BARRIERFREE
福岡でBANDや劇団や写真など文化という名がつくものに携わる者が、
自分達の情報を伝えるのによく使っていたものの一つに、
<シティー情報ふくおか>があると思う。
が、知ってる人も多いでしょうが,我々が使ってたこの伝達ツールは
HPに移行し、雑誌からは姿を消したのです。
確かに、INTERNETの利用者もHP作る人も多いですが、
持ってない人やそれを知らない人、そして一番知らせたい読者の人が
そのことすら知らないのが事実です。
私は、ガキの頃この雑誌を見てLIVEHOUSEのことや
その時の担任がやってた芝居の小屋のことを知りました。
今、福岡出身のバンドがすごい勢いでデビューする中、
そして決して絶えることなく頑張っているアマチュア文化人のことを、
バンドやろうとしてるもしくはLIVEしたいと思う人そしてこれからの人達が、
これからどうやってその場所を探せばいいのかと思うと
居ても立ってもいられなかったのです。
時は21世紀を迎え、しかもこのR&RCITY!HAKATAの
天下の<シティー情報ふくおか>がそういう姿勢でどうするのだ!
そういう人たちが、私以外にも多くの人が立ち上がり、
いろんなACTIONをされた結果、復活の運びになりました。
ここでは
その実際送られてきたシティー情報ふくおかさん
からの回答文を公開します。<了承済み>
1.1発売号より復活し、下記にある
FUKUOKA MUSIC SCENE
というコーナーも復活してます。
かなり街の情報が見やすくなり,
僕も買い始めました。
前文NOCUTで記載します。
2000.9.26 質問状 投函
10枚!
内容は、自分が3度シティー情報福岡 を受けたことがあることや自己紹介 自分から見てのVersionUpしてからの見解。 まず、周りで誰も買わなくなったとか BANDマンのHP作りとか 伝達ツールの苦難。他誌との比較。 これから載せる意思があるのか? 載せなくなった今、どうシーンのことを思っているのか? 21世紀を前にこれからの人達に対してどう思うのか?など もちろん実名で、HPにも載せる考えがあること。 そして、回答うんぬんではなく、 これから定期的に質問状を送ること。 |
堤正道さま お手紙、本日拝読させていただきました。10枚にもわたりかかれている事にもとて も驚きましたが、それ以上に、そのかかれている内容に関して、今深く受け止めていま す。最後にまとめてあった、質問にそって答えるというのがどうも事務的になりそう で嫌なので、それぞれの答えを織り交ぜながら、お手紙を読んで感じたこと、そして今 考えていることを書かせていただきます。 <FUKUOKA>が誌面リニューアルして半年。<シティ情報ふくおか>創刊から数える と、この9月25日で24年の歳月が過ぎました。創刊は、天神地下街や天神コアがオー プンした、あの時代にまで遡ります。当時は100円、たったの64ページの小さな冊子 でした。時折折りに触れ<ふくおか>バックナンバーのライブハウススケジュールなんか 見たりするんですが、とても懐かしいですね。モダンドールズ、フルノイズ、モッズ、 ロッカーズETC.ブルージャグやビートマックスといった地元音楽雑誌も人気でした。 本誌も創刊以来ずっと、アマチュアバンドの情報を掲載してきました。実際僕も担 当してた時代があったんです。ちょうど89年から91年ぐらいでしたね。バンドの方々も よく編集部に遊びにきていました。『FUKUOKA MUSIC SCENE』というジャンルを作っ て、バンドがガンガン誌面に登場してもらった記憶があります。ちょっと話は横道に それてしまいましたが、事実、現在の<FUKUOKA>にはアマチュアバンドの情報が掲載さ れておりません。アマチュアバンドに限らず、演劇、クラブ、アート、イベントなど、様 々な情報が誌面から消えています。それを堤さんは『排除』という言葉で書かれていま した。確かに、読者からすれば『排除』に映るでしょう。しかし、私達は『排除』とい う意識ではなく、ホームページeーfukuokaへの『役割の移行』としてとらえているので す。街が大きくなるとともに、大小数々のイベント情報が溢れ、ページが限られている 雑誌というメディアではとてもカバーできなくなりました。‘‘集める"という編集業務 から、‘‘削る"という編集業務に移行せざるをえなかったのです。またこれは雑誌と いうメディアがもつ特性なのですが、〆切が早いということ【つまり〆切って、世に 出るまでの間が長いということ】です。