MY BEST
ALBUM REVEU

RC SUCCESSION/ラプソディー

僕のファーストロックンロール。小学時代、上の兄弟の影響でチャゲアスやオフコースを経て、チェッカーズなどを通り兄が大学に入るにつれて洋楽にやられて以来、丁度WE ARE THE WORLD時代の辺は小学生の癖に洋楽にはまっていた。その後めっきり長渕ばかり聞いていた僕が、中学一年の時に近くに大きな図書館が出来てテープ&CDを貸すようになった。そこでOPEN日借りたのがRCの<FEEL SO BAD>だった。のっけから自由!!!って叫んでいるし腰を振れだの、凄い大人を感じた。その次の日、兄が<本当にちゃんと聞くや?>と言って買って来たのがこの中古レコード。ビブレにあった名曲堂ってとこで700円だったと思う。擦り切れるほど聞きまくった。よぉーこそ!だもんね。今でも初めてレコードの針を落とした時のことを思い出す。最近よく思うのだけどこの時期は特に、一つレコードの扱いからデリケートに扱ってレコードプレイヤーは大体親父ので、壊したりしたりしないようにちょっと離れて聞いたものだ。そういう高尚なものであった。

THE BLUE HEARTS/THE BLUE HEARTS  

これも僕のロック史において外せないもの。勿論この時期BOOWYかブルハか分かれていたし、でもこのアルバムを手にした頃は、まだブルハがこの世に出てない位のものであったと思っていたが、今を考えてみるとミュートマなどで<NONONO>を見たのが最初かな?RCやバービーばかり聞いていて、下敷きにその切抜きを入れていた中2の時、クラスでバスケ部のキャプテンやっている藤田芳朗君が話しかけてきて、長渕などで盛り上がっていて、彼がバンドを組もうと思うからSAXで入ってくれない?と言われた時にチェッカーズだけじゃって彼が悩んでいる時に、お互い2人だけが知っていたブルハを皆に聞かせて、<リンダリンダ><終わらない歌>をコピーしたのが最初。ブルハが一躍有名になった夜ヒット出演は、バンドメンバーBASS長嶺剛<サッカー部キャプテン>DRUM伊藤公昭VOCAL森宏一郎KEY久保田貞治A/G山下貴裕&戸田陽一は練習しながら見ました。後で分かることだがこのアルバムがサンハウス奈良さんによるもので、リンダリンダはシナロケ→ARB浅田孟によるものだとも知る。

ECHOES/HURTS

小学校の時鍵っ子的な生活をし、病気にもなった僕にとってエコーズは凄い勇気をくれた。今で言うバンプかな?この前のアルバム<NOKIDDING>のMYPROTESTSONGは永遠のテーマ曲。暗い感情を当時代弁してくれるちょっと別物的バンド。そういう意味ではエコーズとビーツは良く僕の悩みを解決してくれた。このアルバムは特に受験勉強のときに塾へ向かうときウォークマンで聞きまくったオンタイムで出たアルバム。

BARBEEBOYS/Listen!

文句なし。中学の時に一番聞いたんじゃないかな?今聞いても早すぎる音だと思う。王道でもど真ん中でもないし、どっちかというとおしゃれっぽかったけど、ロックだったね!スタイリッシュとか言っていいんじゃないかな?ビートも効いているし、歌詞も衝いて来るしね、写真部から吹奏楽部に移ったのもSAX吹ければいいな〜って思ったから。ただのロックじゃなくて、閃きとかね、驚かせてくれるのがバービーだったね!

RED WARRIORS/CASINO DRIVE

当時元レベッカとかいう井出達でしかなかったけど、ソニー系が好きやったからGBとかWHAT'SIN?とか買ってみてたからビジュアル的なものでしか情報が無かったので、最初聞いたときはぶっ飛んだ。このカジノは2ndやけど、ファーストとのギャップもすごかったし、今このアプローチで球場レベルやれる奴はいないだろう。やっぱ中学生やったんでFOOLISH GAMBLERとかSTILL OF THE NIGHTとかバラとワインとかね・・・NHKのJUSTPOPUP!とかね。燃えたね・・・皆に勧めてました。

THE STREETSLIDERS/LIVE AT BUBOUKAN

これは隠れて聞いてました。やっぱ当時バービーとかブルハは友人に勧められたけど、スライダースは勧められんかった(笑)スライダースはでもレコードじゃなくてCDのイメージがあって、兄の友人に入れてもらったりしたっけ?この年の大晦日から正月になる時にFMで中村貴子がやってたと思うけど、正月一発目にスライダースの新曲をおかけしますって今思うと凄い粋なことをしてくれたんやけど、それが<BOYS JUMP THE MIDNIGHT>で、BOYSって言ったらこの武道館の
BOYSの蘭丸のギターソロに偉く感動し、何度もその部分だけ聞いていた。この時期ロックバンドで12インチと言ったらスライダースやった・・・・

ARB/LOVE THE LIVE

ARBとの出会いは<魂こがして>ライブ盤で中2頃かな?最初はSTANDING ON~やHOLIDAY、JUST A 16をよく聞いていた。だって最初の印象は、魂とか喝とか宗教がかった言葉も多くて、少し怖かったが、小学校時代姉の影響で歌本目当てに買っていて、ARBと言う名前自体は知っていたし、小泉今日子との映画共演やサザン桑田のクリスマス番組などで知っていた。興味を持ったのは、清志郎が博多の野外イベントに出ていた時、RCにゲストで凌が出てきて歌っている声を聞いて、かなり興味を持って食いついた。高校入ってバリバリ聞き出して、あまり意味も分からずにAFTER'45とかいいなぁ〜ぐらい。でもこのアルバムは無茶苦茶今でも聞くことがある。やはり白浜久のアレンジ力が冴える。劇的です。

SONHOUSE/クレイジーダイヤモンド  

言わずと知れたサンハウスの再結成盤。音がかなりラフなのが素晴らしい。全曲と言わずともほぼ入っている。このアルバムのポイントは、菊のMC!と客の声。それと最後のやらないか。映像は見たことがないのであるが、何か浮かんでくる。ARBが好きになって色々調べて、めんたいフォロワーだったらたどり着くサンハウス。が音は悪いし原曲のアレンジも違うものも多いが、このアルバムを名盤とあげる人も多い。ドラムは浦田さんです

アンジー/溢れる人々  

出ました。これも当時は隠れて聞いていた感が強い(笑)。僕の性格上、好きでも皆聞き出すともうどうでもよくなる。意外と人に比べて発見は早いが、要は皆違う解釈で聞き始める。さも自分が見つけたかのように。ブルハがブレイクして皆がはまり出した時、僕はもうアンジーを聞いていた。顔は上記の洋楽聞いていた時代に、ナイトジャック福岡というFBSの番組では地元のバンドをゲストでよく出していた時アンジーを見ていた。ブルハよりも分かりやすく、ギターの音もロックぽかったし、意味も分からずバナナのジャケットも良かった。まさか大人になってメンバーの方々と出会えるとは知らず。ブルハと全く違うのは、ブルハはどっちかと言うとあれも駄目これは駄目。応援はするが、生活の部分を見せないが、アンジーは生活がありきで、色々な状況にまずガマンしている主人公に向かってメッセージを友人としてまた自分に向かって送ってくれるし、ロックとは見たいなテーマを沿って、ブルハだと<皆くそったれ!>と言うとしたらアンジーは<くそったれだってすばらしい>って言う。例えが極端なブルハとやはり大卒でもあるアンジーは知的な部分も覗かせてたし、その逆でちんぽもむき出しだった。ブルハは裏切られたのバラード。アンジーは情けない空しくもあるバラード。でもアンジーの方がより勇気が出た。

THE ACCIDENTS/POWER HOUSE  

心のバイブル。元々剥き出しのパンクロックスピリッツってのは意外と苦手だったけど、バービー好きだった僕にとってこの縦ノリだが、バブリーな80’Sな音に都会で夢を見る特に後の浪人時代、何も希望も持てない状況の中地下鉄などに乗るときにアクシデンツを聞くと恥ずかしながら涙しそうだった。永遠の目標。今では原島さんは露出も多く誤解している人も多いかも知れんが、おそらく色んな立場で博多を愛し続け、盛り上げ続けている功労者でもあることを忘れないで欲しい。それはアクシデンツを聞けば分かるはず。特にこのアルバムは今でも柴山さんに歌われている柴山&花田コンビの<LOVE>や水戸との競作も収録。

ROOSTERZ/FOUR PIECES LIVE  

ルースターズと言えばファースト・セカンドを挙げたいところだが、やはり僕だって根っからのルースターズDNAが入っている。やはりルースターズでオンタイムはこのアルバム。初めて一番最初にレコードダビング方だった僕がCDとして買ったアルバムもこれだった。でも解散ライブでもある。ゲストで池畑&富雄そして大江も参加してのCMC。だがやはりその後スターリンに加入し、元ロザの三原とあの穴井仁吉。UN、イエモンで有名な朝本。そしてギターヒーロー花田&下山。この演奏が素晴らしい。大パフォーマンスでどっちかと言うと暴れまくったり、強烈なインパンクとが強いボーカルが好きな僕にとって花田は最初物足りなかったが、無口なのに最後にはジャンプしてしまうこのライブと、柴山さんの歌詞と花田の歌詞の融合も楽しめ、おぼろげに洋楽を楽しんでいた僕にとってもファーストセカンドのようなTHIS IS めんたいロックではなく、こういった入りの方が良かったんだろう。未だに再現できないジグソーパズルとか鼻歌で歌ってたりします。

