しばらく外に出なかった間に、 海はその青さを増していた。 涙とはこんなにも冷々さめざめと美しいものなのか。 触れずに知るその温度は、 決して僕を許さないだろう。 ・・・自分の何かが変わってゆく音がきこえる。