私、Rand\はクリスマスキャロルというジャンルが好きです。 はっきり言って私自身は宗教というものを全くと言っても差し支えないくらい信じていないんですが。 それでも、クリスマスキャロルに限ってはとても好きです。 ……とか言いながら現在このジャンルのほとんどはラヴソングが占めてますね。 純粋な意味でのキャロルは……ジャズから探してもなかったりして♪(猛爆) 取りあえず先を続けましょう。 ここまで引っ張っといてアンタはどの曲が一番好きなんだ!? と聞かれたら、ナット=キング=コールが歌う「O Tannenbaum(もみの木)」ですね。 はっきり言って彼のドイツ語はド下手です(笑)。 しかし、彼の歌唱力、音楽性はそんなモノを見事にフッ飛ばす位すばらしいです。 まだ他にもいいのはありますがRand\が一番好きなのはこれです。 さて、クリスマスキャロルといえば、讃美歌ですが、何も教会へ行ってパイプオルガンの前で小さくなりながら聞くのだけが讃 美歌じゃないですよね? 通称ウェストミンスターキャロルと呼ばれる讃美歌第106番「Gloria In Exesis Deo(広野の果てに)」をエラ=フィッツジェラルド が雄々しく歌っています。多分、この曲は当分の間このヴァージョンが決定版になるでしょう。 ちなみに、ウェストミンスターキャロルというのはロンドンのウェストミンスター寺院で盛んに歌われるので付いたそうです。 アーティストもある程度メジャーになってきたら、ファンサーヴィスの一つとしてクリスマスアルバムを出す事も多いですね。 その中でも、カーペンターズの「Christmas Portrait」は結構人気があるようです。 アルバムとしては、カレンが出てくるまでが少々長い上に出番が少ないのでいまいち私は好きになれないですが、それでも美し い歌声には変わりはありません。 このアルバムはリチャードプロデュースのメドレーアルバムなんですが、その中で特にすごいのが、「White Christmas」です。 とてもしっとりと歌い上げています。しかもその後の「Ave Maria」はとてもカレンの歌声が神々しくなります。一度は聞いて欲し い一枚です。 クリスマスといえばこれ以外にも定番のナンバーはあります。 それを聞き比べてみるのも楽しみの一つですが、ライヴやキャロルを集めたアルバムの最後を締めくくる「Silent Night」はいか が? 前掲ののエラ=フィッツジェラルドやカーペンターズ、4人の甘い歌声が絡み合うBoy-U-Man、七色の声を自在に翻すマライア=キ ャリーなどいくらでも見つかるはずです。 この曲に関しては私は決定版を知りません。みなさんがそれぞれ見つけて下さい。 しっとりしたものばっかりじゃ面白くない方に。このナンバーはいかがですか? ブルース=スプリングスティーンがはしゃぐ「Santa Claus Is Comin' To Town」。 ホンマにブチ切れてます。これぞサンタが今まさに来んとする雰囲気を醸し出してます。ジャクソンズ時代のマイケルが霞んで 見えます。(笑) そろそろ私の好きなアーティストの紹介です。 まず、イーグルス。1枚だけシングルを出しています。 これは、彼らにとって絶頂期であった「Hotel California」の後中々アルバムを出さなかった時期に、 「現在次のアルバムを作ってるの。もうちょっと待っててね。取りあえずこれでも聞いててよ」という事で出したシングルです。 出来は……はっきり言ってB面曲が最悪。その為にCDその物が霞んでしまいます。 しかし、A面曲を聞いている限りではやはりこのバンドはすごいバンドだという事が分かります。 曲はチャールズ=ブラウンとジーン=レッドの「Please Come Home For Christmas」。とってもシブく歌い上げているのはさすがイ ーグルス。 お次はロクセット。彼らがスウェーデンでデビューアルバム「Pearls of Passion」を出したのは1986年の12月の事でした。 そしてデビューシングル「Soul Deep」のB面に入っている「Pearls of Passion」なんかはもろにクリスマスの歌です。(アルバムに は何故か入ってませんが) その後、このアルバムは幻の名盤として消えてしまいます。 そして、映画プリティーウーマンの主題歌「Mast Have Been Love」をクリスマス・フォー・ブロークンハーテッドとしてもシングル カットしているらしいです。 そのアルバムが復刻されて1年が経ちました。さっき上げた曲も一緒にカップリングされて。素晴らしいクリスマスアルバムだと 思いませんか? 最後にヴァレンシア。この人はデビューアルバムを出したその年にもうクリスマス用のミニアルバムを出しています。 その名も「White Album」。あれ? と思った方。あなたは既に病んでます(核爆)。 このアルバムは'97年12月に出されました。今年の5月に同名のゲームが出てますが全然後です。 (って言うか、「初ない」で次のゲームの紹介を見た時はタイトル変えろよ、と思ってたクチですから) このアルバムはPOPな曲で始まりヘヴィーなナンバーで盛り上げ最後は静かに終わる、というとてもバランスのいい作り方をして います。 センスの良い作り方をしていて好感が持てます。このCDで私はヴァレンシアの熱烈なファンになりました。 (それまでは結構すごいね、程度の認識でした) ただ、このCDにとって不幸なのは、これ単体でも売ってましたが、1stアルバムのビデオと一緒の箱に入れて売っていた事です。 名付けて「White Box」。 ビデオの中身がシングル曲2曲とクリスマスメッセージのみだったので……ちょっとナニなモンがありました。自然とそのビデオ のオマケみたいになってしまったのが残念です。 それでも、このアルバムはいまだに私のクリスマス愛聴盤#2として君臨しています。 ちなみに、愛聴盤#1は千趣会が会員にフューチャリングしたクリスマスCDで、前掲のナット=キング=コールやエラ=フィッツジェ ラルドのヴォーカルを中心にした編成です。 本当はまだまだ紹介したい名曲や名盤があるんですが、マヂできりがないのでこの辺でひとまず止めようと思います。 あなたもこのクリスマス、着心地のいいクリスマスキャロルを探してみませんか?