Th eRockers/リップサービス  

全くの伝説なバンドだったのがロッカーズ。色々ルーツを探っていたがロッカーズだけは未だにアルバムを聞いたことがない。が、この華々しい復活ライブはこれも未だにライブ盤のバイブル。やっぱ皆が目が行く<可愛いあの娘><キャデラック>よりも<歌うたい><涙のモーターウェイ>に先に目が行ったのは、やはり幼少期や洋楽やルーツを探った時代が、そうさせたのだと思う。ノリノリの曲ってのは誰もが好きなナンバーだが、バラードとかミドルテンポの曲ってのは、耳を傾けたり、歌詞を追いかけないと好きになれないはず。やはり日本語ロック好きな僕としては、最初に聞こえてくる言葉に動かされるし、その言葉だけでなくても、雰囲気などでも心は動かされる。ロッカーズは上記のめんたいロッカーよりも後輩に値し、アンジーよりもちょっと上ぐらいの時代背景もありつつ、それでも被らずに陣内なりのロック博多魂が伝わってくる。声が上擦っても、意気が上がっても限界までジャンプし続ける。これもまたパンクと違った諦めないロックスピリッツだと思う。曲数やノリ的にも一家に一枚。ある意味映画通り。

TEARDROPS/MIXIN'LOVE  

噂の山口富士夫とであったのは、まぁルーツを探り出してすぐだったが、最初はあまりなじめなかった。シナロケのライブ盤でのアクトややはりティアドロップスのびっくりするほどのダイレクトなラブソングややさしくも色んなものを吸収しているギターの音が、なんとなく良かったのだろう。ビルも何もない荒野に一本通っている真直ぐと延びたハイウェイに誰もがあこがれるように、ここにはロックミュージックに対する夢や憧れが、ロック史上色んな時代を作ってきたはずの山口富士夫から次々と問いかけられている。特にこのアルバムはサンハウスとか聞いていたときにあわせて聞いたのだろうが、ミーハー的名乗りから行ったら東芝から出たロックが生れた日。これでプライベーツの延原とのMr.MOONLIGHTで富士夫へのリスペクトは頂点を極めた。名曲いきなりサンシャイン・いいユメみてね収録。

Sheena&the Rokkets/DREAM+REVOLT

いよいよ登場です。シナロケ。ロックに興味なくても知っているロックバンドの一つだろう。が色々挙げている中女性ボーカルが少ないのに気付くだろうが、やはり敢えて聞くものではないと思っていた。最初の頃ってのは色んな大きな間違いな設定をするものだ。勿論シナロケはバリバリ聞いていたが、このアルバムは初期メンバー浅田氏のARBへの加入に伴う、サンハウスの奈良さんが復帰するアルバムでもあるが、それよりもシナロケなど関係なく聞いて欲しいロックあるばむだ。当時あっていた夜ヒットR&Nという深夜番組にトリで登場したのがシナロケだった。深夜もう一時過ぎとかそんな時間だったように思えるが、そんな時代にあの鮎川氏のギターと歌詞のびっくりしたものだ。やはり生のロックパフォーマンスってのは驚きなもんだ。テレビの前で大の男が口をぽっかりあけ立ち尽くしたものさ。それからシナロケの歌詞が殆んど当時柴山さんであることを知り、こりゃ確信犯だなと思ったものだ。

ザ・タイマーズ/THE TIMERS  

説明不要なタイマーズですね。清志郎いやゼリー率いる土木作業員の格好した4人のアコースティックバンドは、とにかく聞いてくださいとしかいい用がないです。でも当時CDを持ってなかったので市販されているアルバムカセットを買って学校で聞いてました。RCの良さをロックを知らない友人に勧めるいい機会であったので、高校生にとってもはっきりものを言っているこのタイマーズの歌が良かったと思う。デイドリームビリーバーが有名すぎるが、そんなメローなバンドではないゲリラバンドであった。三宅伸治も凄いね。記憶に凄く残っているのは、上記の夜ヒットでの新聞沙汰にもなったあの事件や収録されているのは下記の2・3’Sだが、メルトダウンなどの秀曲もライブでは披露されていた。

頭脳警察/頭脳警察7  

色々な紙面上でルーツを探る祭に必ずといってたどり着くロックバンドといえばこのバンドだろう。バンドブームとイカ天の審査員が発射をかけたか?いや理不尽な政治状況のたびに復活を果たしているこのバンド。しかも新曲従えての大復活を僕が多感な時期にやってくれたのであった。しかもBASSは下山淳の弟、DRUMはピーズ、ビーツのマスヒロ。ギターはグルーバーズ藤井。実はこの時代からグルーバーズは聞いていた。僕の周りは3人になってからだろうが、どっちかというとそれは新しい発見で、VO西村の声のでかさによく聞いていたものだったが・・・・。勿論これを期にライブも行われたが、数々の反戦歌や放送禁止?的な曲たちが聞けるのは本当に嬉しかった。高校時代学校で掃除しながら<銃をとれ>口ずさんでいたっけ?ちょっと危ない。いや僕にとっては当たり前の口ずさみナンバーだった。<人のために生きるなんて真っ平ごめんさ〜>。でもこのアルバムに収録されていたのは新曲なので、この曲は入っていないが、<腐った卵>から始まり、歌詞の内容とロック感に圧倒された<BLOODBLOODBLOOD>そしてパンタらしい平和の歌や最後には<万物流転>といった名曲というか自伝も収録。復活アルバムにして名盤。

THE STAR CLUB/NOIZ ZONE 

僕にとってパンクは苦手だった。ブルハでぎりぎりだった。中学時代だって曲のノリで聞いていたブルハも歌詞の意味が実感でき始めて、あまり聞かなくなっていたブルハ。だが高校2年ARB解散に伴い、その心の穴を埋めてくれるバンドを必死で探していた。とりあえずARB解散ツアーに参加していたビーツやミンクスにはまりだし、元々等身大として好きだったジュンスカもよく聞いていたがやはり物足りない感も否定できなかった。がその時、まぁウィラードなどは知っていたが、めんたい以外でスターリンなどは厳しかったし・・・ある日兄に買ってくるように言われてCDで先に聞いてみたら、びっくり。勿論パンクはパンクなのだが、このアルバムはベスト盤であるが再録もされており、一曲目<ATTACKSONG>にノックアウトされ、NOWAGAINやBLACKGUARDANGELは大学受験を控えた僕の心を新しく打ち抜いてくれた。このアルバムにも収録されているアルバム<ロックンロールライダー>は兄がライブビデオも買ってきて腐るほどみていた。パンクのイメージを取り除いてまずは聞いて見るべし。誰にでも通じるロックメッセージがここにある。

THE BRICK’S STONE/JACK IN THE BOX  

この頃は、新しくデビューするバンドは必ずチェックしていた気がするが、もうそのデータを見るなり即買いだった。G&Vの篠原は元ブルハのマーシーの相方で、しかもこのバンド所属がARBOFFICE。当時ARBOFFICE所属は他にPERSONZもそうだったが、内容は今だからいえるがブリティッシュロックの教科書にどうぞって感じ。こんなにキッチリとしたソングライティングとロック魂も一回引く位圧倒されるものもあり、この後アルバムリリースも少ないが、今でも活動を続けている。マーシー&ARB&ブリティッシュロックというキーワードで興味がある方は探してみるべし。

エレファントカシマシ/エレファントカシマシ  

最初に聞いたのが中学時代だが、しっかり手にしたのはこの時期。ソニー系番組ezなどで見ていたが、このラウドさとポストRCと呼ばれるほどの夕暮れ時なロック。夕暮れ時といってもはっぴいえんど風ではなく、もっと脱落感のあるもの。でもそれよりやはりミヤジのラウドさとロックパフォーマンスが、文句なし。お経を読んでいるかのような歌詞とか・・・今ではしっかり一度ブレイクしているので違った解釈を持っている人が多いと思うが、<今宵の月のように>あたりからファンになった人は、しっかりとデビュー当時のエレカシのロックパフォーマンスと伝説をしっかり調べてみるといい。解釈がガラット変わると思うけど。それほど違うよね・・ 

ROSA LUXENBURG/ライブ・オーガスタ  

意外にボガンボス、ボガンボスって言われる人が多いが、僕らにとってロザありきのその延長上のボガンボスでしかないと解釈している。ボガンボス以降のファンにとっては、想像もつかないほど、どんとの妖怪ロックというかチャイニーズというか、それに奇才玉置のデンジャラスギター。だから生れるやはり名曲<橋の下>。勿論この時代からニューオリンズ色もあるが、どっちかというとロックで思いついた言葉をまんま歌詞にしてくれていた。訳分からんけどそれもいいみたいな。<さわるだけのおっぱい>とかね、造語も多かったし。もっと残酷でユーモアがあって、想像も楽しめるロックで特にこのライブ盤は燃えた。下山淳がルースターズに三原を選んだがこのアルバムで分かると思う。意外とサイケでもアリ、ファンクでもアリ、ハンマーロックでもある。

