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とうとう2月11日(土)本番の日がやってきました。
その一週間前に合宿をして、思い切り練習して
思い切り話し合って、きょうは元気に顔を合わせるはずでした。
ところが…ほとんどがマスクをし、咳をして…
合宿から本番までの一週間、みんなは流行の風邪にかかって、治すことに必死だったようです。
照明もはいってまず、場当たり稽古。立ち位置など確認します。本番まで声はとっておけ!!
そしてゲネプロ。本番通りにやってみます。ちょっと声は出して。それでないとどのくらい会場に届くのかわかりません。
セリフをとちったりすると、ドキドキしてしまいます。
指揮者・舞台監督から最後の檄ををもらって本番まで待ちます。
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控え室でメイクをし、軽食をとり、衣装にアイロンをかけてもらって、
6時20分集合。みんなで手をつないで「がんばろうね!エイエイオー!」と小さくかけ声をかけて舞台のそでへ。会場はもう超満員。
今までの練習の成果を思い切りぶつけて、
一緒に喜び合いたい家族や友だちが来ているはずです。
さあ、本ベルがなって舞台へ
指揮者の腕が振られ、ピアノが鳴り、森は生きているの開幕です。
1曲歌い上げ、ちょっと緊張がほぐれました。
森の場面・宮殿の場面・おっかあと娘の場面と順調に進んで行きましたが、練習の時にはみんなで笑って「これは絶対に笑いが取れる!」と思っていた場面で、お客さんの笑いがでなくって、ちょっと焦りました。
1部が終わり、休憩の間に小さい子ども達はお母さんの膝に
座ってもらって、立ち見だった方達も座っていただきました。
たくさんのお客様に感激です。 |
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2部が始まり、一番盛り上がるまつゆき草が咲く場面で、会場の方達のご協力で会場いっぱいに「まつゆき草」が咲き誇り、舞台からみてもそれは素敵で、思わずグッと来てしまいました。いっしょにこの舞台をつくってくださったお客様に感謝します。ありがとうございました。
本番はどんどん進んでいって、最後に衣装を脱いで「森は生きている」を歌い、カーテンコール。会場の方達の拍手がうれしかった。研究生を代表して泣き出しそうなのを必死にこらえてうみちゃんが挨拶。
そして最後は創作曲を歌いました。
この創作曲、実は本番一週間前くらいに覚えて、自分たちでワァーワァーいいながら振り付けをつけた、できたてホヤホヤのもの。でもみんなすっごく楽しんでうたいました。 |
舞台が終わって、ロビーに駆け出します。観てくださった方達にお礼を
言いに。山口からわざわざ観に来てくださったお母さんや弟さん。
保育園の子ども達。新婚ホヤホヤの奥様。
しっぽを作ってくれたおばあちゃん、家族・友だち・職場の仲間・
オルグ先で券を買ってくださった方達。
9時半から国立の居酒屋で打ちあげをしました。
研究生12名、団員16名、お世話になったピアニストさん。
研究生のお友だちも飛び入り参加。
飲みながら食べながら一言ずつ感想など出し合いました。
すっごく楽しかった!!最初は役が嫌だったけど、ひとつ二つと乗り越えて、みんなに笑ってもらうともっとやりたくなった。
団にはいります!と宣言した人もいて、団員は歓喜!!
いろんな人の協力でできあがった私たちの「森は生きている」です。
合唱指導・演出・指揮・ピアノ・照明・舞台・合唱団員・お客様
みんなみんな、ありがとう!! |
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ごあいさつ(修音プログラムより抜粋)
私たち研究生は、昨年6月の開講から、14人で練習してきました。高校生、大学生から社会人まで、普段あまり歌わない人から音楽を専門に学んでいる人まで、職業、環境も年齢もバラバラなメンバーが集まりました。
8ヶ月の間に、一人ひとりが乗り越えてきたものは本当にたくさんあります。毎週の練習、非常に難しい歌と台詞を覚え、演技をする。チケットを売りに行く。今までの生活の中に「森は生きている」の時間を増やすことは思いの外大変で、仕事が忙しい時や、学校のテストの時は特に、苛立ちを感じてしまうほどでした。
最大の課題は、歌のレベルもさまざまな中で、それでも一人ひとりが歌詞の内容、台詞に込められている気持ちを、心の底から感じていなければならないということでした。しかし、それができた瞬間にしか、研究生14人で、そこにたったひとつの空間(場面)をつくりあげることができない、ということもわかりました。
今日は、その私たちがつくりあげているものが、客席の皆様に、風景として見えてきたり、何か感じていただけるものがあれば、この修了音楽会は大成功。そして、楽しみながらご覧いただけたら、とてもうれしいです。
三多摩青年合唱団第40期研究生一同
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初夏から始まった研究生も早いもので、盛夏をのり切り、例年になく寒い冬に修了音楽会を迎えることになりました。
この間、研究生を送り出し支えてくださったご家族の皆様、職場の仲間、そして今日お集まり下さった皆様に心から感謝申し上げます。
一つの作品に心を寄せ、音楽を通して様々なことを学んだことでしょう。研究生たちが自らの手で。若いひたむきな姿に、合唱団員も力をいっぱいもらいました。
今日の音楽会が暖かいたき火に心も体も暖められたような、そんなぬくもりを残すことが出来たら幸いです。
三多摩青年合唱団一同
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