ROCK IS HAPPY! |
<横道坊主>
ミサイル
がむしゃらのブルース
風
I WANT・・・・・・
新曲
解放
輝きもしない明日ならいらない
欲望の花
情熱
<ARB>
乾いた花
これから
スケアクロウ
はじまりの詩
ロンサムライダー
HBC
AFTER'45
HEY!WAR!!
WHISKY&VODKA
東京シティーは風だらけ
魂こがして
TOKYO OUTSIDER
EN>ユニオンロッカー
ダディーズシューズ
喝!
EN2>ROUTE66with横道坊主
本日も雨。今日は年に一度のARBである。しかも、対バンは横道坊主。っていうよりOPENINGACT扱いでもある。
本日のライブはスマイリー原島氏のラジオのイベント<ROCK IS HAPPY!>というもの。http://www.crossfm.co.jp/index.html
このメンツでは4〜5年前、同じ山笠<福岡ではこの7・12〜15まで山笠という祭りがあっている>時に、山笠ロックナイトと題し、7・1〜14まで行われたイベント<ZIGGY、スタークラブ、ウィラード、アナーキー、PANTA、どんと、泉谷しげる、グルーバーズ、ピールアウト、スピッツ、など覚えているだけでも凄いメンツで14日間行なわれた>の最終日に山笠の追い山<15日早朝行われる>に合わせ、15日夜中12時スタートで、THEKIDS、横道坊主、花田バンド、ARBで行われて以来である。その時もスマイリー氏が司会で<前から横道坊主がARBとやりたがっていて、考えていたといってました。>実は去年はARBvsROCK'NROLLGYPSIESというコテコテのメンツで、しかもアンコールはサンハウスカバーをするなどいいイベントだったが、これもスマイリー氏のDJであった。そして今年は何と言ってもARB25周年イヤーであり、関東<5月>&関西<6月>のクラブサーキット<対バン形式>を敢行し、夏にはフジロック、小岩井ロックフェスにも参加が決定している。また秋口にアルバムも予定されており、ホールツアーもあるとのこと。この忙しい中、6月末久留米の六角堂というスペースのオープニングイベントに凌&たつのすけで出演している。
毎年イベントを組んでくれるARB.ありがたいことである。
ちょっとした手違いでチケットを持っている兄が当日山笠の渋滞に巻き込まれ、チケット到着が間に合わないと電話があり、仕方なく当日券でギリギリ入場すると今回のイベンターTSUKUSUがプッシュしている<藍坊主>というバンドが急遽OPENINGACTに追加されていた。4人バンドで、熱唱系で3曲披露したが、気合が入っており、会場の人も温かい拍手を送っていた。
6時半過ぎいよいよ横道登場。
どうやら会場の2〜3割ぐらいしか横道ファンがいなかったみたいだ。いつものSEで登場し、いきなりハードに始まり、てっきりニューアルバム<ZERO>のゼロから始まると思っていたが、何とミサイル!いきなりピークへ。しかもいきなり、2曲目もがむしゃらのブルース。今日は、一体どうなるんだと言わんばかりの飛ばしようである。ずっと見ていて好感が持てたのは義人を筆頭に、あえて暴れまくるわけでもなく、ARBファンに気も使いながら、堂々と代表曲を披露していく。それはARBを好きだからなせる業である。それでいて媚びないで・・
以前ある雑誌で21世紀に残したいアルバムという企画があったが横道の中村氏は<ARBのREALLIFE>を挙げていた。何と言ってもARB的には因縁であるが、横道のデビューアルバムは田中一郎プロデュースであり、この後もお互いのライブに顔を出したり、セッションしたりしている。なのでARBファンにとっては、夢の共演であるが、スマイリーという仲介が生んだそして月日が解決したものでもあったと思う。でも事実田中一郎は依然としてあれだけ唾を吐いてARBを辞めていったが、ARBの曲をライブでやり続けているし、田中一郎と現ARBとの関係は、ファンサイトなどでもかなり物議をかもし出しているが、25周年の節目にもういいじゃないか?という声もあるので、この企画はそんな意味でも嬉しい対バンである。かなり話は逸れたが、まぁDRUM木谷氏もデトメンズカーブ時代ARBのカバーをやっていたので、それぞれに考え深いものがあるであろう。
