「速弾き」とはなんであろうか?人によってテンポは違うだろうが、やたらめったら速く感じる演奏のことであろう。
はっきり言って、最近は全然はやりでない。そのことからも、最近は「ギターの速弾き」というだけで気嫌いする人が少なからずいるように思う。それはそれでいいんだけれども、バイオリニストやピアニストの演奏などでも、聞いていて「なんじゃこりゃ!速っ!」ってのがよくでてくる。そういう高級な音楽では良くて、なぜギターの速弾きだけ、いろいろ言われるのであろうか。本当に速すぎて、音を感じれないようなものもあるが・・・なんか腑に落ちない。
実際、最近私も速弾きしない、聴かないという状態であるが、「速弾き」はギターの可能性を大きく広げると思っている。音楽を表現する上で、テンポが上がった曲が出来るのは必然である。その中で、四分音符・三連符・八分音符・五連符・六連符・・・などなど様々な音符を表現することは当然必要となる。リズムを無視して単に速さだけを求めている人は出来ないであろうが、リズムを感じながら速弾きをしている人は、比較的テンポがあがっても様々な音符を表現しやすいように思う。こういった利点もあるし、いろいろ聞くのは楽しいので、私は速弾き賛成派である。
確かに、いろんな音楽を聴くと確かに、なんでここにわざわざ「速弾き」がいるの?と感じる音楽も少なからずある。しかし、それは個人それぞれで感性が違うのでそれはそれでいいのだろう。
まとめると、嫌いなものでも一回ぐらい真剣に聞いたり、演奏したりしてみて、それで嫌ならしょうがないが、食わず嫌いはやめようと言いたい。まぁ同じ音楽ならいろいろな可能性を求めるのは悪いことではないと。
(2004.1.21)
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