レピッシュ/からくりハウス  

このバンドは今でもそうやけど意外。トッドラングレンプロデュースという改作。この方々もやはり知的馬鹿のくくりで当時はアンジーとともにポコチンロックを称されたが、意外とこのアルバムでも分かるとおり、きちんとロック史上を意識しつつ名盤を作ろうとしていることが分かる。そのアルバムはその岐路ともなるべきアルバムで、そのポコチンロックはポコチンなんだけど、その中にプログレやら意外とミクスチャーを先駆けて入れている感もあると思う。個人的にはマジックブルーケースとか好きなんだけど、アルバムで言ったらこのCONTROLで始めるこれだ。

JUN SKY WALKER<S>/START  

今じゃ出発ソングとされているこのSTART。だがこのアルバムは乗りだけ出来たように見えるジュンスカの出世作といえよう。元々あった和弥&純太のメロディーセンスに今じゃゆずの師匠寺岡色が混じって、RCフォロワーでもあった小林の歌を支える太鼓がしっかり形といて着地できた共感できる作品。本当に意味で等身大を描けたのでは・・・ロックバンドにしては珍しいはもってます。

KATZE/GOD SAVE THE ROCK'N ROLL  

スライダース系のロックバンドがどんどん続いていった中で名曲<STAYFREE>で一躍僕に飛び込んできて、あれよあれよと進んできたバンド。伝説も何も作らず、周りが作ってくれたおかげでその同系として扱われ、あまりフューチャーされることも無かったが、上記の曲など希望の歌やロックソングも掲げるが、このバンドはやはり兄弟によるリズム隊とファンとの一体が生む中村敦の生き様が、ウタウタイとして大成していくストーリーのようなバンドであった。その後期待通り敦はヘブンを経て今でも活動中。

PERSONZ/PRECIOUS?  

シナロケにあるように女性ボーカルをあまり聞かない僕にとってパーソンズは脅威だった。BOOWYやアナーキー路線の伝説を持つメンバー達。それをもう考えさせんファーストの衝動。今まであまり耳にしなかったハードロック色が強いサウンドだが、その中にもさすがARBオフィス。JILLの女凌というべき生き様を記したかのような言葉の数々とセカンドでは夢や恋も描き、サードではブレイク曲ディアフレンドを含む完成を見せたかと思いきや、このアルバムである。このアルバムで武道館を飾っているが、このアルバムのライブを見て大好きなバンドになってしまった。見せ方や敢えてヒット=ブレイクではないバンドの着地点をしっかり見据えた成長作で、ヒットして新規のファンも増えた上で改めで大きなテーマ<PRECIOUS?>と問いかけるバンドスタイルとアプローチ。そしてそのライブライブで現れる一瞬の結論を共有するというファンありきのJILLの歌詞。まさしくロックバンドです。

RUBY/黒い地球儀  

これには驚いたね。高校の友人とライブに入ったけど一番の夢を見た感じ。サンハウス復帰よりもある意味良かった。だってARB解散ライブ以来菊さんが見れてクレイジーダイヤモンド通りのMCで、更にギターは藤沼でもう一人のギター&KEYは野島で、ベース奈良さんでドラム池畑。しかもくすミュージックが出すんだって。内容も最高だし、オンタイムだしね。残念ながら初ライブBe-1では池畑さん病欠で代打で叩いたのは当時比べたら有名でなかった大島さん。しかも一曲目でスネア壊しちゃって、でも2曲目爆弾だったしね・・・・・。年末の都久志では2曲目キングスネークだったから・・・・ションベンちびりそうだった。注目すべきところは、全曲柴山さんの作詞作曲であるということになっている。ガンガンプログレっぽいハードロック。アニマルズのソロ作品のようだってJUKEに入って思ったよ。メンバーはセカンドから変わっていく。そして今は活動休止。とても40歳後半でやるような音ではないくらいラウドであった。

SMILEY&THE DOCTORS/クロスワード  

あの原島さんのこの時期組まれたバンド。原島さんの好きな音楽が前面に出ていて、アクシデンツのように縦ノリではなく、どっちかというと横乗り。でもスローテンポはやさしい曲が多くマストであります。パブロックは縦ノリだけでない証拠がここにあるジャケにも愛情を感じるし、メンバーはドラム大島KEY伊東ミキオです。

60/40 / 60/40  

ルースターズ下山淳のバンド。ベースは弟。DRUMは湊。そこに新キャラ女性キーボードと菊っぽいVoスエキチガイ。ガンガンにプログレでもあり、それでいて速いテンポで、テクノも入っている感じって言ったら起こられそうだから・・・・原島さんとPSYCHOレーベルを発足し、後の日本晴っぽい部分もありつつ、ミチロウまでも飲み込んでいた。一度博多でもやってくれたが、スエキチガイの菊度は嬉しい限りでもあったし、とにかく下山氏のギターのでかさに2日間は耳鳴りが止まらんかったっす。どれも皿はいいです。

THE MODS/F.A.B  

モッズでこれを挙げるとエセと思われるかもしれない。が、それでいい。空気が分かる人がいれば助かるが、ARBが一番好きなファンにとってモッズを好きになるのはどっかご法度的な部分があって、でも素人にとってMODSの方がカセットのCMやドラマの主題歌なので、実はARBよりも先に好きになっていた。でもARBを好きになってからは、聞かなくなっていたわけでもないが距離は置いていたことに否定は出来ない。文句なしの初期と大復活的な登場のナパーム→叛への流れが嫌いなわけがなくが、そのモッズが敢えて初期の盟友土屋正巳との競作で作られたこのアルバムは、肩の力が抜けていてそれでいて例えばロメオとジュリエットなどの名曲も含まれ、同志と弾丸ってタイトルがまさにどうとも解釈できるテーマで、好きなアルバムなので敢えて挙げてみました。

花田裕之/ALL OR NOTHING 

花田がソロになってかなりの豪華メンバーで作られた快作がこれでギターにバービーイマサ、ベース富雄、ドラム池畑という殆んどルースターズ。このメンバーで山下久美子のバックも勤めているが、このアルバムはソロになってやっと花田がやりたい地点にたどり着いた内容になった。アコースティックなフォークロックもあれば、久々の自作もあり、とにかくバンドの演奏が素晴らしいのと旅立つ人にはぴったりのアルバムだ。ライブではギターは尾上<カッツェ>

白浜久/90’sPARADOX  

ARB解散後即出されたソロアルバム。引き続き浅田孟、ドラムには小田原豊、ゲストに森重といった布陣であるが、内容もARB加入前コラムニストとしても活動していただけあって知的なセンスと福山雅治をもプロデュースしているのも分かる通り、編曲もさすが。そして、何と言ってもドラム小田原&ロジャー<横道坊主>のタイトなドラミング分かる通り、ハードロックな乗りに徹底的に自己分析する希望の歌が光る。社会に対してのロック。ここにあり。

THE MINKS/ALL RIGHT GO  

ARBの兄弟分といっても過言でないミンクスの完成形がこのアルバム。文句ないです。買ってください。浪人時代行ったライブは二つだけ。アンジーの解散ライブとミンクスだけ。かなり励まされ、ドラマーが作曲できるバンドはビートと歌が生える。一度解散するが、見事21世紀に復活している。タイトル曲は勿論のこと
この東京で、ダイナマイトボーイなど突き動かしてくれるものが詰まってます。その眼差しを忘れないで・・・

WILLARD/Lucifer Lives  

伝説のバンドででも意外と最近のウィラードを知らない人が多い。特にBASS穴井仁吉時代は洒落にならない。
このアルバムはミニアルバムであるが、セルフカバーも入っていて、これが駄目ならロックやめなさいってぐらい疾走感も群を抜いている。とにかくヴィジュアル的に?でも穴井時代だけでもレンタル落ちでも何でもいいので聞いてみて。人を見かけで判断するなって言いすぎ・・・

THE PRIVATES/RESPECT&RUDIMENTS  

大好きなバンドプライベーツ。僕は延原の信憑性のない自身と自由さが大好きだ!!!ほんとに好き。彼らはたまに劇的にヴィジュアル的にも音的にも変化を求め、ガラット風貌を変える。がそれがまたいい。このアルバムは今は亡き日清パワーステーションのライブ盤。アルバムのハニードロップスの内容しかりだが、柴山氏作詞のSERCH&DESTROYやデビューアルバムのMAYBE TOMORROWや君が好きだからなども収録される完璧盤。決して自我を色んな意味で見失わない延原の歌とパフォーマンスとキャラクター。それとバンドのテンションが生み出す熱気。限定なんでなかなかないけどよかです。ライナーは柴山さんが書いてます。

藤井雅彦&HIS FRIENDS/太陽の男  

これはびっくりアンジー解散後一番最初にリリースされたのはドラム藤井氏だった。水戸の歌詞もあり、ARBキースなども参加してたりするが、イーグルスのTAKEITEASYだけでも聞いて見なさい。って偉そうに・・・・バイカーズロックとネーミングされた今作はバイク族のロックということなのだ。本当にテイクイットイージーはかなり聞きました。

THE YELLOW MONKEY/JAGUR HARD PAIN

ARBをなくした俺を再び燃えさせてくれたバンドがイエモンだった。存在は知っていたが、グラム系だったんでチェックするだけに終わっていた。俺は何か表現する為に坊主にしたりする男をほったらかせない。とにかく下手だった。当時もうバンドを本格的にしていた俺にとってそう思えたが、イエモンセカンドから登場しているジャガーのストーリーは、ストイックで夢があって絶望感もあって強い意志を感じた。そしてかなり裏返る吉井和哉のボーカルに胸を撃たれていた。その後イエモンは俺のつぼをつきまくった。そして最後ドームで散ったが、日本のロックシーンにおいてメジャーで最後まで戦い、アリーナレベルでも自分らの夢を貫き通したイエモンのロック魂は、評価に値する。俺と同じA型の吉井を今でも支持していきたい。

BLANKEY JET CITY/BANG!  

