眠りもなく、冬から最も遠い場所に生きている。 その世界の人々は終わりを知らない。 アポロの加護かごに生きること、それが人々の存在理由である。 世界は鮮やかな花に埋もれ、 鳥は美しくさえずり、 平穏という名の静止に満ちている。 アポロを謳うたい、アポロの世界に生きる。 素晴らしい均衡のとれた命たち。 人々の時間ときにも瞼まぶたはない。