2.Grass Valleyの魅力
<対談形式です。【c】=CAIE、【h】=hydra> 【c】じゃあ、まぁ私たちが感じるGVの魅力なんですけど・・・大きく分けて初期・中期・後期・・・
【h】もっと大きく分けて、上領氏脱退前と後!
【c】残念ながら、そこで僕にとっての魅力が半減したのは否定できないので・・・
【h】あぁ、それはもぅ・・もちろん!その辺は私の方が・・・
だから上領氏脱退後のアルバムなり音源は、まったく別物として考えていますから。違うバンドになったと・・・
土橋さん(ex. レベッカ)プロデュースの違うバンドにね。
【c】うーん・・で、魅力って事ですけど・・僕としては、その時の<87〜88年>精神状態にうまくリンクした適度な暗さがね・・・受験失敗した直後に聴いた"砂上の夢"とか、かなりね・・・ずーんとね・・・
【h】(笑)なるほどね・・・もぅほんとにね・・・(笑)
【c】そう!砂上の夢なんよ!洒落になってない!さらにその後、すごーくその後も大きくひきずる失恋をして
【h】・・・・う〜ん(失笑)
【c】一週間くらい、そのアルバム毎日ただ聴いてる廃人みたいな状態になっちゃったんですよ。
いやぁ悲しかったぁ・・・
【h】・・・魅力とは離れていっておりますが・・・
【c】・・・・そ、そうね・・・まぁビックリしたのは3枚目のアルバム"STYLE"で劇的に変化するワケなんだけど・・・売れなくちゃってやっぱ強く思ったのかな?ここで
【h】でも、僕はけっこう3枚目って好きで、なんだかPOPな要素と以前からのマニアックな要素のバランスが絶妙だと思うんですよね。
それに僕はやっぱりドラムなんですよね・・・上領さんの・・・ハイハットのきざみとか。
ビジュアル的にも、わざとシンバルを遠くに置いて、動きをきれいにみせるとか・・・
あと、僕は出口雅之さんの声も好きなんで・・・未だに僕の中では"3強男性ヴォーカリスト"のうちの1人なんですよ。
まぁ、キーボードはそこまでなかったんですよね・・・。
【c】そうねぇ・・僕の場合は、本田さんの曲とかシンセとか本当に・・・波長が合ったしね・・・。
あと、まぁ"MORNING PREASURE"って、キーボードは全般的にコードの平行移動が多いんだけど、あれなんかどうやってるのかなぁって思ってた。コードメモリーとか使ってるのかなぁとか
【h】で、実際には・・・?
【c】いまだにわかんないんですよ。まぁ、でも実際シンセ好きな人、デジタル好きは抵抗ないんじゃないかなぁ?
【h】・・・う〜ん、どうなんでしょうか?いわゆるデジタルで括っちゃうていうのもねぇ・・・。初期から後期まで本当に色んな面を見ちゃってるから・・・
【c】そうっすねぇ・・・ひとつじゃ括れませんねぇ・・・カテゴライズしにくいよね
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