Tommy&Aji 
20040804
@MAEBARU TWO STAGE


久々にライブレポを書きます。
こういうペースに戻す為に仕事をやめた部分もあるので
今後もよろしく。

さてそういう気にさせてくれた張本人はトミアジであった。
トミアジとは勿論サークルの先輩ということもあり、このサイトで裏サイトとしてのページを作ったり
その総決算として、今年5・16の俺らも大好きな元SHADYDOLLS大矢侑史&木村さん、そしてBASSがアンジー岡本雅彦さん
DRUMが博多出身で元ジェリーグースの啓介さんという布陣のニューバンド大矢侑史&THEBALANCEとの対バン決定により
初めてこのサイトも通しある特定のバンドを応援するという、元バンドマンながら2年に一度のペースでバンドをやることによって
何とか保っていたこのバンドのスタンスを少し曲げるということと、3月末から特にトミアジのジャンベ担当アジ氏にかなり公私共に助けられた部分があり
トミアジに関しては、もちろん前からでもあるが、より客観的な視点で見る事が出来なかったので、ライブレポを控えさせていただいていた。

敢えて親しい仲なので苦言を呈すると、トミー&アジは過去のライブレポを見てもらっても分かるとおり、ギター&ジャンベという必要最小限のバンドスタイルで
ただ単に結成当初の勢いのまま突っ走るわけでもなく、ボーカルをやっている男がこのユニットでは打楽器に徹し、またその男がパンク出身ということで、
殆どのジャンベなどの民族楽器奏者が、クラシカルだったり、まじめだったり、陶酔型だったり、太鼓叩きの延長であったりなどのイメージを綺麗の打ち破るほどの真剣で熱を帯びた演奏にまずオーディーエンスを引き込み、またそのジャンベアジのバンド時代の苦節もほぼ飲み込んでいるトミー氏も、バンドから一人の弾き語りを経て、またフォークに収まらず、それはソウル・ファンク→ジャングルビートと音楽の出会いを経て、またトミー氏独特の言葉を生かしたアプローチが、ジャンベ&ギターという所見の方には当初真新しいスタイルで、しかもトラディッショナルな楽器を使い、ジャンルを飛び越えリフを使ったR&Rを体感させてくれるユニットとしてもう既に2枚のアルバムと2度の全国ツアーも敢行し、今に至っているのであるが、最近あくまで個人的であったが、これは楽器形態やトミアジのスタイルがあらかじめ持っているリスクであろうが、フットワークを軽くする為、月5本平均ぐらいのライブをこなしているが、全てのライブにおいてR&Rハプニングが起きるとも限らず、またそれを演出するシュチュエーションや対バンもそういるわけでもない。要は1st ALBUMに収録されているがトミアジの売りでもある言葉遊びの中でも、初期のスタンスを象徴する<SIGN IS GO!GO!>で歌われていた<<発想しよう&発送しよう>>という見る側を日々生きる中でよく昔の人は知恵を使って、色んな困難を凌いできたといわれているが、このエレキ先行型で、どっちかといえばROCKは出音をでかく、そしてバンドによっては歪ませて、別世界に誘うバンドが増えている中、トミアジはまさに逆転の発想!!で昔使っていた楽器を使い、時代の先を行くという手法で
ここ何年やってきていたと思う。が、見る側もトミアジワールドを体感でき、コアなファンの中には予想の範囲内ともいう方も耳にすることもあり、あえて言えば
過渡期を迎えている感もあったといえよう。が見えないところでアジ氏は、一人がたりをスタートさせたり、ビックママを筆頭に様々なバンドに飛び入りし、トミアジのビート以外にも色んなビートを吸収しているし、トミー氏も豪華メンツで結成されたコピーバンドを初め、その交友からSFU、TMGEを初めとした様々なプロミュージシャンとの出会いや7月末には久々に一人語りも敢行するなど、この夏トミアジがまた新たなストーリーを始めようとしている。
なぜ、ここまで後輩ながら いや裏サイトの管理人として書くかと言うと、この日8・4のステージ。一発目の前原・和仁会病院での夏祭り→連発のアクアでのアクトは、そのファンの不安を綺麗に打ち破る短期間の置いての変貌を遂げたといえるライブであった。なのでまたレポを書きたいと思ったのでありました。

