LIVE REPO PARTT
1994年4月25日:渋谷 ON−AIR WEST
●メンバー● 大久保寿太郎(Ba)、五十嵐久勝(Vo)、平山照継(Gu)、永川敏郎(Key)、堀江睦男(Dr) |
ドラムスに元スターレス、ウルフの堀江睦男を迎えた第4期シェラザードが始動、今や常小屋となったON−AIR WESTに登場した。聴き覚えのあるSEが流れているな、と思うや平山照継が“Don’t Stop”のイントロを弾き始める。From The Mistic World〜〜〜五十嵐久勝がゆっくりと登場してきたその時〜〜〜 私はNOVELAの幻影を見た。 シェラザードとしてのデビュー作の曲は、ほぼ全曲(組曲“燃ゆる灰”は抜粋)演奏されたのだが、その間に散りばめられたノヴェラ・ナンバーの印象が強烈的で、尚更その感が強まっていく。“奇跡”“怒りの矢を放て”“ロマンス・プロムナード”…イス席の前半分を埋めつくした少女達は、うっとりとした表情でステージを見つめ、歌詞をずっと口ずさんでいる。この異様かつ微笑ましい光景こそ、シェラザードにふさわしい。 動き、演奏とも曲を追うごとにカタさがとれていき、五十嵐氏の両側をガッチリ固める大久保寿太郎と平山両氏、特にリーダーのクールな目線と極太ベースの存在感はニヒル(死後)な魅力。対する平山氏は爆笑MCでつかみはO.K、フェルナンデスになっても不変の“テル音”で襲いかかる。永川敏郎は、さすがにジェラルドとは一味違う、ひかえめながら要所で印象的プレイ(特に“時の崖”)を聴かせる。新加入の“このおっさんだけは”堀江氏のプレイは全体的にまだ荒く、なじみ切っていない感じだったが、初ライヴであることを考えれば健闘したといえる。それら総ては五十嵐氏に集約され、時に優しく、時に祈るように彼らでなければできない歌となって輝きを増していく。アンコールに至っては、少女たちは立ち上がり、ステージ前に押し寄せた!このアンコールが特筆もので、まさかの“メタル・ファンタジー”と“ローズ・セラヴィ”が演奏されたのだ。これは驚いた。 |
◆ SET LIST ◆ | 1994年4月25日:渋谷 ON−AIR WEST |
1.ドント・ストップ 2.フォール・イン・ラヴ 3.ワンス・アポン・ア・タイム 4.怒りの矢を放て 5.伝説の扉 6.奇 跡 7.燃ゆる光 8.レティシア |
9.少年期〜ロマンス・プロムナード 10.名もなき夜のために 11.哀しみに揺れるとき 12.時の崖 (アンコールT) 13.メタル・ファンタジー 14.ローズ・セラヴィ (アンコールU) 15.イリュージョン |
Marquee Vol.55:P14(抜粋)/文:中島俊也氏 |
LIVE REPO PARTU
1991年12月27日:渋谷エッグマン
●メンバー● 大久保寿太郎(Ba)、五十嵐久勝(Vo)、平山照継(Gu)、永川敏郎(Key)、引頭英明(Dr) |
その夜、東京は凍った。みぞれ降る公園通りの頂上のエッグマン。本日の出演は、伝説のシェラザード。ここと山水館が合体してノヴェラになり、1stアルバムのほとんどがシェラザードのオリジナルだったことは有名な話だ!! |
◆ SET LIST ◆ | 1991年12月27日:渋谷エッグマン |
1.怒りの矢を放て 2.鏡 3.名もなき夜のために 4.悪魔が泳ぐ夢の国 |
5.魅惑劇 6.少年期〜時の崖 (アンコール) 7.涙の中へ 8.明日の影 |
Marquee Vol.41:P49(抜粋)/文:川上史郎氏 |
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