2曲終わってアコギに替えて歌われたのが<風>そして<I WANT・・・>このナンバーはいったいなんだ!しかも意外と間髪入れずやっている。イべントならでは・・・そしてまたレスポールに義人が持ち替えて、新曲も披露。アルバムを2枚も最近リリースするライブなのに、イベント性を考えてくれる横道に感謝である。しかもその後MCもなく<解放>!いつも最後近辺に歌われているが、この気合で今日は決まった。間違いなくARBもいいだろう。やっとMCがあり、<ARBは25周年、横道は19周年どうしてもこの6年は埋まらんのよね!俺たちはずっと餓鬼みたいなキモチでやっていきます。ニューアルバムからそんな詩を・・輝きもしない明日ならいらない>。いやいや、横道さんARBは7年休んでいるので実質18年で、横道の方が長いです!でも、ここまで日本語のパンキッシュな姿勢で続いているバンドがいないので、こういう縦の関係って本当にいいものであるし、前回の対決も真正面からの激突モードだったので、さほど交友範囲<LOFT絡みやレコーディング参加など>でないバンドで、においが近いバンドの対バンはやはりいいものである。久々に見た木谷氏のドラムも、よりタイトにいい意味で荒さが消え、気もちのドラムから魂のドラムへ変貌している感もある。そしてBASS潤さん最高やね!ドラムのリズムにあわせ頭を振り、一度他のレポでも書いたが、なかなか頭の見せ場から前に出てくるバンドがいないが、それをやってくれるつぼにはまるミュージシャンはなかなかいない。しかもライダース着とるし、モニターに足のっとるし。最後の2曲はやっと横道モード全開って感じであった。ずっと今井が心臓に親指を刺してARBファンに訴えかけている。それでいい!そうこなくちゃって感じ。リスペクトもいいが、40代の老いぼれロッカーを打ち負かしていくことも大事な事である。楽屋では縦関係だろうけど、ステージに立てば、勝負ですからね!以前ビーツが、ARBと対バンした時のインタビューで、<凄い憧れているバンドだけど、一緒にやる以上はサインをもらおうと思わないし、つぶすって言うか、思いっきりやりますよ!>とデビュー直後言ってました。まぁこの話を聞いてから好きになったが、そんな気もちで見てます。5月のビーツ、スタークラブの対バンと今日の対バンは、そういう意味でも、大げさに言えばこれから10年後、私が好きなバンドは40〜50台を迎えているので、継承ではないが、色々考え深いものがあります。最後に両サイドの横道ファンに感謝したい。拳が熱かった。ず〜と見てたらじ〜んときました。
さていろいろARB.ただ凄い転換やサウンドチェックに時間がかかった。約30分。そう確かに今日は音が悪い。藍坊主は、何がなんだかわからんぐらい音出しすぎなのか、単なるPAの問題かとも思っていたが、横道も出だし正直でかすぎであった。それが気合から出てるものであれば問題ないが、そこら辺をARBスタッフが気にしたのかもしれない。そのおかげか、ギター幸也の音は無茶苦茶でかかったが、クリヤーに聞こえた。今現在13日の昼ですが、耳鳴りがまだありますが・・・・・現在のARBはそれでいい。キースも嬉しそうT
待ちすぎてARBコールも小さく、さぞ横道ファンはがっかりしたと思う。関東と関西ツアーのセットリストとそんなに変わりはないと持ってましたが、ちょっとシェイプアップされ、再結成後中心のないようだったが、文句なし。
