好事家の宴〜第9章〜
@ビブレホール
2001.04.14
コーガンズ・博多ザブリスコ・シスターラバー
ファンタジーズコア・ヤドカリ・Hilimits
BACK
仁郎さん・・・・
知ったのは多分ヤンキ-ズかLOST&FOUNDのliveで
対バンとして見たのが最初である。
この2バンドは僕らの先輩であり,日本語ROCKをやろうとしてた
僕らにとってはかなり影響を受けたバンドであるが,
【堤このバンドは見たほうがいいよ!】といわれてみたバンドの中でも
今でも鮮明に覚えているのは少ないが,
明らかにワーカホイックとヒールズだけは覚えている。
一番ビックリしたのはビジュアルというかスタイルである。
ここに嘘はなかった。いろんなジャンルにチャレンジしつづけるバンドは多く
正直、自分にとってピッタリ来るバンドだったり、
やりたいことが分かるバンドも少ないが,
何の言い訳もなく直球で真心のあるメッセージをくれるバンドは嬉しい!
エレカシに似てて生活観溢れるバンドとかそんなイメージしか
正直なかったもののそのスタイルははっきり憶えている。
そして何年か後,フラカン@福大で子供さんを肩車しながら見に来られてた姿や
トミさん<Tommy&Aji>の誘いで見た好事家で川の流れのようにを歌っていた姿、
そして元SHADYDOLLSの塚本氏の出演。
これ以上のお膳立てはないと思っていた。
別にピッタリというわけでもないが,そこが又よい。
そしてここ何年かで一番よかったアンジーの水戸氏の新バンド
3-10CHAINのLIVEで頭脳警察のTシャツを着てしかもアンジ-の
中谷ブースカと一緒に見ていられたのを見て迷わず、
仁郎さんのHPにアクセスした。
そして今年,1月1日我らJUNKIESのHP設立に伴い,
思い切ってメールを送ってみた。
するとなんと返信が帰ってきたのであった。
まぁそれからメールなどで例のIFFのことや
ピーズの事で喋ったこともないのに
メールを頂いている。
長くなってしまったが、そんな心の持ち主のLIVEを見れるとあって
楽しみにしながら,埠頭に車を止めビブレに向かう。
LIVE前までのBBSでの出演者同士のTALKも楽しめました。
LIVE決定から出場メンバーも日を追って公開され,
又出演順も公開抽選された。
まぁ-出場者がネットを見てるかどうかがKEYになるが・・
いろんな意味でネットもひとつのツールだと実感しました。
ビブレに着くとやはり知り合いはいない。
が、ジャンキーズ時代の知り合いのLoveOpium
竜三君と話し,【チケットを持ってないという】と
気軽に仁郎サンを紹介してくれる。
メールのやり取りがあったとはいえ,
気軽にチケットを売ってくれた。ありがたい。
今日は急に飛び入りで6組になった為,
開始が5時であったにもかかわらず,
かなりの客が中にはいた。
やはりデビュー前のハイリミッツと結構人気のあるヤドカリ効果か?
当日のBGMは仁郎さんがセレクトした邦楽である。
かなり僕好みの曲が流れている。
ボガンボス,沢田研二、ARB,清志郎など・・
ARBが流れた時は・・耳を疑ったぐらいだった。
そうしないうちに時間どおりに仁郎さんが登場する。
かなりテンションをあげてくれて【YEAH!YEAH!】
そうしないうちに1番目飛び入りのハイリミッツが始まる。
うちのジャンキーズの元FLYVEの古賀からも
昔から聞いており,何度かLIVEを見た。
凄い歌がうまいシンガーである。
というか,歌詞がどうじゃなくて,
言葉が聞こえてくる歌うたいはあまりいないだけに
す〜と入っていける。
LOVESONGの中にもすこしひねってある歌詞・・・
そしてさすがデビュー前ということもあって,
演奏力はかなりの熱が伝わってくる。
素晴らしい,気持ち言い演奏であったし,
出演者も仁郎さんとつながっていることが分かる
空気があった。
人気があることから,やはりハイリミッツファンが多かったので
いろんな意味でコーガンズやブリスコのリアクションが楽しみになっていた。
そしてなんと2番目にコーガンズが登場する。
しかも空気を一変するかのようなバラードから始まる。
スーツ姿の仁郎さんはワーカホイックからのイメージとは明らかに違ったし,
BASSの大ちゃんと言われる方は,KBCの斎藤ふみバンドでも知られているが,
僕がやっていたバスターズ時代にスプーンで対バンしており,
またBUDDHAの羽原とかと仲がいいために一方的に知っていたし、
3月のandroidfeedbackの企画に<維新>が出ていたこともあって楽しみであった。
初めてコーガンズを見せていただき,やはりここだけの話し,
一番良かったし,泣きそうになりました。
仁郎さんの人柄もありますが,ワーカホイックとも違う新たなTRYも感じられ
嫉妬さえも憶えましたし,これからのバンドを見る何というか方法論も
変わってきそうなものでした。
ギターのCAKEさんは、GROOVERSの藤井みたいに歌を生かしてくれる
GUITARでした。博多でこんな人は始めてみました。
1曲目<太陽と月>はBBSで話題になっていたのでかなり聞きたかったのですが,
やはりかなり名曲でした。鳥肌が止まらず,きてよかったと思いました。