超新星のごとく鳴り物入りで当時デビューしたブランキー。ドラムの中村達也は元スタークラブ。かわいそうなことにこの手のバンドに対して、90年代のバンドブームで食いつきロックを聴き始めて方々の耳には届くこともなく、やっと少しつづ浸透し始めたのは宮沢りえなどの著名人がライブに足を運んでいたなどの噂が立ってからだった。そのリアクションからかもうずれていた感がある。そのファンとのずれは次のCBJIMで解消されたかに思えたが、その次からはファッションや過大評価に終わった気がしてならない。その色が凄く現れているのはこの二枚目のような気がする。大ブレークを予測してすかされたベンジーの腐らず純粋なパンクがセカンドにはある。

忌野清志郎&2・3’s/MUSIC FROM POWER HOUSE  

RCを色々あって一度終了し、選んだのはやはりバンドだった。がもっと純粋にうまい人などとは敢えて組まず、オーディションなどによりギターリストではない山川のりお<当時:ディープアンドバイツ>を向かえ、ハイロウズの大島らと結成したのが2・3’sである。アルバム自体は3枚ぐらいに終わったが素朴でソウルなどからは外れるものの4人が意見を持ち寄って作られたさまが良く出ており、清志郎以外の3人も良く頑張っている。このアルバムは勢いのあるファーストと違い、メッセージソングが多い秀作。

ニューエストモデル/カウンターセンサーシップ  

今ではソウルフラワーで有名だが、やはりニューエストは凄いバンドだ。パンクを敢えて捨てずアクションを起こし続けるバンドスタイルは度肝を抜いた。後期からディスとサウンドを取り入れたサイケになるので、このアルバムはそのベスト盤である。が、ボガンボスよりもグルーバーズよりもよりキャラが立っておったし、しっかり反抗があった。音でも遊んでいた。

真心ブラザーズ/KING OF ROCK  

言わずと知れた真心であるが、びっくりするほど歌詞カードなしのロック経典である。大卒ロックを懸念される感もある方に是非。思いついた怒りや感情をそのままアンプのボリュームをフルテンにして叩きつけるとこんな感じかな?スピード、今すぐ今やれなど。最高です。疾走感やオナニー感。言葉の暴力。パンクです。

Theピーズ/とどめをハデにくれ  

ピーズ最高傑作ではないだろうか?パブロックなどに拘って、3Pロックンロールを転がしてきたチンポロックピーズが、本音を出し始めたのがこのアルバム。
寂しさは時に死にたいまで行き着き、夢を与える為だけのロックから愚痴や妬みや後悔が繰り返されるこのアルバム頃まさにロックだ。作られた寂しさや夕焼けはいらない。シニタイヤツハシネ死にたい時に死ね何でも出来るくせに死ね・・・・・・振られ続けた男の情けないだけじゃない本音のロックが実にかっこよい。

SPARKS GOGO/六根  

でました。民生との合体など話題を振りまいたスパゴー。土屋氏と名作サーカスをリリース後出されたものは、パクリ満載の超ハードアメリカンロック。でもどこも如何様でない。何も考えずにとにかく踊れ!ロックオン!大笑いで実は信憑性のある憧れたっぷりのフルボリュームロック。

THE STREET BEATS/風の街の天使  

高校時代ARB解散後一番穴を埋めたバンドがビーツ。勿論ビーツもARBフォローワーであるが、このARB解散後リリースされたミニアルバムは新曲自体3曲しかないが、そのどれも傷を知るビーツであった。彼らはこのリリース後メンバーチェンジや幾多の岐路に立たされるが、未だにREBELし続けている。日々自分に問いかけ続け、日々それに敢えて応え続けるから、朝日は眩しく、夕焼けはやさしく、三日月は寂しく見えるのがビーツ。そしていつも戦い挑み続けるのビーツ。

THE STRUMMERS/SHOUT&SHOUT  

スタークラブの弟分がこのストラマーズ。名前だけで何が好きか分かる彼らであるが、タイトルのようにとにかく体制や扱いなどなど、いらつくもの全てに目をぎらつかせ、本当に思っているまま敬意を評し誓いを立てるように拳を挙げて真直ぐに叫ぶVoイワタの生き様とバンド名からも分かるような憧れを胸にとどめ、夢などをあざ笑うこともなく今も叫び続けるお前の為に!

THE RYDERS/Let's Get Together  

ARB,MODSなどの関係はないが、元スタークラブ元祖ギターリストLOUが参加したバンドはこのライダース。LOUが加入後はもうとにかく手も付けられないほど、ドロップアウトしたパンクには手を差し伸べて、とにかく突っ走るバンド。がこのバンドはやはりVoオオノの包容力のある呼びかけと妥協を許さないパンクスピリット。LOUさえもサポートに廻るほどのオーラがあります。その後はPOGOのカスガ<現ラフィン>が加入し、今でも活動中であるがメンバーはガラット変わっている。

DOG FIGHT/STAND AND FIGHT  

出ましたまた見逃せないバンドが。元ラフィン&コブラのナオキが弟タイショウと結成したガッツバンドがドックファイト。夜逃げ経験などもあるこの兄弟が、そのリアルなままに思いをぶつけ、ARB以来のリングでのライブを敢行やとにかく倒れても倒れても立ち上がるファイティングスピリッツは、ビーツ、横道、ミンクスに並ぶほど・・・・ライブ中泣きながら魂を込めるタイショウ。その同じ言葉の連続であるが生き様ですね。でもここに書かれている体験は実体験だけに込められるハートはダイレクトに伝わってきます。

NEW ROTEeKA/THE BEST OF NEW ROTEeKA   

これを記載している2004年最も聞いたバンドがロティカ。ピエロのペインティングはご存知の通り、最初は失礼ながらコミカルな見せ方とバンドメンバーもあって、いける曲とコミカルソングのギャップにアルバム全部聞けるほどではなく、ただARBに対するただならぬ思いと名曲アイキタに代表される根底にあるVo篤のパンク魂は突き抜けているもので、それが今現在メンバーチェンジし結束や理解を深め、相変わらず笑いは捨てずに若い奴らに手を差し伸べている篤に涙です。175R、氣志団も大リスペクトしている。

ANARCHY/ANARCHY LIVE 1994    

ありえないほどの大復活盤がこれ!めんたいでもただ単なるパンクでもなくRCでもないが、全てに繋がっているような気持ちを持つのがアナーキーだと思う。
やはり仲野茂!ARBとも良く並び表されるが、分かりやすいパンクであるがどっかやっぱ表現がロックに感じるのは、茂のただ否定するだけでなく音楽以外の部分でのまぁファッション<特攻服など>の部分においてもそうだし、ARBのようにチャンスや希望も投げかける歌詞にも魅力が溢れている。それと勿論ギター藤沼。今では泉谷、サンハウス柴山氏などとの共闘などでも明らかであるが、ギターリストには珍しく自分のバンドにも武士をもじって舞士とつけたほど、どこかパロディーと言うよりも文化も呼吸し、今ではHIPHOPやミクスチャー、ラウドも飲み込んでこのアルバム後新生アナーキーを誕生させた。このアルバムはその出発点。東京イズバーニングやノッドサディスファイドなど逸見、小林も参加の復活盤。

仲野茂BAND/遠くで火事を見ていた  

その茂が当時結成していたのがこのバンド。BASSは奈良<サンハウス>Gu野島<シナロケ&ARBのKEY、RUBY>を中心に結成し、まさしくパンキッシュな大人ロックバンド。メッセージにも溢れ、反核、応援歌、反国、生活、あせり、歌いに歌ってます。よかです。野島氏のKEY且つARB,シナロケで学んだつぼもしっかり。

UP BEAT/PleasurePleasure  

めんたいロックの最後らへんにありながら、そのヴィジュアルのままに音楽として売れなかったバンドであったが、メジャー化し、ヒット曲も出て、メンバー脱退も経験し、広石の本質のグラムロック色が炸裂したのがこの時期で、3人でリリースされた<WEEDS&FLOWERS>が大傑作であるが、敢えてその完成形でもあるこのアルバムをチョイス。勿論どっかにめんたいはあるとマニアじゃないと気付かないほど・・ロックシーンにも衝撃を与えた前者にそれからメンバーここの主張も増え、時に衝突もし、このアルバムでは見事にコンセプチャル且つスタイリッシュな広石らしいUPBEATが完成。イギリスもアメリカも飲み込んだ今作はどこに出しても恥ずかしくないソングライティングが披露され、その後それは進化しすぎてしまい分裂→解散している。

DIAMOND YUKAI/LONELY JACK KNIFE  

レッドウォリアーズのユカイがソロになっての改作がこれ。スライダース&アップビートのメンバーと海賊バンドを組んだりするもののソロとしては、自分らしさがつかめなかったみたいだが、このアルバムでソングライティング的にもユカイらしさも取り戻し、この後は下山淳とアルバム作ったりREDSの復活にも繋がった。

EASY WALKERS/IGUANA PISTOL  

始めてこのバンドを聞いたときはにやけまくった。ストイックかつストーンズって、当時レッズもスライダースも低迷期で5人で尚且つバタ臭いR&Rバンド。そのセカンドがこれ。とにかく行っちゃってます。特にラストのバラードには涙でしょう。今でも活動中。

PLAGUES/LITTLE BUFFALO LULLABY    

出ました。洋楽が分からなくてもギターリフをそれも広大な荒地と真直ぐなハイウェイをおんぼろカーでゆっくり走らせているような、当時バンド始めたばっかで、ジミヘンなどあそこらのドロドロかつジプシー系、サザンロック的なバンドとされていたが、歌詞も洋楽ぽさものこしつつ、深沼のメロディー感は心地よく抜けが良くて、特に本作はありえないくらい日本ではない雰囲気や乗りではないがスローなナンバーになると等身大の歌詞も入ってくる。そこが佐野元春もうならせたものだろう。

HEAVEN/UNNATURAL GROOVER 

元KATZE中村敦&元SHADYDOLLS塚本晃にによるロックユニット。山篭りして作られた本作は、人間刑務所と歌われるほど贅肉を全てそぎ落とした感じの仕上がり。二人ともロックンロールギターバンドをやっていたが敢えて歌に拘ったの渾身の歌たち。

HEATWAVE/NO FEAR 

我が博多のヒートウェイヴの最高傑作がまさしくこれ。何も解説しようがない気持ち次第で切り開ける満天の星空や広大な草原や動物園や当時の集大成のような山口洋第一章完結。インユアソウル!!!!!