あまりARBに関しては文句なしとかいいたくないが、再結成後の中でも、1年目に近いテンションがもどってきた感じがある。凌とキースには凄い辛いビートの再結成後2枚目エルドラド一曲目<これから>でもそこまで足を引っ張ってなかったし、序盤から幸也が動き回って、テレキャスからいつものストラトに替え、ギターを上に上げてみたり、ブレイクごとにアクションを起こしているし、少しMCがあった後の<はじまりの詩>での新ギターアレンジは本当に最高であり、EBIも音を替えていて、この曲からKEYたつのすけが参加し、長いロンゲを大きく上下や横に振っている。もうここまできたら腰に来てしまった。そして次の<ロンサム〜>もこんな高速のテンポをやれるキースが嬉しい。とにかく幸也のギターアレンジがソウル&ファンクアレンジが過去最高に破れており、それを非常に凌が着にいっているみたいで、ドンドンやれと前に出るように指示している。一気に会場はそのメンバーの熱を察知し、拳や両手が会場を埋め尽くす。またもや幸也は新しいギターに持ち替え、キーボードとギターでイントロに間髪入れず入り、大きく幸也がはじまりの合図のように手を上げた。雷を落とすようにHBCが始まる。過去にないこの攻めに驚愕してしまった。音といい、さっきから見ているが、凌の目付きが迷いがなくなっている。25周年ということを背負っているのか?この前発売されたARB解散DVDを見たせいもあるだろうが、ARBは、確かに今のロック界の位置として難しいであろうし、正直キースのドラミングとか初めて見る人は、罵倒する人もいるかもしれない。俺的にはそれでいいと思う。色んな解釈があっていい。でも俺にとって一度休止したバンドでなく、解散し、もう歌わないという人もいたし、でも本当にタイミングも合って、復活した。もうキースは50を越え、凌も40後半。幸也でさえ40を過ぎた。こんなバンドいていいと思う。40過ぎてパンクだって茂もヒカゲもやってるし、50過ぎても菊さんは中指を立てている。森やんも清志郎もまだまだ元気だ!それにしてもこんな年齢層でも非常に演奏はハードで、音もでかいし、もうそれでいい。厳しい目は目で持ってますが、今年は25周年に値するライブをやっているようだ!AFTER'45もKEYがいるのにもかかわらず、ギター&ボーカルからはじめる新ヴァージョン。客乗りも非常に良く、感想でも凌との声が止まらない。これも過去にないこと。HEY!WAR!!も以前出したときは、テロに対するものであったが、まさか戦争が実際に始まるとは・・・横道ファンもこの曲とHBCははまったと思う。W&Vもあまり聞き取れなかったが<アメリカ、イラクに・・>で会場一気に盛り上がり、<東京シティー>も情けもくそもありゃしない!
バージョンで、最後もゲゲゲットノーサディスファイ!って歌ってました。魂こがしてをはさんでの最後のTOKYO
OUTSIDERも流しすぎとも思い、最後のTOKYO OUTSIDER!と歌い上げるところも低く歌っていたので、でも今日はよかったし、と思っていたが最後に一発気合を入れて<TOKYO
OUTSIDER>といつものキーで歌い上げ!その後の目付きが解散前のものであった。マイクを振り回しながら、何かを叫びながら、会場を見渡していたのが最高であった。アンコールでの、ユニオン、ダディーズも会場も喜び、何と東京ではなかった、<喝!>も流してなかった!2度目のアンコールは横道のメンバーと凌お気に入りのROUTE66.皆非常に嬉しそうであった。今日見たARBはまさしく進化していた。幸也があそこまで曲をある意味壊してくれれば、ARBファンにとっても非常にありがたい。リスペクトだけの音楽はってのもあまり気に食わないし・・・・ちなみに幸也&キースはTHE
COVERのツアー<東名阪>を10日に終えたばかり。キースもかなりパワーアップしていたし、EBIもアレンジを変えたりしていたし、秋のアルバムが楽しみ。この年になって、ARBのライブの日をかすかに覚えている生活が続いたが、それを一気に吹き飛ばし、すっかりARBモードになりそうな年になりそうだ!20代最後に見たARB、そしてそれを援護射撃してくれた横道坊主、藍坊主に感謝である。