの追加メロディー(?)に関しては、まぁまぁ面白いことが出来たんじゃないかなぁとは思うんですけどね。
あとは、2クール目のシーン1の終りのベースのグリス+ハイハットでオカズを作ってみたわけですが、…これはあまり効果的ではありませんでしたね(汗

この曲は前曲「マナの使命」と対を成すような立場にあるため、差別化を図ろうとしたのですが…どうなんでしょう。
「マナの使命」がヒロインの「女」的イメージなら、こっちはヒーローの「男」的イメージを出すため、ドラムを入れてみたんですけど…。
ぶっちゃけ、あってもなくてもって感じがしないでもないような(汗
…あと、原曲に比べ、イマイチ悲壮感が伝わってこないのは、行きあったりばったりなアレンジのせいでしょうね(汗
なんていうか…困った曲です、ホント。

 12:聖剣を求めて / 聖剣伝説

この曲の収録が決定したきっかけは、前作の聖剣伝説「最後の決戦」よろしく、サークルEtlanZ様のCDです。
やはり、あの曲を聴いて、「カッコ良い!」と思うと同時に「自分もやってみたい!」と思い、「自分ならこうする!」という流れです(笑
「最後の決戦」もそうだったのですが、EtlanZ様のCDを聴いて、一番自分がアレンジをこうしたいと思ったのは、ドラムのラインなのです。
こういったテンポの速い曲は、ドラム一つで曲が大きく左右されてしまうので、その辺がイメージの違い…ということですね。
聖剣伝説は、原曲自体3音しかないため、全てのパートがメロディアス且つリズミカルなんですね。
だからこそ曲に合うドラムが浮かびやすい(バラード以外(笑))のですが、自分がイメージするこの曲のドラムのラインはこういうものだ!というのをぶちまけた感じです。

…それにしても、何でイトケンの曲をアレンジすると、こんな気合の入ったドラムのラインが出来るんだろう(笑
友人にも「叩きすぎ」とツッコまれました(笑
自分でも不思議です。
まぁ、イトケンの曲にはこういったイメージを喚起させるものがあるんでしょうね。

あと、ベースラインは原曲のままではなく、ベースの音域を考慮しつつ全体的に変えてしまいました。
メロディー部はギターとキーボードに任せて、ベースはリズム隊の方に重点を置く、という感じですね。
その方が、生のノリをうまく出せるような感じがしたからです。

 13:哀しみの中で / 聖剣伝説

まぁ、これも「マナの使命」「ジェマの自覚」同様、アレンジにこまった曲なワケですが(苦笑
それでも、「ジェマの自覚」よりは面白い具合にアレンジできたのではないかな、と思います。

サブメロディーにディレイとリバーブをちょっと深めにかけて、存在感を大きく出したことにより、一味違った雰囲気を醸し出したり。
あと、サブのギターは曲を聴いた時に「この音が足りない!」と思ったものを実際に弾いてみたわけですね。
これによってかなじ自分のイメージに近づきました。
…というか、自分の中で補完されました(笑
あと、ギターの入りのスクラッチとドラムの入りはちょっと良い具合に絡まったんじゃないかな、とか。

ただ、完成された作品を聴いてみると、ドラムが軽くブレイクする意味なかったなぁ…と思いました(汗
本来ならドラムのブレイクでメインメロディーのみ残す、という形でメリハリをつけるつもりだったのですが…。
実際やってみたら、物足りなく感じるし、それに、ブレイク部分が多すぎ(笑
メリハリとは全然違う、変な感じになってしまうため、却下しました。
どうせブレイクするなら、もっとカッコ良くブレイクしろよ!と自分にツッコむ始末ですから…(汗
ある意味面白く、ある意味微妙な(汗)、そんな感じです。