2曲目も<魂>という言葉が印象的でした。
3曲目のピンボールはしゃれになりませんでした。
真心のKING OF ROCK、清志郎のSTAYGOLDのようだったし,
いつ死ぬかわからない。録画したビデオ・・・の生活の臭いを感じさせる貸しは驚きました。
この歌詞の中にコーガンという言葉もあったし,小心者の僕としても
かなりレベルが僕的に高かった。
それは1〜2曲目のダイエーホークスと言う歌詞も出たときに繋がりました。
4曲目12月の・・・もR&Rでした。
最後の曲なんて圧巻でした。
愛してる=軽い言える=重い
初めて聞いたのであまり歌詞は覚えてないが,
一つ一つ歌詞を追いかけても一つ一つうなずける歌詞で
楽しめる曲でまた名曲であった。まぁ月と太陽が最初に来ていたので
これは最後の曲は大事な曲なんだろうと思っていたとおりであった。
DRUMの方もそうだが,ステージしかり<例えばジャンプのタイミング
仁郎さんの足を上げるとこ、間奏のときにBASSが上手にギターが下手へ>
ギターの弾き方,アレンジはかなり好みである。
意外と皆弾けない人が多いから・・チャボみたいな弾き方・・
また見たいバンドであることは間違いのない事実だったし,
その反響は仁郎さんのHPを見れば明らかであった。
3番目のヤドカリも珍しい形態のアコースティックユニット。
MCとかも好感もてたし,音楽に対する姿勢も真っ直ぐであった。
今日のイベントにかなりの引出しを広げるLIVEであった。
個人的にはアコーディオンが聞けたのはLUCKYであった。
僕は意外とKYON(EX.BOGUMBOS)リクオ、伊東ミキオ
などのピアノマンが大好きなので・・・
演奏後知り合いがいないはずの僕を呼びかける人がいた。
【ブリスコの池見さん】であった。池見さんもHP設立で
少しだけの交流があり,JAJAなどで挨拶はしていたが・・・
かなりありがたいことであった。
また元BUDDHAの羽原とも会う。
そして4番目ファンタジーズコア(長崎)
アメリカ帰りで,LOVEサイコデリコやプレイグスなども
でたイベントに帰ってきたばかりらしく,
その羽原はのリのりで見ていた。
40歳ぐらいの5人バンドで,中に若い人もいるようであったが,
話に聞くとBASSの方は目が悪いらしく,普段は杖をついてらっしゃるらしい。
かなりルーツROCKが漂うR&RとHRの中間ぐらいののりで、VOCALの方が仲野茂バリ
のスキンヘッドに白い線のペインティング。スターウォーズの剣を振りかざしながら登場し,
相撲のアトラクションめいたものや歌詞も、
<火曜の片平なぎさのサスぺンス>、<国際美容外科>などコミカルであったが,
決してすきがない演奏で,はじめて見た僕も正直得意なジャンルではないが
楽しめたし,圧巻でも会ったし,充分ROCKであった。
5番目のシスターラバー。リズム隊の方はヒールズの方で,
BASSの方は元HEATWAVE、KIDSの大島噴火さんらとバンドの経験がある方である。
明らかに空気が違う演奏で正直黙り込んでいた雰囲気も逆に刺激的である。
ずっしりとした存在をBASSLINEが教えてくれる。
明るい曲では広大な草原へと導き,アンダ-グランドな曲では
まるで投げっぱなしジャーマンのように侍的であった。
かなり激しい曲もあり,これぞROCKの陰と陽たった30分ばかしで体現できた。
硬派でありました。
そしてトリの博多・ザ・ブリスコ
最初にも書いたように今日は明らかに例えばJAJAとかの
LIVEHOUSEの雰囲気とは違う女の曲も多く,
またこの天神でどう響いてくるのか楽しみで仕方なかった。
お願いしますという感じ・・・
発売されたばかりのCDの曲順で1〜2曲続き、
お決まりのHERE WE GO!へ
<ブリスコというスペルには、
リズム,ブルース,ソウル、コミニュケーション全部はいっとうけん!>というMCの後に・・・
どう見ても池見さんは池見さんであるが、客もはじめてみる人が多いせいか,
多分目の前にした現実に戸惑っているかのようにテレ笑いのような声が聞こえてくる。
またそれじゃ満足しないかのように池見さんは「ア‘〜」と
リアクションを確かめるかのように叫びつづける。
リアクションが薄いと何度も何度もアー!アー!アー!アー!と・・・
答える声がたちまちに賛同の声から本物の声に変わっていく。
早い仕掛けの<OOA>ではステージを降りてくる。
おしり、おっぱい、あそこ!天神でもお構いがなく!嬉しい。
メンバー紹介でも女のお客さんが多いことを気遣ってか
DRUM CHEEさんがかみさんであり,37からDRUMを始めた。
何でもやろうと思ったらできるんだと・・・
すごい言葉であった。そしてTHANKYOU。
ほんとに素晴らしいイベントであった。
イベントというのはこういうのが理想的であろう。やはり。
僕もイベントを終えたばかりですが,
引き出しを広げれば広げるほど,リスクが伴うし
まず集められるか・・・というハードルがある。
間違いないことは,これは仁郎さん率いるコーガンズの主催LIVEで
僕にとって当日コーガンズが、一番震えたLIVEであったこと。
それに尽きるであろう。
PS、間違いのある曲順や誤字脱字、失礼な表現がありましたら,申し訳ありません。