そして、コスト。たくさんの情報を集めれば集め るほど、そしてその情報をより誌面に落としていこうとすればするだけ、たくさんの人 と費用がかかってきます。そこで、情報量も無限大に掲載でき、早いタイミングで発信 できる、印刷量などかからないホームページへの移行が検討されてきたわけです。 こう書いてしまうと『手抜きだ』『そっちの勝手だ』などと受け取られてしまうかもし れませんが、近年ものすごい勢いで広がっているインターネットによる情報配信 に対しての初めての試みであり、将来のプランニング秀巧社を考えていき上で、この 移行はとても大きな意味を持つことだったのです。だから、今回のリニューアル誌面は、 『そういうイベント関連のフォロー情報は、ホームページに』という前提で構築していき ました。簡単ですが、そんな経過があったのです。 しかし、これまで慣れ親しんだイベント情報がなくなったということが、たくさんの 読者を失望させてしまったのも事実です。お怒り、ご批判のお電話やお手紙も数多くいた だきました。ネット上やフリーペーパーなどでの<fukuoka>への意見が飛び交って いたのも存じています。正直、この反響のすごさ。編集部内、情報部内だけでなく、 全社的な議題としても上がっておりますが、現状その最終的な答え、対応はまだ出せ ておりません。しかしながら、<fukuoka>への期待値は肌で感じてますし、できる だけ期待に応えていきたいという気持ちはあります。以前編集部にライブハウスペー ジ復活のための署名を集めて持ってきていただいたこともあり、そういう皆さんの気 持ちや行為が本当にありがたく、そしてとても嬉しく感じています。 時代は変わり、情報収集の方法も、『街の情報たくさん』という漠然としたものから、 それぞれの人が、『好きなものを好きなときに好きなだけ』というスタイルに移行して きた背景が、インターネットという新メディアが台頭してきたひとつの理由と考えます。 しかし、いかに時代が変わろうとも、いや少なくとも今の時代、この福岡の街 では、たくさんの情報を届けるという意味で<fukuoka>の役割はまだまだ大きい訳です。 また、これまで福岡の街とともに育ってきた<fukuoka>は、これからも福岡の 街の活性化のお手伝いができればと思います。 もちろんeーfukuokaではこれまで以上に、ライブ、演劇、アート・・・・ETCこれからも どんどん発信していきますが、誌面もいろんな側面から検討しつつ、この半年かけて バージョンアップ、発信していきます。長い目で、とまではいえませんが、変えていきます。 変えて見せます。福岡の一番身近で、一番役に立ててもらえるタウン誌として・・・・。 せっかくお手紙いただいたので、こちらからもお願いがあります。ぜひ、遠慮せず に遊びにきてください。編集部は全然敷居が高いとこじゃありませんし。『今度ライブやり ます』とか『こんなこと考えてます』とか、もちろん今のシーンのことも。一緒に作り上 げていきましょう。ぜひ堤さんのお友達のバンドの皆さんにもお伝えください。 堤さんが気持ちを込めて書いてくれた手紙。本当にありがとうございました。堤さん 自身の気持ちもあるでしょうが、たくさんの人の声を代表して書いてくれているんだな あと言うのが伝わってきました。だから、その気持ちに対して、精一杯こたえようと思 いました。この手紙、大切にとっておきます。 <FUKUOKA>編集長 松永憲明 TEL:092−712−3292 FAX:092−712−3392 e-mail:ps-matsunaga@shukousha.com |
シティー情報ふくおかのeーFukuokaのほかに
カメレオンレコードのFREEPAPERでも
LIVEHOUSE情報は、掲載されている。
11.3第2回 質問文MAILにて
回答をくれた感謝と皆で見たこと。 ほとんどの人が<答えになってない>といったこと。 載せないということに対して、 ・HPに移行したことを知らない人が多い ・パソコンを持ってない人を無視した行動 ・文化人はお金がない他 そして、誌面においてのなぜ移行したかの説明と、 移行した事実。パソコンを持ってない人のための企画。 秀巧社に無料HP体験コーナーを INTERNETをできる場所の特集やHPの紹介。 あと、このHPに載せていいか? リンクはっていいか? |
堤正道さま2000・11・06 |