THE STREET BEATS THE STAR CLUB 2003・05・25@Be-1 |
今日は、とんでもないライブを見に行く。別にバーサス企画でもないのであるが、夢の対バンがここ博多で実現した。
THE STAR CLUB,THE STREETBEATSである。でもただ対バンであったから行くわけではない。スタークラブは、不滅のLOU時代から、革命児TORU時代をへて、一時期瞑想したがNAKAZらの加入により、快進撃を飛ばし<JAPAN
PUNK FES:アナーキー、コブラ、ライダース、ラフィンなどによる開催>ていたが、突然バック3人が脱退。しかしヒカゲは止まらなかった。若手3人を向かい入れそのまま
去年韓国でのPUNKFESを成功させ、25周年記念ライブではTORU、アキラ以外ほぼ集めて<その中には元BJCの達也も>行なって、アルバム<消えたパンクロック>でデジタル色やラップ色を排除し、久しぶりに王道パンクに戻った。しかもこの新メンバー3人は、ステージ上ではよく笑っているし、<青春だね!>ってかんじでPLAYしているが、出している音と純粋で、ファンにまったく媚びずに
真っ当に勝負している。ファンの方もライブでは<こいつらには負けるか!>って感じでステージ上がって煽っていくが、普通ならむかつくとこをどっちかと言うと<一緒に楽しもうぜ!>ってな感じでよりパワーアップし、それはファンを圧倒するぐらいだ!HIKAGEは、どっかで今まで元○○とかある種キャリアがある奴らとやっていたので、TORUが抜けてからはあまり<俺がパンクだ!>って感じが100%ではなかったが、このメンバーになってから何かを取り戻している感がある。が、今回の作品<STYLE>からこの25年メジャーをはって来たが、INDIESになってしまっているが、内容は前作を軽く越えている。ギリギリで生きてないとつまらね〜!タフになれ、ぶちのめせ気弱な心を!皆本気じゃねぇのさ!暴れまくれ、騒ぎまくれ、糞ガキ気分でさぁさぁぶっ飛ばせ!あのアルバムから聞こえてくるのは、こんな言葉ばかりである。
またビーツは、現在メジャーでのアルバムリリースはなく、ジョーストラマーの追悼をかねて、今回ツアーをしているが相変わらず年に廻るツアーの数は、メジャーでないにしては凄い数を廻っている。そういういわゆる音楽的な危機的な状況にあること2バンドを2年前から会場&通販限定で、ライブCDをリリースしているが、これはBEATSファンならずとも、STARCLUBとは全く違う形で、長年のキャリアを感じさせるものであり、特に2枚目(こんな時代の真ん中で)これは、洒落にならないメッセージに溢れ、<とにかく生きろ!>と訴えかけているし、今回のツアーで急遽販売を開始したシングルは、JOEに感化されてのタイトルにはなっているが、<人生と格闘しろ>と訴えかけているものと広島出身のOKIが書き下ろした、戦争へのメッセージソング<つながった空の下>を書き下ろしている攻撃振りは、オリコントップランキングアーティストには見られない光景であろう。もちろん見ない訳には行かなかったし、4月のMODSもあり、JOEのことをこれまでも好きなロッカーが追悼の意思を表していることをしっかり見ておきたかった。
会場Be-1は、ほぼ満員。先陣は仕方ないが<STARCLUB>である。19:15~20:15のステージで、SETLISTはNEWALBUMを会場で買ったので、あまり新曲ばかりで覚えてないが、
後のBEATSがあるのにアンコールまであるもので、前半はヒカゲはバックの3人に任せ、少しづつ力を込めていく。ステージに上ってダイブ&モッシュが自然にあり、
少し安心したし、結構な爆音で、殆どの曲が新曲であるのにヒカゲの歌詞ははっきり聞こえるし、しかも昔と全く変わらず安易に現状を否定するだけでなく、<あきらめずに夢を見ろ!>というメッセージは変わっていない。是非NEWALBUMを買って聞いてみてほしい。これと言ったMCもなく、ただ明らかにバックの3人はステージにモヒカンやレザーを羽織ったやからが上がってもヒカゲは難しそうに睨むが、3人は一緒に笑い会って、しかも彼らがダイブすると、さらに客席を煽りだし、その煽り方はどんどん煽り方がエスカレートして行き、特にリズム隊のHANA&RYOはかなりいい眼差しを持っている。GUIもフライングブイであるが、いいロカビリーテイストを持っているし、この3人はただ弾かされているだけでなく、曲も作れるので、もう洒落にならんぐらい固まってきているので、凄いことになるだろうし、予想通り、ヒカゲは終盤にかけて、パワーを全開させ、腕をブンブン回し、目を大きく開けて声の限りシャウトしている。特にアンコールの2曲は嬉しさ100倍ってこのことです。日本のPUNKはこの人でなりたっている。凄いものを見せられてしまった。時には胸倉つかんで<それでいいのか>って訴えかけたり、例えばL<まぁそんなに落ち込むなよって>って勇気付けてくれる例えばC・D・H・F.そして俺の生き様はこうだって!訴えかける例えばB/M・P・Q。是非今は年齢層も高く、昔みたいに怖くないので、なんか壊そうと思っている人も大丈夫です。漏れなく泣けるぐらい元気が出ます。
