第1楽章 (Allegro
vivace)
第2楽章 (Andante cantabile)
第3楽章 (Menuetto : Allegrotto)
第4楽章 (Finale : Molto Allegro)
モーツァルトの最後の交響曲です。晩年自分の死を察し、その気持ちをこの曲に表したような、なんともいえない旋律が特徴です。ただ、彼の曲はチャイコフスキーと違って、自己的な解釈はあまり取り込まないので、実際「死」を意識していたかはわかりません。
第一楽章はいきなり第一主題からはじまります。ベートーベンの「運命」もこの形式をとってますよね。モーツァルトがこの後の音楽に与えた影響の大きさがわかります。繊細な第二楽章も聴き所ですね。
第二楽章は彼らしい、ゆったりとした曲なんですが、細かな32分音符が多用されているので、決して「遅い楽章」であるという印象はうけないと思います。
第三楽章はまさにこれがメヌエットというメヌエットですね。
そして第四楽章、壮大すぎます。トランペットと弦のメロディがたまりません。
僕が中学一年の時(だったかな)にはじめて聴いた交響曲・・というか、はじめて買ったCDがこのモーツァルトの41番なんですが、まだなんにも音楽を知らないなりにどっぷりはまったのは、この曲が持つ魅力が相当なものだったんでしょうね。
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