鮎川誠/LONDON SESSION

こちらも我らが鮎川誠がやってくれました。パブロックバンドの雄DrFEELGOODのウィルコジョンソンやルールイスなどと現地ロンドンでR&Rスタンダードを存分にロックしまくったのがこれ。パブロックのへの入門編とも結うべき音になっております。パート2も出てます。

THE GROOVERS/ TOP OF PARADE  

意外と知られてないがこのアルバム前は3人だった。事情的にはルースターズに似ているが、突然VOになった藤井一彦。その歌詞に皆共感し、ミッシェルガンは、第2のグルーバーズとも言われた暗い評価も高く、マスコシ、イエモンと並び評された。特に本作の現在地。そしてギターリスト心をくすぐったギターバンドとしての疾走感は皆当時飛びついた。

Rock'n Roll Gypsies/Rock'n Roll Gypsies  

花田裕之が当時ソロ活動の中でまさかの下山淳を引き連れて音を出し始めた。それが瞬く間にBASS井上富雄、DRUMS池畑潤二KEYKYONと最高なままにブルースロックバンドを結成。このアルバム発売記念ライブは今まで見たライブの中でもベスト5に入る。エスキモーのカッコして、ソロ時代や後期ルースターズも披露するこのバンドは、2003年とんでもないルースターズ復活を誘発したものだ。超お勧め!柴山俊之、SIONも楽曲提供。

RIKUO&HOOKERS/リハビリテーション  

この年は全く持ってロックだ。日本の代表的なロックピアノマンが、清志郎、倉持、ブルハなどとのセッションも経てとてつもない夢のバンドを結成。Gu藤井一彦BASS早川岳冶<SION、CHABO>DRUM新井田耕三<RC>。RC好きなら勿論だがロックファンならとてつもないロックマジックにかかる最高のアルバム。バラード、雨に濡れたいは名曲だ。

SHADY DOLLS/That's Life  

このバンドでこのアルバムを敢えて選んでみた。SLIDERSやPRIVATESなどのストーンズやフェイセスを臭わせるバンドでありながら素朴な歌詞やVO大矢の歌唱力、SIONとの交流からも分かる通り、傷だらけのラブソングで活動してた彼らは上記のHEAVEN結成によりギター脱退後、大矢坊主姿でKEYも加入した全員作曲の裸でジャケット映っているこのアルバムは皆が持ち寄った100曲の中から選ばれた傑作。このバンドはドラムもベースも歌を生かせるメンバーが曲を書けるだけに単なるギターバンドでなく歌を生かせる数少ないR&Rバンドだ。このツアーはサポートでプライベーツの少年が参加した。

伊藤秀孝/運のいい日ばっかり  

超新星って程若くはないが、ある日ロッキンオンジャパンのインタビューを読んですぐ聞きたくなったのが秀孝。当時雑誌に日記を連載していた藤井一彦や上記のSHADYDOLLSのゲストや下記のコンピ<晴者>でそのつながりも後で知ることになるが、ビーツとも違うがR&Rギターバンドでありつつも少年のような歌詞。それも良く見かけるフォークぽい少年さではなく、今作では拳銃をこめかみに突きつけて笑っている。まさにそんな男が秀孝だ。後にSPEEDMACHINEでは大島&穴井コンビとジムノペディアでも活躍し、当時は相川七瀬のギターも弾いていた。

SAILIN' SHOES/SLOW STARTER  

今ではすっかりゆずやウルフルズのKEYとして活躍している伊東ミキオが率いていたバンドがこれだ。熊本発のミキオロック。彼もピアノロックなので、歌が生えつつ、勿論乗りが重視される心地いい曲が多い。これを聞けば、今の活動もなんとなく頷ける内容だ。ロックンロー

VA/晴者

 新宿ロフトを中心に結果的にはめんたい系が揃っているが、柴山さんのRUBYの4人版ラスクムーンやアンジー中谷さんのLEEDS、アナーキー藤沼さんの舞士、上記の伊藤秀孝with月光、アナーキーの仲野茂バンド、デラックスの宙也氏のバンドなどが参加したこの濃いさやメンツ通りの内容!!!文句ありませんわ!

舞士/化姿   

藤沼伸一のロック魂炸裂の時代考証バンド?馬鹿つくほどの炸裂している痛快のロックサウンドは、ドラム大島治彦のドラミングも超ド級。ガレージラウドの走りか?とにかくロックバンドをやる前に聴いて欲しいアルバムです。こんぐらいせな!

THE LEEDS/VOLUME1  

アンジー中谷ブースカ率いる3ピースバンド。ドラムも大島治彦。アンジーとは又違って、中谷さんが鳴らしたい音や残したい作品、伝えたいありったけの思い時にシリアスに、時に馬鹿馬鹿しく、全く持ってギター爆裂!イブでは大島氏も歌っておりました。歌詞の距離もファンにとっても近いものもあって手にしやすさも共感できるものが多いと思います。

水戸華之介/メイドインバビロン  

アンジー水戸華之介が何と中谷ブースカ氏と共作した大笑いできる超B級でありながらロック好き且つユーモア溢れるカバーアルバム。ディープパープルに乗せた与作とか、ダムドに乗せた氷の世界などなど、笑えつつロックで、このソロ活動はその後の活動に大きな助走となった。遊び心満載。斬新です。

G.D.FLICKERS/ロックンロールの自殺者  

出ました。これもジョニーサンダースやらストーンズやらバッドボーイズロックと彼らが位置づけたGDの代表作。ジョーはこめかみに拳銃突きつけて睨んでます。デビッドボウイのタイトルからの引用であるが、GDの思い切りの良さや本当に悩み、何度かは逃げたり、それでも這い上がり、時に粋がりたいし、友人との約束は守りたいし、人生においてかけてみたい夢もあるしと様々な葛藤の中時代をひっくり返すことをまだ諦めてない姿勢は、バシバシ伝わってきます。

ZIGGY/CRAWL   

あの数あるジギーのアルバムの中で敢えてこれを選んでみた。上記のロックバンド中でもグラムでもパンクでもハードロックでもあった時代を経て、このアルバムでは敢えてグランジぽい暗い世界に着手し、しかも彼らの師匠的な元ARBギターリスト白浜久がサウンドプロデューサー且つギターリストとして参加したアルバム。かなりストイックに媚も売らず徹底的にサウンド重視したこのアルバムのライブツアーも、ファンに思いっきり切れてました。この後BASS戸城は脱退。

The Collecters/キャンディーマン  

これぞ王道のブリティッシュの雄コレクターズの中で、個人的には一番好きなロック盤。複雑なコード譜も歌詞カードに掲載されているロックファンへのサービスだけでなく、ジェットがつくほどのジャンプロックや恋の切なさをナイーブに、ポップに、例えたりして、最後まで楽しませてくれてます。意外とライブはパワフルです。

スピッツ/空の飛び方  

スピッツの大出世作。名曲揃いでもらしさは絶対忘れないスピッツ。素朴で身近なキーワードをそのきっかけのまま主人公にフューチャーしていくマサムネの物語は、時に元ハードロック好きを伺わせるほどに残酷で、ロックであることには残念ながら気付かれず、ドラマとのマッチにより売れまくってしまったが、それで新規のファンも増えたのも確かであった。

川村かおり/BEATA  

辻仁成のZOOで一躍有名になった川村かおり。ロシアの血が多くのロックキャリアを積み、見事変身に成功したこれぞ彼女しか発せられないツェッペリンも知らないビートルズも知らないけどロックが好きと大きく無知なロックファンの扉を明けてみたり、パンキッシュに希望をといてみたり、その続編ではスタークラブヒカゲやハイロウズの共作なども収録し、今ではロカビリーバンドSORROWでロックし続けている。

↑THE HIGH-LOWS↓/ハイロウズ  

遂にベールを脱いだ元ブルハヒロト&マーシーが、分かりやすくもブルハよりもよりロックを追及するバンドを結成。KEYも入れた5人でのアルバムは、今では伝説化している<日曜日よりの使者>を含む、名曲ばかり。ロックンロールブレイクを大事にしたパクリ満載のロックソングは富士ロックでも外人バンドを驚かせたものであった。

斉藤和義/ジレンマ 

ギターサムライとは彼のことだと今でも思っている。敢えてサポートギターを入れない彼の姿勢や時にフォークさえも取り入れつつも、RCフォロワーであることも包み隠さず、またフラカンとの交友もあり、まさしくロック馬鹿な彼の徹底的にロックした代表的なアルバムはこれ。これぞロックです。

BO GUMBOS/ずいきの涙  

残念ながら解散してしまったボガンボスのライブベスト盤。ニューオリンズに敢えて絞った時点で、自らその方向性を深める使命を背負い続けたバンドは、機材への探求やロックンローラーゆえの思考の進化などなど、どんとの声の調子も含め解散の道を選んでしまった彼らの過程や大陸的なバラードと意外と社会派だったロックソングはこのアルバムは分かりやすいと思います。どんとの死により付加価値が付いてしまっているのがロックマンとしては残念である。だって当時からロックマンであったのであるから・・・・・

太陽の塔/SUN  

まるでポコチンロックのフォロワーごとく、大阪の乗りのまま飛び出してきた陽気なロックソングバンドのもっともかっちょよくロックしたアルバムがこれ!
とにかく聞くべしです。笑いも悲しみも知っているから全てを救ってくれるようなもてない俺たちを救ってくれるような歌が作れるのであろう!