さぁこんなもんみせられてBEATSはどうやるの?昨日も広島でやってるらしいけど、どう迎え撃つ気なの?転換も含め20分のインターバルがあった。不思議と帰っている人はあまりいないし、さっきまでダイブしまくっていたPUNKが近くでたむろし出した。凄くいい奴らばかりであるが、うろうろしすぎで昔みたいに対バンにエールを送るように、ちょっとマナーは守ってほしかった。
早速OKIが出てきた。SEはクラッシュのトミーガン。それよりもBEATSを見るのはかなり久しぶり。多分田川のイベント以来。
SEIZIの相変わらずのホストぶりは笑える。でもいいです。それがSEIZI!!若干会場もスタークラブムードがぬぐえない。
一曲目でかなりOKIは叫び散らしている。おそらくスタークラブファンにしてみれば<勝てるか!>ってな感じで様子を見ていただろうが、DRUMもかなり成長しているし、色々あったBEATSであるが彼は彼らなりにPUNKであった。多分スタークラブの対バン出来るバンドなんてそうおらんです。同じように出来るバンドはおっても・・・
3曲目にははっきり覚えてはないが、色々あるが悩んだ時にはこの歌を見たいな恣意のMCを大きく叫んだ後のB.このライブを見る前の1週間。とにかく聴きたいあまりライブでもPLAYしない曲ばかりを入れたテープを作り聴いていたが、不思議とこの日かなりPLAYされた。1.3.4.8.12.アンコール2.4.6はそうでした。
4までほぼ一気に行ったが、3・4は最高であったが、逆にスタークラブとやり方が違いすぎた為、続々と曲が帰っていくし、真横で帰っていく客が気になるBEATSファンも少し熱が冷めていく気がした。7・8のSEIZIのナンバーで少し盛り返したものの、特にどの会場でもやっているクラッシュに捧げるカバーナンバー5・6.OKIが一人で
歌う9・10は内容ではなく、一気に悪い意味で会場が一変してしまったし、一番思ったのが、前日地元広島でと言うこともあるかもしれないがOKIの声がかなりつぶれている。先日わずらったポリープのせいかとも思ったが、もしそうなら休んだ方がいい。OKIが歌い上げるバラードは最高なのだが、思い切り叫びきれてない。
会場で買ったSTRUMMERSとの共演も凄い声である。でもさすが新曲11から一気に飛ばすが、BEATSの場合大きく分けて2つライブスタイルがある。本当に突き詰めて、メッセージ色が濃い攻撃的モードと、思い切り楽しみながらPARTYぽく飛ばしていくナンバーを並べるもの。今回は少し後者より。もっともっと<いのちの音>でもよかったので、突き詰めた結果が聞きたかった。人生と格闘した結果どうだ!!ってナンバーを・・・まぁBASSが今サポート状態で何パターンかで回していくセットリストってことは分かるけど、新作のツアーでもないので、せっかくセカンドのナンバーなど最近では昔の曲もやり始めているので、14で終わるってことないやろ!少し消化不良。でもアンコール2のSTRIKEBACKで吹っ切れた部分もあった。特にEN6
に至っては<もうすこしやらせろや!>っていってた。そげんないといかん!
OKIはやく新作を頼む。コンバットはいいぞ!11の前のMC せめぎあったり疑ったり、もがいて傷つけあったりしている世の中で人生と格闘しろって曲をツアー開幕戦からプレーしてます。
THE STREET BEATS
20:40~22:05
1. 十代の衝動
2. GET UP, VOICE UP
3. FOR MY TOMORROW
4. TWO BLACK GUITAR
5. WHAT'S MY NAME
6. BRAND NEW CADILLAC
7. LOSE OR WIN
8. LONESOME RAMBLE BOY
9. つながった空の下(新曲/弾き語り)
10. VOICE(弾き語り)
11. SPIRIT OF COMBAT(新曲)
12. RED HOT BLOOD
13. BEAT PARTY
14. BOYS BE A HERO
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EN1. 叫ばなければ
EN2. STRIKE BACK!
EN3. HEY! WANDERER
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EN4. REBEL SONG
EN5. MEET THE BEATS!
EN6. ヒロシマ