ARB
HARD-BOILED CITY
6.25@ZeppFUKUOKA

1. ユニオン・ロッカー
2. スケアクロウ
3. ダディズ・シューズ
4. REAL LIFE
5. HARD-BOILED CITY
6. MAY DAY
7. NEW RED SUN
8. LOVELESS TOWN
9. AFTER '45
10. はじまりの詩

11. ロンサム・ライダー
12. RESPECT THE NIGHT
13. SOULFUL DAYS 〜
BLUE COLOR DANCER
〜 DEEP INSIDE
〜 ウィスキー & ウォッカ

14. TOKYO CITYは風だらけ
15. 魂こがして
16. 喝!
(Encore 1)
17. R&R AIRMAIL 〜 パントマイム
〜 ピエロ 〜 ハ・ガ・ク・レ 〜
FACTORY 〜 YELLOW BLOOD

(Encore 2)
18. 魂こがして(凌一人)19. さらば相棒
20. 反逆のブルースを歌え

21. TOKYO OUTSIDER


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セットリストを見ての通りかなり新旧交えての内容だし、メドレーなど入れるなどARB97年再始動よりやってきたLIVEのダイジェスト的内容である。が、このLIVEREPOは2002年1月に書いている。なぜか?僕はARBを聞いて育ち一番好きを超えたバンドである。
このHPを作るに当たってファンサイトにするかどうか迷ったくらいである。理由はひとつ。みなさんファンサイトを見るといい評価が多かったが、僕にとって今まで見たLIVEの中で最悪であった。理由はいろいろあるが、同じ表現者としてもう一度このツアーやり直してほしい!と思うくらいである。それはなぜか?
石橋凌の方針によって役者とバンドの二束のわらじを履いている手前、2000年は正月の武道館以外は年末のX’MASLIVEの二本になってしまった。しかもこのAXでのLIVEが最高のないようだった。が、そのままのセットリストが基本になっているのだ!
2001年ARBが放ったアルバムHARDBOILEDCITYはおそらくARB史上最高傑作で、凌が今まで訴えてきた戦争や社会その暮らしの中での社会がはっきり描かれており、このツアーはかなりエッジの尖った内容になると確信していた。再始動後3枚目になるがやっと昔の曲を使わずにセットリストが組める内容になると・・・がARBを襲ったツアー前の凌の不倫騒動。これでかなりの宣伝活動が遮断され、またシングルHARDBOILEDCITYの歌詞の洗脳という文字がカットされたらしく延期を余儀なくされた。延期と騒動。4月の吉川晃二のツアーにGUI内藤&BASSebiが参加していたのもあっただろうが、このツアーの最大の汚点はニューアルバムからの選曲が最高傑作にして4曲しか選べなかったこと。こんなにもコンセプトをつけやすいライブはないのに<ユニオンロッカー>で久しぶり感を味わっている暇はないのだ!しかも明らかに凌のテンションのもって行き方もかなりまずかった。メンバーの意思確認も結構チグハグしていたような気がした。<喝>(さらば相棒)<YELLOWBLOOD>は正直このタイミングではうれしかったが、今戦争の意味と団結を訴えなかった凌の恣意が疑われた。自分の騒動の責任があまり取られなかった。<魂こがして>のアカペラはかなりよかったが、2度もやるというこの曲に対してのファンの気持ちを考えると複雑である。とにかくHARDBOILEDCITYの音源をほとんどPLAYするツアーをもう一度やって欲しい!(共犯者)<DOORMAN’SBLUES><リターンマッチ>などはかなりライブ向きと思う。

あまり怒っていても仕方ないので内容はセットリストには問題があったが、GUI幸也は絶好調。特にニューアルバムからの4曲のPLAYは最強であった。新生ARBがこれだ!といわんばかり!
会場はHARDBOILEDCITYのリミックスが流れ、一気にステージが真っ赤になったとたんユニオン!コールがかかる。という燃えるべき演出であったが、燃えられなかった。こうじゃないんだと!
MAYDAYのebiの前奏での煽り方も最高であった。KEYの初参加たつのすけは、ARBファンぽいPLAYで特に喝での目をひん剥いてPLAYは文句ない。凌はもう一度がんばって欲しい。MAYDAYのシャウトもよかったし、作品は間違いなく2001年最高であった。戦争をイメージするアルバムにWARISOVER!がなかったのはがっかり出会った。
あと会場もARBには合わない。特に今回は。もしここでしかできないのであれば、セットや照明に工夫が欲しかった。金の問題でなかった。スタッフやメンバーのこの作品に対する強烈な説得力をもう少しアピールして欲しかった。アルバムは何度も言うが最高であった。