 14:Chear up! / Wind -a breath of heart-

このアルバム唯一のスクウェアでない曲。
…こうやって、1曲だけ他のものが混ざるというのは、賛否両論あるかもしれませんが(汗
ソフト系のカバー集ということで、そこまでこだわることもないかと、気楽な気持ちで入れてみました。

最近(結構前からだけど)はエロゲの音楽がかなり評価されるようになってきて、主題歌を歌う歌手やアーティストの名前が一つのブランド化してる傾向もあるようですね。
もちろん原画家も大きいですけど、それはさて置き。

で、このゲーム関しては、俺が知る限り音楽面ではあまり有名でも、人気があるわけでもないのですが、プレイしててかなりツボにハマったんですよ。
爽やかで、ノリが良くて。
ゲーム中では、とあるキャラ(活発な女の子)が登場する時によく流れていましたね。
そのイメージソング的な役割だと思います。

で、この曲もMTRを変えて速攻で録った曲の一つでして、全体的にちゃちぃ感じが抜け切れません(苦笑
直した点は、レフトサイドのバッキングギターとミックスです。
原曲にはメインメロディーとライトサイドのバッキングギターがなく、ベースも微妙にアレンジされているのです。
だから、当時のアレンジ案をそのまま採用したかった…ということです。
レフトサイドのギターは原曲のままなんですね。
それがどうにも低音域が激しすぎるのと、全体で見てもクリップしてるのがわかっていたので(笑

で、アレンジ面としては先に述べたように、ベースをところどころ微妙に自分好みに変えて、ライトサイドのバッキングギターとメインメロディーを追加した…という感じです。
一応キーボードで原曲のメロディーとバッキングは入っているのですが、どちらかといえばバンドの音を重視したかったので、あまり目立たせませんでした。
自分で作ったパートに関しては中々曲にマッチしたと自負しているのですが、いかがでしょう?
まぁ、演奏技術が大したことないので、もっとカッコ良く弾ければなぁとは思うんですけど(笑
あと、この曲も曲中で空間系エフェクターを大きく弄っています。
それによって臨場感を表したつもりですが…まぁ、個人的には大分良かったんじゃないかなと思っています。

あと、今までの曲を聴いて、最後にこの曲を聴くと、どうも「スタッフロール」みたいなものが流れるイメージが脳内を駆け巡るんですよね(笑
アルバム内で唯一スクウェアでないから、という理由で最後に持ってきたのですが、これが意外にも見事にアルバムを締めくくる役割を果たしてくれたので、自分でも驚きです。

 - 総評 -

前作が「ハード」なら今作は「ソフト」だな、というコンセプトで作ったので、まぁ間違ってない方向には進んだんじゃないかなぁと思います。
ただ、ソフトとはいっても、バラードばかりではつまらないので、ポップスみたいな曲、ちょっとテンポの速めなロックっぽい曲も含めたり、1曲だけ違うものを含めたり(笑)して全体のマンネリ化(?)を防いだつもりです。
また、1曲目のところにも書きましたが、本来ならもう1曲友人のオリジナルが入る予定だったのですが、このアルバムはこの内容でこそ良いのではないかなぁとも思いました。
最後に「Chear Up!」を持ってきて正解だと思いましたし、これ以上後につなげるのは蛇足っぽく感じたので。
でも、「入れる」と宣言して入れなかったことに関しては、本当に申し訳なく思っております。

また、今作はカバー集2作目ということで、以前と比べて作業に慣れてきたこと、だからこそできる新しい試みもそれなりに出来て、いろいろと勉強になりました。
ただ、いかんせん時間が少なかったため、全てを満足いく形に仕上げることは出来ませんでしたけど…。
っていうか、3ヶ月で14曲って、自分の中ではマジ有得ません(笑
えぇ、10月〜11月は苦悩の日々でしたよ(笑
でもまぁ、こうして無事CDを出せたから良かったですけど。
スケジュールを組んで作ったは良いけど、何だかんだと突っ走った感がある今作(汗)、楽しんでいただければ幸いであります(笑