クインシー・ジョーンズのプロデュースとしては最後の作品となりましたが、 これまでの2作("Off the Wall"・"Thriller")と違い、ソウル色はなりを潜めています。
レコードの時代からCDの時代へと移りゆく端境期でもあるこの時代、 CDにのみ"Leave Me Alone"がボーナストラックとして収録されました。 また、レコード店がレコードを陳列していた棚をそのまま使用できるようにとの配慮から、 レコードサイズの長さの箱に入ったトールボックス入りCDも発売されています。
"I Just Can't Stop Loving You"は冒頭にマイケルによる語りの入ったバージョン(with spoken intro)が収録されていましたが、 現在ではこの語りはカットされています。お手持ちのCDを確認してみてください。4分25秒とプレイヤーに時間が表示 されれば語り入りバージョンです。現在発売中のリマスター盤はすべて語り部分の削除されたバージョンにて収録されています。
日本国内においては、ソロとしての初コンサートが行われるなど、空前のマイケル人気により、Tシャツ・テレホンカードがセットとなったボックスセットや、 アルバムジャケットのステッカーや映画"ムーンウォーカー"の入場割引券が同梱された来日記念盤も発売されました。
2001年にリマスター盤が発売され、未発表曲が2曲、初CD化となる"I Just Can't Stop Loving You"のスペイン語バージョン(注1)、クインシー・ジョーンズの インタビューが収録されています。
注1:日本国内においては"3インチCDスペシャル"にて1988年にCD化されています。