この日は、まず前原・和仁会病院での夏祭り。
前は海!!!しかも夕暮れ時。
個人的には7月の頭に身内をなくし、病院関係にここ何ヶ月行き来する中、そこで繰り出されるトミアジを確かめたかった分もある。
そして、俺には結構大事な恩人でトミアジも参加した4年前のRRJイベント<ゆびきり>で写真担当してくれた元バンドマンの彼が
一念発起して、今ホームヘルパーという世界で頑張っていて先日その苦労話を聞いたばかり。そして何よりも、私の母は、ママサンコーラスが高じて、
今ではこの筑紫野地区の老人らを中心に時に手話を使いながら、各老人ホームや市役所運営のカルチャースクールで童謡・唱歌を教えており、中国の二胡奏者と競演を果たしたり、日本フィルに参加したり、我が母ながら頑張っている。なので、自分にとって医療の現場での音楽や演劇の必要性は、凄く感じているし、7月に他界した祖母もパーキンソン病で引きこもっていたがケアハウスにいた10年間で歌をきっかけにミルミル元気になった。職員の方も、常に命を向き合い、勿論自分より体の悪い方を直す現場にいる方は、かなりの激務であるから、こういう文化に携わる機会も少なく思え、単なる盆踊りの流れの地域の夏祭りと違って、音や演劇をそれが隠し芸的なものであっても、そのレベルでも笑ったり、動いたりすることは大切な行為で、むしろ音楽や演劇の根本はそこにある感じもしている。情報情報で問われているような音楽シーンが一番忘れている部分かもしれない。新しい、古いは、意外と意味のない争いなのかもしれない。名曲はどんな時代にも通用するし、喜ばせたいという思いは、いかなる手段にしても通じるはずだと互いに信じていれば、無駄なことなど忘れて、楽しめるはずであろう。この日こういう趣旨の言葉がトミー氏のMCで言われたが、毎回言っているような感があるが、シュチュエーションによってその聞こえ方、刺さり方は変わって来るものだと痛感する。空は青。海のほうは夕暮れ。そしてここは祭。車椅子の方、喜ばせようと浴衣に着替えている看護婦さん。射的などで盛り上がる子供達。本日はカバー中心のアクト。


FLOWER・上を向いて歩こう・ど〜〜〜〜〜ん・満月の夕・騒乱節・さんさんサンバ

BOGUMBOSを中心としたアクトではあったが
上を向いて歩こうではアジ氏のハープのみ

ど〜〜〜ん&満月ではサンシン。と

この前半4曲は新たなる可能性を示したもので、
一曲目から踊りだす方も出てきて、

上も向いてから老人の方々も拍手が大きくなり
ど〜〜〜〜んでは歌詞もはまったか?踊りの和が広まっていく・・・
そして満月の夕も交互に歌ったのが功を奏したか、あまりのお客さんの反応の良さに
アジ氏はジャンベを担ぎ海に向かってのヤッサホーヤ!!!ごみを片付け回っている接待係の人も口づさんでいる姿も印象的で
横のテントのスタッフの方も気がつけば手拍子。アトラクションを盛り上げている太鼓叩きの人もイベントそっちのけで叩いている。
もうこうなればこっちのもの騒乱節も大盛り上がり、スタッフでコンガを叩ける方がステージに上がりゲストで叩いている。

最後の唯一のトミアジ曲さんさんサンバでは司会者の方も踊りだし、
よく見ると脇に隠れているスタッフの人も少し踊ってふざけあっていたり・・・・・
最後は皆さんステージ上がり大フィナーレであった。

