帰郷

北の大地に荒れすさぶ

しぐれ時の戻り道

鬼火がひとつ

迷い火ひとつ

たかが孤独の坩堝にはまる

鬱も遊びな君に唄おう

それぞれの人

それぞれの道

差し伸べ挫折も冬ごもり

渇いた笑い その山を切る