PROFILE   CD  
6歳よりヴァイオリンをはじめた天満敦子は、小学校時代、NHK・TV「ヴァイオリンのおけいこ」に出演。講師の江藤俊哉氏に資質を認められて音楽家への道を志した。

天満敦子のカリスマ性ある舞台にはファンも多く、熱く魅力的な演奏はソリストらしい輝きに満ちている
  リリースされたCDは10タイトルを越えるが、うち<現代日本のヴァイオリン音楽・抄>は文化庁芸術作品賞に輝き、<望郷のバラード><シャコンヌ>はいずれもベストセラーになっている。また天満ファンを自認する小林亜星の作品「旅人の詩」も1998年秋に発表されている。
ドイツの名ピアニスト、ライナー・ホフマンと録音したベートーヴェン<クロイツェル・ソナタ>&フランク<ヴァイオリン・ソナタ>が2001年3月リリースされた。
    
コンクールなど 望郷のバラード
東京芸術大学・同大学院修了。
芸大在学中に日本音楽コンクール第一位。
ロン・ティボー国際コンクール特別銀賞。
チリ・サンチャゴ市国際ヴァイオリン・コンクール大賞
ルーマニアが生んだ薄幸の作曲家ポルムベスクの作品。天満敦子の代名詞とさえ言えるほどのクラシック界異例の大ヒット曲。憂いをおびた美しい旋律とともに、曲に秘められたエピソードも話題をよんだ
    
使用楽器
■文芸春秋社より自叙伝出版
2000年、文芸春秋社より自伝的エッセイ「わが心の歌 望郷のバラード」が処女出版された。

■「望郷のバラード」が連載小説に
朝日新聞朝刊に1998年7月から1年間評連載された小説「百年の預言」(著/芥川賞作家高樹のぶ子)に登場する情熱の女主人公相馬充子(そうまみつこ)は彼女がモデル。作品を貫いて流れる憂愁の旋律<バラーダ>は、言うまでもなく<望郷のバラード>。
アントニオ・ストラディヴァリウス晩年の名作。弓は伝説の巨匠ウージェーヌ・イザイ遺愛の名弓。
コンサート
1999年12月から2000年3月にかけて行われた無伴奏コンサートは、本公演、追加公演、再追加公演の3公演全てが完売となり話題をよんだ。
続く2000年11月、エフゲニー・ザラフィアンツと共演した紀尾井ホールでのリサイタルも完売し、追加公演(2001年1月)を行なった。