8/23@LOGOS
INTHEFACTORY
三宅伸治・花田裕之
・山口洋・THEGROOVERS<SION>
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この日は自分の誕生日である。福岡でハイロウズ・ブランキー・エレカシなどのイベンターでもあり、HEATWAVE,MOONBEAMそしてグルーバーズを福岡に呼んでくれたBRAINS企画のイベント。過去2回行われていたEGDEOFSUMMERというイベントにも似たようで似ていないメンツ。このイベントは2回とも同じメンツでハイロウズ・グルーバーズ・HEATWAVE・プライベーツというかなり一般から見れば硬派であるが、自分的には最高であった。が、やはり、ハイロウズの売れっ子振りにより少しどうしてもファン層が企画の趣旨からずれるような気がしていた。が、今回は違う。そのミーハー色を排除し、完璧に玄人好みと言っていいメンツ。BRAINSでもこういう組み合わせができるのか?と疑うほど!日本とロックを好きな人なら絶対というほど通るRCとメンタイロックその張本人と博多色を貫いた男が東京で出会った博多にも通用するドがつくほどのロック・グルーバーズと山口。そして極め付けがSIONの参加である。15周年を迎えた彼がツアー以外怒涛のFUJIROCK&ARABAKIの間を縫ってグルーバーズのゲストで参加するという。しかも俺の誕生日に。
当日の正確なSETLISTはそれぞれのファンサイトなどで確認してほしい。
なんとこのメンツで突発は三宅伸治。TRAMP→SWAMPTRAMPへ変動したばかり、博多に駆けつけどちらかというと博多色の強いメンツの中でも自分らしいロックを大声で表現している。リズムマシーンをフットスタンプで自ら踏みリズムを取りながらMOJO時代のグレイハウンドバスやFREETIMEなどそして出したばかりのHAPPYDAYSよりも新曲を披露し、2000年話題を呼んだ<いいことがあるといいね>を一人で歌い上げたのは涙もの・・・そして<ベートーベンをぶっ飛ばせ>ではなんと会場の方にスタッフの肩車に乗り降りていくというLIVEではお馴染みであるが、イベントでもやるとは・・・すっかりトップバッターでつかみきったLIVEを。
2番目はハヤッ!花田裕之。DRUMにAJICO椎名BASSに井上富雄と従え、ジプシーズ・なんとサンハウスのナンバーを披露し、また久々にリリースしたプライベート的アルバム。本当にリラックスした内容であるが、その新曲も披露。跡でHEATWAVEのHPの山口氏の日記では大絶賛していたぐらいかなり渋めのPLAY 。おれもかなりソロになってみましたが、かなり調子がよく今後いっぱいLIVEが福岡でも予定されている。FUJIROCKではUAのBACKで弾いていたし、12月AAAでは大黒魔季のBACKも勤めていた。久々の花田。うれしい限りである。そして今日のハイライトのひとつでもある山口。本人は3月のHEATWAVE活動中止以来秋口にバンドをやると豪語しており、SFUのツアーにも参加し、ROCKINJAPAN,FUJIROCKにも参加しており、どういうメンツで参加するか期待していたが、
その期待通り、旧友渡辺地獄を引き連れ2人でのPLAY。しかもやけに髪型からしても山口氏が復活しており、NOFEARの時以来では・・・と思うほどの気合の入りようである。一番泣いたのは<明日のために靴を磨こう>をPLAYしたこと。「昨日地獄には手を振るよ!髪の毛立ててさよならだ!」その後2人でのコーラスつきのサビは、超涙ものであった。2人でもバンドの域を超えていた。
そしてグルーバーズ。福岡は久しぶりなのでファンはよかっただろうが、トリは少し無理があったような気がした。実力で勝ち取ってほしいものである。けど会場限定のGROOVAHOLICや久々のグルーバーズのパンチはいいパンチだった。そして勢いのまま呼び込んだSIONにまたびっくりである。なんと登場するや否や客を煽っている。そして頭を振りながらSIONとは思えないほどグルーバーズののりのままMAYBEなど4曲をそして新宿の片隅からなどもサービス。その後グルーバーズがまた2曲やって、終わったのは11時過ぎであった。登場順は今日はよかったが、最後のセッションなどがないためグルーバーズ&SIONで閉めていれば完璧であった。
それにしても内容が濃いイベントであり、客も少なくなかっただけに続けてほしいイベントであった。
10.14@北九州博覧会
INヒビッキーホール(屋根つき野外)
ROCKINEXPO〜ホームタウンライブ
SHEENA&THEROKKETS
<ゲスト:山善&TAKA(AKAKURO)>
R&RGYPSIES
<ゲスト:南浩二(元人間クラブ)>
広石武彦
hi*limits
TROUBLEMAKER
全国でEXPOレベルでこういうロックイベントをしかも出身者のみに限定するような土地は福岡だけであろう。しかもなんとルースターズのメンバーで構成されたジプシーズを再結成させ、南浩二も呼んであるという。このイベントが決定した後ルースターズの大江の登場が噂されたが実現はしなかったが、本番当日までその動きは激しかったらしい。アマではあるが北九で地道に活動するTROUBLEMAKER。決しててらわずそしてイベントの重さも感じつつ、パワフルな演奏は地元で盛り上げていくという熱が伝わってくる。すごく印象的なのは博覧会ということもあるが、若い年齢層だけでなくルースターズの影響もあろうが、30〜40代の家族連れ、年配のおじいさんおばあさんもうれしそうにステージを見つめている。いいイベントである。2番目のハイリミッツはデジタル色のないバンドでありながら王道のロックセンスを貫く続け、VOCAL鶴坊率いる北九在住で今年デビューしたいわば今も現存するバンドである。いつも古着っぽい服を着ていたが、鶴坊は緑のラメに竜が描かれたチャイナ服に頭を金髪にし登場。気合十分。ルーツロックでありながらデビューしたてということもあり、勢いだけでなく今北九を守っているという表現が正しいかわからないが、(僕らは今もここでやってるバンドです。)という頼もしい言葉はみんなに染みた言葉だったろう。そして元UPBEAT広石の登場。ここから伝説が始まる。ルースターズと並べ評されるバンドとしてTOPを取ったバンドも解散し、今は独自のソロ活動をやっている。地元で見るのは始めてであるが、さすがファンも多く昔の曲は一切やらず、けつ2バンドにつないでゆく。相変わらずのおてんば振りである。客がざわめき始める。当たり前である。リハではルースターズの曲が聞こえていたのでほとんどの客は今から何が行われるのか分かっている。1曲目からルースターズ時代の曲で飛ばし続ける。(MONA.SITTINGONTHEFENSE,ROSIE,気をつけな、どうしようもない恋の唄、HURRYUP!>そしてGYPSIESナンバー<LOVEHURT,ようよう、夢中で>南浩二も柴山に次ぐステージングで化け物のようでルースターズの一夜限りの復活を祝う。花田も淡々と歌うわけでなくいつもよりも<アウ>と叫んでみたり、かなりの久しぶりの地元でのLIVEに酔いしれていた。ちょっとがっかりしたのが余り客の盛り上がりがいまいちだったこと。地元だろう!と言いたいぐらいだった。そしてシナロケ!シーナが北九でBASSのなべちゃんが直方である。スーツで現れたまこっちゃん。野外ということもあり、音の調子がちょっとかわいそうであったが、いつもどうりのPLAYで、アンコールでは山善&TAKAを呼び込み、サディスファクションを・・・・
地元記念と活性化のため行われる博覧祭はしっかりと博多のロック史にも伝説を残した。