ドミンゴス/いよっ!二枚目

残念ながら2004年解散しているが、とにかくうまい下手関係なく、敢えてフェイクソウルロックバンドを目指し、アンジー復活時ポコチンロックの名称も受け取ったアンジーの弟分ドミンゴスのセカンドです。根拠もなくソウルはピュアです。

SION/SION COMES

このシオンも敢えてこれを。勿論衝撃的なデビュー2作や海外とのシオンらしい共演作、地元への作、ライブアクトなどなど深くはまれるものは多いですが、そのシオンがレーベルとの契約を切られ、再スタートを藤井一彦という新しい面子と細海魚、井上富雄&池畑潤二そして松田文という強力なMOGAMIを結成し、ロックに復活。その後ドラマ<濱マイク>でも大きくフューチャーされた<通報されるぐらいに>やシオンらしい赤裸々剥き出しのロックンロール<もう一回>など、ラウドとも取れるほどのびっくりするぐらいの大復活作がこれです。

広石武彦/PRIVATE TRACKS

 アップビート解散時<一生ロックンロールやって行きます!>と言って去った広石。彼にとって全く衰えずに解散を向かえ、すぐにでもソロを出してくると思っていたが、広石はメジャーでの戦いに嫌気を刺し、全て自主的な活動に方向転換。しかもどっちかというとデビュー当時のコンピューター導入とも取れる作品をリリース。全てリズム等は打ち込みでゴージャスな部分は残しつつ、ライブ好きな広石が宅録で出した作品です。意外に広石です

三宅伸治&THE TRAMP/HOMEWORK  

MOJO解散後、忌野清志郎などとの活動が光った三宅伸治。その後トランプ名義で高木克<SHADY>伊東ミキオ、橋本潤<横道坊主>新井田耕三<RC>というこの手が好きな方はたまらん面子で、MOJO時代よりもより歌が生えるそしてより自由な表現で、時にプライベートな歌詞等も覗かせてくれるのがこのトランプ。色々な作品の中で一番吹っ切れてロックロールなアルバムがこれ!ブルース!ギター!好きだ!ロックンローーーーーーール!と炸裂している。ゲストにトータス松本&ウルフルケイスケも参加したNIGHTBEATやLSRなどのGRICOやMOJO時代のショウジマルなども加入したマストなアルバムです。

忌野清志郎LittleScreamingReveu/レインボーカフェ  

上記と平行して活動していたのがこのバンド。BASSに藤井裕<サウストゥサウス、チャーバンド>、DRUM:GRICO、三宅伸治とのバンドで、古くなじんだ東芝からある事件がきっかけで離れ、ポリドールからリリースしたLSR2枚目。久々の心地いいラブソング<サンシャインラブ>。時代を象徴している清志郎しか出来ない名曲<世の中が悪くなっている>を収録。当時SMAP,竹中直人提供した楽曲なども収録されている。

SPIDER/SIX STYLES 

この時点ではこのバンド名。RRJ<私のバンド>も大きなフリーライブで対バンしたことがありますが、所謂10年位前まだ博多BE-1でグラムを真ん中にめんたいロックも継承していたバンドがスパイダーだった。メジャーデビューしたのは知っていたが、グラムだけに歌は良い曲が多くライブも聴きやすいロックのルールも蘇らせてくれるバンドではあったが、皿としてはもう一歩的なものもあった。がある日サンハウス柴山さん率いるRUBYの対バンとして博多でやったときドラムが大島さんであった。病欠かなんかだったと思うが、結果的にその後そのまま加入。楽曲も作るなどした加入後ニュースタイルでリリースしたのが本作。さすが大島さんです。音も言葉もまさしくグラム系めんたいです。

SUBSONIC/ROADMOVIE  

上記の伊藤秀孝、チャイナボウルでピーズのドラムも叩いた坂巻、そしてモッズのチームスカフェイスレーベルでも活躍していた佐々木カズヤが結成したバンドがこれ。勿論秀孝&坂巻であれば音は最高!!!!それにスカフェイスで分かるように妥協を許さないそしてストーリー性のあるカズヤワールドがここに展開されている。まさしく叛REBELでもあり、秀孝ロックです。

KIRIAKE/BIBLE  

あらゆる興味あるめんたいロックバンドをゲットした後にやはり気にはなっているが着手できない場所があった。KIDS。だから大学卒業後聞くことになるが、当時出されたソロアルバムにはレディオヘッド、スミスなど書いてあって、聞いて見るとこれがズバリまさしくめんたいだし、グラムフォークだし、歌だし、寂しいし、どっかルースターズのテレキャスの音だし、何か嬉しくなって勿論名曲も多数含まれていて、Vo桐明はこの後KIDSを再生させ、数枚リリースする。ライブでは田中一郎も参加など、これはお勧めです。

AKAKURO/Live at SHELLTER  

これまためんたい系です。勿論シナロケファンならマストだろうが、当時は待っていたIGGYPOPといえばこのバンドが。RUBYで得たハードさとシナロケのジェットギターロック、そして夢を忘れないこと、声明、全てジャストフィットしていて、特にPOISONという名ラブソングには当時新たに作ろうとしていたバンドに大きな影響を及ぼした。名盤です。

プロペラ/ホームランデイズB  

上記の太陽の塔などの域でも元MOJOの中でも横のつながりが広い谷崎氏が、よりPOPで尚且つブルハの再来かというほどの全く根拠のないゆうたろうの希望と自信!胸を張って生きよう!見栄や欠点も全部ひっくるめて等身大の絵を描こうと。そして後に脱退してしまったがGu権たけの悲しいギターは、久々に始めてきた時のときめきを今でも覚えている。

スキップカウズ/ベンチ入り  

プロペラの域でもありつつ珍しくRCフォロワーであることを大々的に表明していたバンドがスキカウであったが、その憧れはありつつも、決して方法論しかまねず、自分の体験談などを本に情けないラブソングを展開したのがこのアルバムだ。凄いあったかいアルバムです。

the pillows/LITTLE BUSTER  

昔アンジーやピーズと共に良くロックフェスやイベントで見かけていた当初とは想像を絶する変貌を遂げた前作<Please,Mrlostman>で出発点をタイトルで表わしつつも赤裸々に今までを告白しこれからを宣言したストレンジカメレオンで新たなたびに出たピロウズの次のアルバムがこれ。しっかり情勢はうっとりしそうなラブソングの秀作を繰り広げた前作を打ち破るほどの<はぁ?>と耳を疑いたくなるほどのパンクか?というほどのロックアクションを繰り広げ、拳さえも突き上げた作品がこれ。RRJ休止後結成したBUSTARDS<続きは造語>はこのアルバムがダブルミーニングで含まれている。今では18番であるハイブリットレインボウも収録。

hide with SPREADBEAVER/JaZOO  

残念ながらこの作品リリース後なくなってしまったHIDE。元XJAPANの中でもとんでもない事ばっかりやってくれて、今生きていれば間違いなくイエモンやミッシェルなどの活動も薄れてきていたのではないかというロックパフォーマンスはリスペクトに値するもので、その行動が裏打ちするほどのこのアルバムに収録されているロックの数々は、スピーカーの前で踊りまくれる当時では群を抜いていたロック経典であろう。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/カサノバスネイク

ブランキーと違ってデビュー時は意外に脚光さえも浴びず、レーベルからのの後押しもいまいちだったミッシェル。が自力で迷わず最短距離を全速力でそこまで個性を曲げずにやってきた結果、アリーナレベルをうめるほどのバンドになった。チケットも安く設定するほどの徹底振りは、色々いちゃもんを付けたがる博多もんでさえも目を見張るものだったろう。だって一応パブロックのまんまだったから(笑)やっぱ他にここまで4人バンドで貫いたバンドはいない。そしてそのらしさを一番表わしたのがこのアルバムだと思う。チキンゾンビでそれは実現されたように見えるものの、本当の意味でロックし始めたのがこれだろう。勿論チキン〜の延長上にある本作だが、例えば<コブラ>で横の揺れが生れているし、名曲GT400もやっとゆっくりしたナンバーで最高です。

横道坊主/Happy!  

