2001.09.03@LOGOS
頭脳警察
9月3日月曜。場所はドラムロゴス。まさかここにあのバンドが・・・・・
INTERNETを通じて、また色々なつながりで今回もこのバンドの再結成を知ることになった.
自分が、違ったとこで知った&見た&出会った&見つけたバンドやロッカーが別の自分が知っているロッカーと繋がっていたり
またONTIMEで繋がったりするのを見ると凄く嬉しくなるし、変な言い方を言えば自信がつく!
<俺のロックは正しかった.>と。例えば地元のめんたいロックが東京に進出してからそのバンドたちがであったロッカーたち.
また雑誌等で知り、そのバンドが有名になって必然と色んなロッカーと繋がっていく様。
先日のINTHEFACTORYもそうだがそんな自信を今日のLIVEでも確認できた.
またこの日僕は、また見てはいけないものを見た気がしている.
95〜頃から色んなバンドが復活した。それも35以上!中には50近くの人も・・・
アナ-キー、ARB,サンハウス、アンジ-、REDWARRIORS、また旧メンバーの復活!SNAKEHIPSHAKES,SHEENA&THEROKKETSなど
それはHRにも及んでいる.
もう見れないと思っていたバンドが復活し、目の前で以前以上のパワーを発揮する。
俺も含め年を重ね、早すぎたロックも解釈できるようのになったとでも言うつもりなのか?
死んだアーティストが大人気になり複雑になる部分もあるが・・・・・・
だがしかしその一つであるあるイベントが97年福岡サンパレスで行われた.あるプロデューサーをきっかけに行われたが、
あのサンハウス、ARBが復活を遂げたLIVEで俺は見てしまった.
そうそんな瞬間の連続だったのが今日のLIVEであった.
なんだこれは・・・・・・・
僕が言いたいのは万物流転。時代は変わっているのかもしれないが、
俺たちは何も変わっちゃいない。また教えてもらってしまった感じである.
そうこのバンド10年ぶりの来福!
頭脳警察である.
あのPANTAが目の前に、TOSHIが目の前にいる.
そして先週見たばかりのGROOVERS藤井もいる.
この日はOPENINGACT2バンドの後であるが、
丁度1バンドが終わった頃ついたLOGOSのステージには
WE ARE BRAIN POLICE
と大きな垂れ幕。
またステージ下手にギターが7本近くならんでいる.
伝説が近づく。
今回のメンバーは、BASSを除くと90年再結成メンバーである.
DRUMは後藤升広。今人間椅子で、元ピーズ、ストリートビーツのサポートの経験がある.
今回幻の1STALBUM&当時のLIVEALBUMが初CD化。91年の再結成時のVIDEOまで出る.
今年6.9に再結成し、今ツアー中である.
今日は年齢層も高く、90年復活時のアルバム7のopening腐った卵のパーカッション
部分が流れ出しメンバーが姿をあらわす.
何もなかったようにBASSのイントロ・・
そうあの曲だ!
[銃を取れ]
90年と状況はまるっきり違う。
リストラ、日替わりのように繰り返される殺人、出来損ないの凶悪な事件。
デジタル社会における青少年のひきこもりなど・・・
全てが試されている時代に、21世紀という時代に・・・・
[銃を持って叫べ俺を誰が裁けるのかと!]
<人の為に死ぬなんて真っ平ごめんさだから銃を取れ!>
PANTAのギターストラップには弾丸があしらわれている。
今何もかも価値観、ルール、生き方、さえも見えない世の中に立つ
僕らのむなぐら掴んで銃=自由を取れと叫ぶ50歳PANTA&TOSHIは
笑いながら叫ぶ。藤井も昔の時よりも存在感が漂う。
DRUMマスヒロがいい。3タムと珍しいセッティング
DRUMというよりも太鼓である.精神で叩いてる.1曲1曲終わるごとに立ち上がっている.
マラブンタバレー
赤軍兵士の歌
ともうここは21世紀の日本とは思えないほどに
真っ直ぐな世界が作り上げている。
確かに赤軍がどうした、銃が、戦争という傷を抱えた日本。
こういうバンドが少なすぎる.
なんか現実はそんなに甘いもんじゃないと改めて言っているようだ!
そしてなんと4曲目にTOSHIさんが立ちあがってお客さんへ尻ぺんぺん!!
とおどけて見せてはじまったR&R
TOSHIが客に向かってビールはかける
コミック雑誌なんか要らない
内田裕也が映画にもした曲!
藤井も一緒に
[俺にはコミック雑誌なんか要らない]
と叫ぶ。
<10年ぶりの福岡です.
2001年3ヶ月だけの再結成だったんですが
フットワークが軽い頭脳警察です.
こうなったらちょくちょく来よう!>と
色んなCDが今回再発された中で
色々な曲があり、その中でも孤独というテーマの曲を
今日は別に変わらない.
色々劇団の劇中かとか映画の主題歌を書いてきましたが・・・
枯葉のささやき
そして90年再結成時の曲
オリオン
昨日大阪から東京に入り
大橋巨泉とか田原総一郎とかのシンポジウムで
一人頭脳警察とかやってきたのですが、その中から・・・
people
やはりこの曲は客も歓声を上げる.
有難うPANTA!!
バックのメンバーが去り2人だけで昔の頭脳警察を再現して見ます.
と初期のナンバーを2曲ほど・・・
まるで漫才のような2人の会話に和む会場。
3曲目スホーイの後ではさすがである.
独特な変調型のリズムは絶妙な2人。
曲はエスカレートしていき後半バックの3人も入り、
21年型頭脳警察の音に仕上がっていく。
もうこうなれば頭脳警察の独壇場である.
すげぇー!と思うばかり.
何なんだこのパワーは・・・
戦慄のプレリュード
のあとなななんとPANTAが
<21世紀頭脳警察の新曲です.!!>
と強烈なギターリフ無茶苦茶PANTAは気合が入っている.
TOSHIも客を煽りまくる。
無茶苦茶かっこよい!
ふざけるんじゃねよ!
煽動
そして
BLOODBLOODBLOOD
流せ!さぁ血を流せ!流しまくれ!流し飽きるまで!
これは色んな解釈ができる曲で大好きである.
CHANGEYOURBLOODとかGIVEMEYOURBLOODとかにもあるように
民主差別とかもっとからだの中の血をガンガン流せってことだとも解釈できる.
藤井も一緒にBLOODBLOODBLOODと叫ぶ!
終わった瞬間PANTAがどうも有り難うと言って颯爽とTOSHIと肩を組んで
去っていった.
アンコール
どうも有り難う。凄く謙虚な言葉はファンにとってはありがたい言葉である.
QUIETRIOT
悪たれ小僧
軽快なリズムに下品極まりない歌詞が並ぶが、これもダブルミーニングにも取れる.
おてんとさまにうそ<くそ>を投げた
マスをかいた精子【生死】をかけて何をかいた。
ギターを股にはさみギターを立てるように弾くポーズを見せるPANTA
2度目のアンコール
勿論
さようなら世界夫人よ
藤井なりの解釈とPANTAの歌は素晴らしい。
本当に凄いものを見てしまった.
PANTAが握りこぶしを突き上げて颯爽と帰っていく姿は
かっこよすぎた.
色んな時代の空気を吸って来ている男だけに
今後の活動も注目される.