三味線をつくろう

- 木を切ってみよう -



○まずは木材をカットします。
○下の図面をみながら、竿と胴をのこぎりで切ってみましょう。
○木材は前のページに書いてますので、参考にしてね。
○竿は、胴の両側に穴を開け、1本の角材を差し込んでいます。
○胴は、側板4枚と表板1枚に分かれています。
○糸巻は、ラミン材の丸棒をカッターナイフで削っていきます。
○駒などの部品は、あまった木でつくりましょう。
○部品がそろったら、木工ボンドで張り合わせてできあがりです。



       


- 注意するところ -



○糸巻きの穴はリーマーを使って少しずつ大きくしていきます。 一度にあけると、ぶかぶかになったり、木が割れたりするので気をつけてね。

○竿は指板が傷んだ時に後から交換できるように、胴に差し込んであるだけです。 接着材はつかっていません。

○駒は楽器屋さんで買ってもいいですが、あまった木で作ることもできます。 沖縄の缶カラ三味線のように、竹をつかったものもあります。材質によって 音が変わりますので、いろいろためしてみてね。

○胴側の糸を止める部分は、一般に「音緒(ねお)」とよばれる部品を使いますが、 竿の加工が面倒なので、あまった木でつくってみました。 残った木材を適当な大きさに切って貼り付けるだけです。ボンドが乾いたら 細目のドリルで穴を開けましょう。糸の端は、だんご結びにしておけば抜けたり する心配はありません。

○全体の大きさを変えると音も変わりますので、興味のあるひとはいろいろ試し てみてください。上の図面は普通の三味線の3/4スケールです。

○次のページに演奏サンプルが ありますので、音を聞いてみたいひとはダウンロードして聞いてください。