■鹿鳴館■
ぺぺの呟き〔過去ログ〕
★2008/10月分

こんにちは。
いきなりだけど、こういう仕事を長くやっていても解らない事ってあるわけよ。
例えば、バンドは出来ればお客さんの沢山いる前でプレイしたいだろう。
でも、最初から、そんな高待遇のステージがブッキングされているわけでもない。
だから、通常ブッキングなりイベントなり対バンのお客さんにも観てもらって少しずつファンを獲得することになる。
そして、動員力があがった頃にはイベンターやライブハウスのブッカーから少し美味し目の出演依頼を受ける。
この流れは、俺自身この業界に入った頃から続いているものだ。
実力社会なんだから当たり前なんだよね。
でも、こういう流れを無視して、媚びたりコネで上がって行こうとする奴もいるのも現実。
別に最近の子らがって意味じゃない。
俺がこの世界に入った頃からある話しだ。
だけど、真面目に実力で這い上がって行く連中もいる。沢山いる。
時代錯誤とか、演奏力の弱さとか、自分たちの欠点や問題点を改善しながら頑張っている姿は美しいし、そんな連中と話しているのは楽しい。
だけど、そんなバンドの努力も虚しく。
お客さんは、自分の希望のバンドだけを観て帰る。
最近、受付をやっていて、途中で帰るお客さんの姿を観てて寂しくなるのよねぇ。。
お客さんの立場からすると単純に好みの問題なんだろうね。
いくら演奏が上手いとか、カッコいいとか言われても、要は好みの問題だしね。
東京ドームを満杯に出来るバンドのライブを誰もが満足するわけじゃないだろうし。
まぁ、それ以前に、なんだこりゃ?みたいなレベルのバンドも混ざっていたりするわけだし。それこそ「金返せ!」みたいな。
イベンターやバンドの全てがそうじゃないだろうけど、イベントの最初から最後まで観て欲しいから出演順を公表しない場合も少なくない。
でも、お客さんにも都合がある。
「仕事が終わってからでも、その時間なら間に合う」って事なら来るだろうし、早めに行ったところで自分好みのバンドじゃなければ退屈するだけだろうしな。
そりゃそうだ。俺だって昨年LOUD PARKに行って興味のないバンドは一服したり飯食ったりしていたからな。
それと何も変わりはないんだろうな。
主催者は、「本日は10バンドで¥2500です」と言うけど、
お客さんからしてみたら、1バンドに¥2500出してるわけよね。
物販で買い物して、交通費を入れたら、1回のライブに¥10,000は使うだろう。
それが高校生だったら、どんだけ続くんだよ、金。
いや、大人達だって¥2,500ていや、気の利いたCDの一枚買える額だからね。
なんだか、言ってる事が支離滅裂だわ。
やだわ。
きっと、バンドはもっともっと頑張って、極端に言えば、『お客さんが“ついで”だけど観て良かったわぁ!』と言って貰えるバンドを取りあえずは、目指してもらいたい。
そして、お客さんには出来るだけ多くのバンドを観て欲しい。
しょうもないバンドには、ただシカトするのではなく、愛情を持って批判して欲しいってところかな。
好みじゃないバンドなら。。。。うーん。しょうがないかぁ。。。
結局はサービスを提供する側の人間が頑張んなきゃならんのよね。
なんかさぁ、日本人って文句ばっか言ってません?
政治もそうだし。。。
じゃあ、自分でやってみろよ。っての多いんだよなぁ。。。
(2008.10.19)

いやぁ、めっきり涼しくなって、腹出して寝てる俺様なんか、鼻風邪ぐしゅぐしゅっすわ。
さて、相変わらずバンドにも音楽にも全く関係ない話しをひとつ。
え〜実は本日は我が家の愛犬ク−さんの満6歳の誕生日でして(笑)
特にパーティーとかするわけじゃないんですが、まぁ目出たいじゃないっすか。
普段はカリカリのドライフードあげてますが、今日は缶詰めだったもんで完食タイムの早いこと早いこと(笑)
そんでもって、昨夜は先日購入した「犬と私の10の約束」のDVDを観覧。
これ、既に原作を読んでいたのですが、こういうのって映画になる時“犬”が主役(またはテーマ)のはずが、人間関係とか下手すりゃ恋愛関係にテーマがすり変わってる事があって、観てて完全にトーンダウンする事があるんすよねぇ。
今回のも例にもれず.....。
でも、主役(であるはずの)ソックスが息を引き取るシーンは思わず涙が溢れました。
前にも書いたけど、ク−が来てから動物もののストーリーに涙腺が弱くなっちまってさぁ。
さぁ、仕事仕事。
(2008.10.9)


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