これぞ横道。BEATSをよく聞いていたのではまるのが遅かったせいもあって、また極端に言えばやっぱりVoが歌詞を書いてないってのが原因でもあったけど、ライブはよく言っていたし、勿論好き。モッズと同じ理由。がモッズと大きく違うのはやっぱそれでも歌。もちろんビート的にも田中一郎などのプロデュースも光っているし、2人になってからの言葉や力をうまく使って、またファンや土地に対する情熱は大好き移行していった。そして迎えたのはこの作品。シナロケより橋本潤を正式に迎え入れ、頭脳警察PANTAとのアルバムも深みを増し、このアルバムではほぼ地元博多からの木谷氏を迎えてから、突然と初期衝動を取り戻しただけでなく、その当時の時代背景もすっかり飲み込んだ形が上記の色々な出会いや別れを含む経験が生きてきた形と解釈している。聞かなくなった方は是非!

田辺マモル/ラブコメ  

出ました。大体から<好きだっちゅうねん>という各方言で言いまくるバカパク曲も収録されている本作は、この田辺守の目を見張るほどのネガティブパワーが炸裂している証だろう。フォークと言うと反核の精神などでやっている傾向が日本にすきないがデュランもニールヤングも、体制に対する反抗を示したものだ。そのテイストを探しているなら田辺さんをあたってみてください。ただ単なる歌詞の面白さだけではありませんから・・・

THE SALINGER/ LET IT ROCK!  

久々に着ました。全く未来を恐れず走っているんではなく、突っ込んでいっている奴ら。多分明日のことを考えず、とにかくむかつく奴はぶっ壊してきた、そして単なるパンクに終わらせずに常に昨日なんて関係なく明日をつかむ為に叫び続けたバンドが彼らだ。ブルハもビーツもストラマーズも全て閉じ込めた感じ。

KENZI&THE TRIP/DON'T MIND  

昔はあまり興味がないバンドだった。ジュンスカの対抗馬的な存在で、それだけあって場数は踏んでいるので中古を見つけるたびに買ってはいた。そして突然のごとく久々に聞いたのがこの作。一回解散しており、その解散時はかっこよかったのは覚えていた。その後KENZIがソロ活動するが、その活動が良かった。B級ぽくジャケットなどをぱくったり、でもその中で確かな希望の歌を叫んでいた。そのケンヂがケントリとしてインディーズで復活した。それは、正直なセールスも女の子にあわせることもない純粋なパンクソングであった。そしてこのアルバムでは手も付けられないぐらい、年齢を疑いそうなぐらいの馬鹿さと蒼さがあって、その言葉に嘘はなかった。元気がバリバリ出ます。

GYMNOPEDIA/ROCKETOL  

上記の伊藤秀孝の一番のキャリアはジムノであった。その後のソロ活動が上記。やりたいことをやってそして状況が出来たら本来のバンドへ戻ると言う理想的活動。とてつもなくお化けみたいなバンドだ。そこらのラウド系よりもパンクバンドよりもより過激で、早い、危ない!以上。

SNAKE HIP SHAKES/NO DOUBT  

ZIGGYです。戸城等の脱退を期に別名で活動していた。そしてギターに松尾も復帰し何とリリースしたのがジギーの楽曲の焼き直しアルバムであった。セルフカバー。このアルバムのMVPはDRUM:JOE。グロリアなどのヒット曲への解釈が大笑いなのだ。素晴らしいままに最高ッちゃこのこと。とにかく飛びつけ!

ZEPPETSTORE/CLUTCH

 hideが亡くなってトリビュートなどで追悼ムードはいくつかあったが、ジャンルも見せ方も違うけど同じレーベルだった彼らの意思は誰にも近寄ることの出来ない本人にしか分からない継承すべき音や言葉そしてだからこそ自分ららしい音を再現する必要があった。そしてそれはその全てを上回るほどの成長振りを見せつけ、セールスにも繋がった。朝本も協力したアルバムです。

GRAPEVINE/LIFETIME  

でました。また中卒ロッカー。歌う理由がはっきりしているロッカーは真実味があります。ミスチルのように何を言っているかは分からない歌詞は今でも健在だが、若手ながら売れ行きも何も考えずただ思いと考えのまま、そしてギターリフにしても曲も書けるドラムにしても自由で全体的に持っているナイーヴさが生む世界観は新しい洋楽ロックであった。このアルバムはエモーショナルだけに括れない質とらしさがあります。

TRICERATOPS/TRICERATOPS  

バインと良く比べられたデビュー時期がほぼ一緒のトライセラ。初めて聞いた時すげぇ〜と感心した。そこら辺の日常会話をまるでセッションしているロックンロールに巧みに乗せてしかも楽しんでいる節がある。これは凄い時代になったものだ。しかも楽曲的にも名曲的なラブソングも含まれている。その後見る見る成長していったが、今は苦戦しているが、これを取り戻せばOKなはずだ !

フラワーカンパニーズ/怒りのBONGO

エレカシもRCもピーズもエンケンも足して飲み込んで更にいつまでも青春を続けているバンドが彼らだが、その中から敢えてこれを選んだ。ぷちブレイク後少しばかりのスランプがあったが、その後ソニー時代最後に少しして出したのが本作。そもそも最初更に好きになった要因はドラムがルースターズ好きと言う事にあったが、本作はそのルースターズの中でもサイケや妖怪ロック?にもたけている下山淳だ。さすがはさすが彼らの出してない引き出しを引き、グルーヴに達するほどのボトムを築き上げた。ヒット曲とは縁遠いが確実に素晴らしいアルバムだ。この頃から思いついたことはポエムリーディングするなど剥き出しでいいんだと錯覚するほどである。

ELEPHANT MORNING CALL/ELEPHANT MORNIG CALL  

超新星エレファントモーニングコール。ミッシェルよりもガレージ向きでエレカシよりも過激な部分もあって、プレイグス並みのアメリカサザンロックも持っていたのが彼ら。デビュー当時椎名林檎も目を見張るところであった。中古でかなり出回っていますが、そんなことはない。バラードもよし、アップよしと随所にロックしているデビュー盤はこれだ。

THE COLTS/SPARKED PLUG EP  

モッズの弟分コルツ。パンクの中でも囚人パーティーショーのようなパフォーマンスで一時ポンキッキで一躍ヒットし安心していたが、ここからがパンクでした。なぜかその直後、その売れた路線から一転よりパンキッシュに打ち出したのが本作であったのだ。しかもレーベルはINDIESに。耳や目を疑うほど潔い行動に両股開きとはこのこと。今でもその変えたスタンスは変わらずロカビリー且つパーティーロックしている。

ゆず/トビラ  

意外に浮ついたアイドルフォークデュオ的な扱いを受け、彼らの歌詞のそこを伺えることが中々出来ないが、気になったらこのアルバムを聞いてください。清志郎30周年参加なども背中を押して、このアルバムでは彼らのシングルの中でも水戸がパロディーするほどの<嗚呼、青春の日々>も入っているが、その清志郎のバックをゲストに迎えたものなど、中々フォークシンガーとして確立されている全く聞けるアルバムだ。

坂本サトル/終わらない歌  

ゆずとは好対照。一旦自分のバンドを終了。そして裸一貫でギター一つ持って地元東北・北海道を拠点にしどんな所でも歌い続けた坂本サトルの軌跡がここにある。その中でもいろんな場面が詰まっている<天使達の歌>は名曲で今でもたまに聞きたくなる。どちらかと言うと恋人達への歌や大学生向けのロックという印象から、実際に生活の為と言うリアルなある男の挫折が産んだ名曲がここにあります。

IntheSoup/東京野球  

又現れたインタビューを読んで長渕と凌と・・・・しかもロフトで活躍中とのこと。Vo中尾は宮崎出身。都心に遠いからこそ憧れる夢は計り知れないほどの助走を要する。だから歌に力がある。いきなり人生を野球に例えるような一曲目から始まって、一つ一つのブレイクをストンピングしているようなほど気持ちとありったけの力を振り絞って生きる彼らの唄がこの中にあります。

BUMP OF CHICKEN/FLAME VEIN  

又出ました。超新星が。しかも万人に理解できるほどのただ純粋に優しくもグリム童話の主人公のようなガラスのように透き通った心を持つバンド。目標や憧れの為には自分さえも攻め立てる。そしてその頑張っている過程においての登場人物も大切に描いている。それを見つけたとき、売れて欲しいと思ったが売れなかった。が変な感じで後に大ブレイクしてしまった。これはそのINDIES盤。

NumberGirl/殺風景 

出ました博多出身の久しぶりのバンド。しかもギターが女性。彼らが目指している理想的なものは音だけでなくジャケットや録音場所、プロデューサーに至っても妥協も許さないバンドであって、ファーストは正直曲は素晴らしいほどにかっちょいいのであるが歌が聞きたい俺みたいな奴としては、歌が聞こえ辛い。がこのセカンドではその問題点もクリアーされており、またバリヤバイ!などの地元の言葉で表現スタイル。イエモン吉井も目を見張ったほどの切ないいや侍道は、かなりストイックである。

THE KIDS/14 SPEED  

上記のKIRIAKEで復活を果たしたKIDS。元々売りなのは3ピースでのアメリカのからっとしたカッティングロックと、イギリスのジェントルマンなパンクスピリッツというか・・・。その中にすこしハイブリットなビートも加えた新キッズ。あたらしい若い世代へのメッセージがしっかり込められている。

水戸華之介&310CHAIN/アドレナリン  

水戸華之介の更にあたらしい動きがこれ。耳を疑うほどのバラエティーに富んだメンバーGuプリプリ中山加奈子、Gu元DELAXの宙也のバンドLOOPUSのギターだった澄田、BASS筋少内田、DRUMミノル<フリクション>。しかも楽曲の殆んどが中谷との競作ときている。それだけに溜め込んだメッセージとある程度の年齢に達したミュージシャンにしか分からない再び夢を見に行こうと言うような果てしないパワーがここにあります。泣けます。笑えます。勇気が出ます。

SOUL FLOWER UNION/スクリューボール・コメディー  

ソウルフラワーは時にアイリッシュ、時にチンどんと阪神大震災も大きな経験として、民族単位の考え方はやはり国境を越えて思いが深まることであるが、このアルバムは、その中でもHW山口洋も参加したロック作。バラードもロックナンバーもライブではハイライトに使われる曲ばかり。

BLUESLION/X01  

サンハウス柴山俊之がまた新たに作ったバンドがこれ。大島はそのままで、Guに下山淳、Ba奈良と言ったメンツだけでも旨過ぎる。色んなブルースナンバーを歌詞を日本語に変えて柴山節炸裂。サンハウスの再来か?

