音楽ホール
やっと書く気になったのか…
つくづくグズなヤツ…
ちなみにこのコーナーはあくまで"作曲者"の視点からモノを見てます。

ということで、第1回目の今回は、まあとっぱしだから俺の好きな"EAGLES"でもやりますか。
70年代で最も大きい存在の一つ。事実、ウェストコーストでは最もデカかった。
元々リンダ=ロンシュタットのバックバンドとして始まった。72年、独立し、"Take It Easy"でデビュー。
代表曲は、"Take It Easy","Desperdo","Lyin' Eyes","Take It To The Limit","Hotel California","Long Run"…こんな所か。('94年再結成時に第1弾シングルとして"Get Over It"を放っている)
メンバーは、グレン=フライ、ドン=ヘンリー、バーニー=レドン、ランディー=マイズナー、後にドン=フェルダーが入り、バーニー脱退後ジョー=ウォルシュ、ランディー脱退後ティモシー=B=シュミットがそれぞれ入った。
ちなみに全員ソングライターで結構ハンサムだ(実はこれが最大のウリかも!?)

しかしなー、このバンドほど(華々しく)竜頭蛇尾なバンドも珍しいよ。
特にメンバーチェンジでごそっと落ちるんだ。
まず、ドン=フェルダーの加入でクールロック色が強くなったと思えば、バーニー抜けで渋いウェスト風の曲とバンジョーを弾くヤツがいなくなった。これで俗悪ロックへの道に踏み込みかけている。が、ジョーのあっけらかんとした楽天的なノリがそれを押しとどめた。かに見えたが、ランディー(イーグルス最後の良心) 抜けで、イーグルスの楽曲から「希望」の色が消え去ってしまった。後に入ったティモシーも明るい曲を書く人だが、ヘンリー&フライのダークコンビには敵わなかった。彼が唯一リードボーカルをとっている曲"I Can't Tell You Why"はかなり暗い。

…てな事は今度またやるとして、何でこのバンドを俺が好きなのか?

マイナス面がたくさん目に付くが、それ以上にこのバンドの根底に流れる曲は美しいからである。
ひどいバンドはたくさんある。そして、イーグルスもそんなバンドの一つに数え上げられるかもしれない。
しかし、それ以上に、欠点を補って余りある長所があるならばそれは素晴らしいことではないだろうか。
最近のバンドは特にこれといったウリが少ない!(これを言い出したら老化を始めている証拠だが)
しかし事実なんだからしょうがない。(しかしそんなバンドやアーティストだけではないのに注意)

今回はここまで…次回はイーグルスのメンバー一人一人にスポットを当てる予定。

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