★ インタビュー ★ |
(大野氏)
新メンバーの笹井君と西田君は、どうやって選んだの? |
(TERU)
まぁ、オーディションをやって、それで気に入ったし・・・。 |
(大野氏)
ずっと公表しなかったのは? |
(TERU)
レコーディングの直前まで、完全に決まったわけじゃなくて、とにかくリハを繰り返していたから・・・。 |
(大野氏)
ところで今回の東京でのライヴがこのメンバーになってから初めてのライヴでしょ? |
(TERU)
大阪でファン・クラブの人だけ50人くらい集めて、新曲発表みたいな形はやったんですけれどね。 |
(アンジー)
小さいホールで、ファンの集いみたいな感じでね。 |
(大野氏)
ふたりは、初めて東京でやってみてどうだった? |
(竜)
大阪よりラクでしたけど・・・・。 |
(大野氏)
それじゃ、今度のアルバムについて軽く説明でも・・・。 |
(TERU)
「ディバイン・コメディ」っていうのは、ほんとうはダンテの神曲のタイトルなんですが、それとは関係なく、“神の喜劇”というイメージなんです。かなり今までのノヴェラとは違ったイメージの曲です。2曲目の「ルナティック」は、狂気と現実を持った男の幻想的な曲です。「夢の絵の具」も今までのノヴェラにはない、しっとりとした曲です。いらだちを歌っています。で、「調べの森」は、森の妖精と旅人の物語で、かなりハードなアレンジになりました。「翼に・・・」はトシが作った曲だから・・・ |
(トシ)
まぁ誰もが一度は思う“もし翼が生えたら・・・。でもコワイだろうな”っていう(笑) |
(TERU)
「過ぎ去りし我らの日」は、少しSF調で、地球が滅び去った後、他の星に移り住んだときに、過去の人々を想って歌った曲です。「ローズ・セラヴィ」は夜な夜な鏡に向かって化粧をしては、自分に恋してしまうという曲で、最後の「黎明(れいめい)」は、今までにやったことのないシンセサイザーやオーケストレーションなど、マーラーを意識してやってみました。久しぶりの大曲ですね。 |
(大野氏)
今回のアルバムは少しコーラスが控え目に録音されているみたいだけど? |
(アンジー)
結局、メロディーを生かすことを考えたら、あまりコーラスは必要じゃなかったんですね。 |
(大野氏)
なるほど。ところで、アルバム・ジャケットは、いつもどうして、あんなにきれいなのかな? |
(TERU)
聖域というか、ふつうの人が入れない感じの写真ですよね。 |
(大野氏)
えっ?今度のアルバム絵じゃなかったの? |
(TETU)
たまたま見つけた写真集で気に入ったのがあったんで使ったんです。 |
(大野氏)
日本人のカメラマンじゃないんでしょ? |
(TERU)
ええ、フランスのフランソワ・ジレっていうカメラマンで、日本でも『贈りもの』という写真集が出ています。
|
(大野氏)
ジャケットも含めて、ノヴェラはトータル・アートを常に考えてるけれど、それは今後も変わらない課題でしょ? |
(TERU)
ええ、変わりません。絶対に・・・。 |