VOO DOO HAWAIIANS/Drive,she saids  

上記の水戸華之介にも参加した310CHAINの二人<中山加奈子&澄田健>がその前からDRUM:MAD大内とやっていたバンドがこれで勿論今も活動中。がMADが抜けた後に入ったのが秀孝のリズム隊も勤めた<大島&穴井>が加入し、前もかっちょよかったが、更にブリティッシュパブロックになったのであった。特にリズム隊の二人と澄田氏のいかれたギターそして中山加奈子のパンクなパフォーマンスだ!

ヤポネシアンボールズファンデーション/アザディ  

HEATWAVE活動休止後の活動の一つとして盟友BASS渡辺地獄と山口洋がSFUの中川&KOKIと4人で作ったバンドがこれ。アルバム一枚で終了しているが、ステージ上も3人が横一線に並ぶというファンには笑が止まらんバンドで、しかもお互いの歌をこのバンドアレンジでやったり、カバーをやったり、新曲を披露したりと元から他者との競作を願望していた山口の理想系がここにある。

奥田民生/E  

初めて民生のアルバムを挙げます。ユニコーンはあまり好きではなかった。そしてソロになってさすがに好きになって、特にイージューや手紙、さすらい、恋のかけらなどが挙げられようが、敢えてこのアルバムをチョイス。前作ゴールドブレンドで作品の完成度やバンドサウンドに着手し、大きくロックシーンを引っ張り始めたが、元々釣りや酒を飲んでればいいという感じの男が、このアルバムから時に目を大きく開けて叫んだり、ひがんでみたり、とにかくEのであります。最高傑作。

トータス松本/TRAVELLER  

ウルフルズのトータスが憧れのブルースやソウルを思いっきりカバーしたのがこれ。圧巻なのはギターを全部自分で弾いていることと、バックを池畑や上原などのベテランが支えているということ。一般のウルフルズファンにルーツを大いにそのままカバーするという姿勢はがに股で田舎者でど真ん中。日本語じゃないが楽しめます。

HEESEY with dude/OBSTINATE ROCKAHOLIC  

イエモン休止後いち早く動き出したのがヒーセだった。しかも歌っている。ドラムはMAD大内だ。しかも凄くベタなハードロックだ。こんなバタ臭いハードロックアルバムを日本で分かりやすいロックワードでリリースしたのは彼だけだろう。生きる!生きていく!そんな初挑戦の歌も最高だ。吉井も歌詞で参加。

VA/THE COVER  

これは圧巻。昔同タイトルでアナーキーの仲野茂が諸先輩を巻き込んで遊ぼうというのが発端でサンハウス柴山、頭脳警察PANTA、のほかムーンライダース鈴木、ARB、ルースターズ、ジョニーサンダースまで巻き込んでやったものがあったがそれが脈々とあって、今回それが今4世代を超えてリリースされた。上記のメンバーのほか、下はケムリ、POTSHOT、モーサム、ナンバーガール、大槻、アンジー、ラフィン、アナーキー、SA、SFU、HW、GD、ロティカなどそうそうたるメンバーで様々なカバーが繰り広げられている。

VA/ROCKERS  

俳優として有名であるが陣内孝則が在籍したロッカーズのギター谷信雄の死を受けて、陣内本人がメガホンをとり、現在活躍中の若手俳優を起用し、分かる人にしかわからない場面も多数おり込んだ映画を完成。そのサントラがこれ。出演者俳優:中村俊介が歌うロッカーズをバックにジプシーズがやったり、POTSHOTや若手バンドが協力して出来ているアルバムとしても完成度も高い内容です。

the youth/Born!  

出ました。憧れのミュージシャンが日本人のバンドでHEATWAVE、ルースターズ、グルーバーズ、シオンとくれば聞かないわけにはいかない。しかもプロデュースもHW山口洋やグルーバーズ藤井一彦にも依頼しているとか・・・。事務所が一緒と言う関係性もあろうが、音はびっくりするぐらいそのまま。しかもがっちりロックである。20代前半ながら子持ちである中村の一生懸命さにも打たれる。仙台出身の4人組です。

ええねん/ウルフルズ  

ウルフルズもここにきて敢えてこのアルバムを。勿論最初から聞いていたがまだ出来るはずまだ出来るはずと思いつつも挙げ損なっていたが、BASSジョンBがありえないぐらいに復活してたどり着いたある意味原点回帰のそしてウルフルズらしいR&R。素朴且つガッツも忘れず、ケイスケ自身も歌うルーツロックがここに。まさにパブロックですわ。

忌野清志郎/KING  

ソウル復活清志郎。まぁ本当に嬉しい限り。勿論体裁に反抗もするロックな清志郎も、音楽愛を伝えるGS風の清志郎も、勿論であるが梅津さんらとのホーンセクションを加えたソウルな清志郎がやっぱり最高だと改めて最高である。50過ぎて<会いたい・・・><あきらめたくない・・・>と歌われるこのアルバムはマストであります。

さすらいの唄/大矢侑史&THE BALANCE  

SHADYDOLLS解散後、旧友塚本とバンド再開するも休止。その後ソロを経てバンド名義に出したメンバーはアンジー岡本氏やシェイディー好きな啓介さんやシェイディーメンバー木村氏とのバンド。大矢さんでは有り得ないほどの頑張れとか、今までの歌詞ではなかった歌がこのアルバムでは歌われている。今まではやはりR&Rか歌物かって感じが、一つのロックとして表現としてもここにあるのがこのアルバム。

新しき日本語ロックの道と光/サンボマスター  

久々に本格的なロックバンド。3ピースながらロックとソウルの融合。ジャズも取り入れるほどの。YOKINGやガガガなどとの共演もある。ふられたり、失敗したりする奴に勇気を与える。そしてロックに疑問を投げかけるパフォーマンスはイベント会場でも大評判である。

JET FACTORY/ジェット機  

やってきました。ジュンスカの和弥が。ソロ活動はあったものの表立った活動はあまりなかったが、様々な周りの状況もあったと思うが、ユニコーンの川西を従えて、何とびっくりするほどのジェットパンクバンドを結成したのであった。その歌詞もやっぱ凄い経験を裏づけするほどの内容が深く説得力も深い。

電光石火/Zi:LiE-YA  

上記のブルースライオンを再度休止し、結成したのがこのバンド。理由は上手すぎて面白くない。その通り、このバンドの音は今の音である。RUBYみたいなラウドでもない。どっちかというとシナロケぽい音でめんたいロック8ビートである。そもそもスパイダーのタツヤとVOODOOHAWAIIANSをバックに柴山さんが作詞提供したシナロケやルースターズのナンバーをやっていたのが最初だっただけにライブでもそんなナンバーが聞ける。本作にも収録されている。

KNEW BUT DID NOT KNOW/UN

 何とルースターズの大江慎也復活はここに皿として実現した。ロッカーズの鶴川仁美、サンハウス鬼平こと坂田伸一が参加しているのだ。というよりバンドである。全英詩であるが伝説化していたメンバー達が目の前で21世紀にプレイしている。どのバンドともかぶってないめんたい系も真新しいので、全てがどこでも聴いたことのない気がしてリアルなロックであり、プレイも英詩であるが歌詞の内容も素晴らしいです。

DIRTY KARAT/ROSSO  

TMGEチバとBJC照井がフリクションのイマイ&ミノルを招いて4人バンドとして生き返ったバンド:ロッソ。とにかくTMGEやBJCのようにジャンルに収まらない数え切れないセッションから生み出されたロックナンバーの数々。チバの歌詞はまだまだ発展途上にあるが、イマイのような太い音のリフを弾くギターリストがメジャーにあまり居ないので、これからのライブアクトも含め期待される。

SOSが鳴っている/麗蘭 

RCのチャボとスライダースの蘭丸の久々のアルバムは、ここの活動と今ある音楽シーン、そして同世代へのメッセージがたっぷり収まった愛情溢れる歌の数々です。特にR&R TONIGHTは世代へのそしてロックシーンへの名曲です。

HappyMan/NO STAR INNOVATION
HAKATABEATCLUB SOUNDTRACK/HAKATABEATCLUB
WHITE ROOM/YOSHII LOVINSON
h.o.p.s/GOING UNDER GROUND
馬鹿者よ大志を抱け/THEイナズマ戦隊