急いで撤収し、21時から近くのビーチカフェアクアでのライブ。
ただここではそういうイベントは初ということでセッティングから配線も全てトミアジがやっている。
常連でゲスト参加もしているJBFのジロウさんが音をチェック。3人でのミニリハ。
私も一昔INDIESの会社にいたとき場所に構わずインストアだの打ち合わせと全く異なるシュチュエーションでのライブは
経験している為に大変そうだなと見守っていた。どう見ても音響(防音等)の設備ではなさそうだったが
オーナーさんがOKを出しているのでいいか!と黙っていたが、音がでかすぎた。私も演者経験があるので
ミュージシャン側に音を下げてというのはいいにくいし、仕切ったことのない店側もリハ中ながら
お客さんをもう入れていたので、もうこれ以上もめさせてはとダンマリ・・・・・。ステージもなし、スピーカー前にも
何の懸念も無く、客席がセッティングされていたので、この音量だと迫力は十二分に伝わるが、時間も10時近いし、
食べのもの回転も望めないし、となるとはじめて見る人らのドリンクの回転を考えると、テーブル席の会話が出来ない音量は、ちょっと俺でも
厳しかったし、これがリハの音だったのでかなり心配した。そして何よりもせっかく民族楽器を使ってのユニットなのでもっと生音を楽しめる音量で
しかもちょっとした演者のフェイク<イェ〜〜〜〜イとかハァ!とか気合を入れる声>も聞ける環境で十分だと個人的に思いながら見る事に。
でもこういうシュチュエーションは、やってみらんと分からん部分もあるし、結果的には少しジャンベが大きいぐらいだった。病院関係のお客さんが多かったから、リハビリなどの参考にもして欲しかったので、言葉遊びもおおいので、言葉を拾える歌中心希望<あくまで私観・・・>

ステージは完璧オリジナルモード。しかもかなり気合モード。
かなり取り戻した感があり。息もぴったり。

花の音・ヨイヨイ・こだまストーリー・スリーピンビューティー・ハンドクラップカーニバル・アースカラー・あいうえお・FEELING
EN>願い

かなり流れがはまり、ど真ん中のトミアジを体感!!文句なしであった。
最後のFEELINGでは祭でも飛び入りした職員の方が飛び入り。うまいへたいは関係ない。
感じたものを感じた人が表現し、それが一つになる。
あいうえおというの日本の言葉は、あいから始まり、わんでおわりONEになる。
そんな感じ。アンコールではリハも調整していたジロウさんが飛び入り。
先日のソロコンでもジロウさんは飛び入りされ、アジ&ジロウ氏のジャンベ交流は打ち上げでも
なだれ込んでいらっしゃった。が、個人的にはちょっと勿体無かった感が残った。
まぁ特に先日のソロコンでは、ワンマンらしく2人で〆て欲しかったし、本日も2つこなした最後は2人で〆て欲しかった。
トミアジしか出来ないネイティブではないが、偽者だが偽者の本物になってほしい。その日共演した方が出るのは全く問題ないし、
無料ライブなら文句はないが・・・・・。もうある種いろんな場面でトワレテイルトミアジだと思っている。
大矢侑史&THEBALANCEをはじめ、その昔AQUABOMBとも共演していたように、さらに上を求められる中も、トミアジのカラーは忘れて欲しくないと
ファン心理としてはあります。ファンと言い切ってしまう俺もどうかと思うが、今年は俺の中でもトミアジと大矢侑史氏を引き合わせた中の一人として、
またR&RJUNKIESのリーダーながらファンと言い切る責任をおって、思ったとおりレポさせていただきます。

今年はこの曲に尽きると思います。
-Sleepin Beauty- ターコイズのかたまりを昇りつめろクライマー 体が動けば着くの最高の峰 時代なんてかわらないぜ ましてや悪くなる一方だ!目の前には俺しかいないJah(神)いないか? 瞬間の言葉を放て 目的はいつも無敵に持っておき もう一度何もかも滅びてみちゃってよ!明かりの消えた世界が 蓮の花 スリーピンビューティー 瞬間の言葉を放て 目的はいつも胸に持っておき 生まれくる君のたどりつく姿を意識で見たい! おいでここへ 老いて恋うぜ おいでここへ 置いてこうぜ!