Note…
ある精神病患者のタワゴト
もう、おれ、だめなのかな……

Last update:15th,Nov,'99(Mon)




だるい。
辛い。
タバコの煙がノドにしみる。

人はその置かれている場所に準ずる。
今の俺は、とても、半端だ。

うざったいファシズム。
今夜は、月が濁っている。

才能をいたずらに消費している。
ああ、エセ三文文士だったか。
はっ!
三文文士のまだエセヤロウってか。
甘っちょろいナルシシズムだろうが。

何か、今の俺自身に違和感を感じる。
何を間違えたんだろう。
きっと何か、忘れてきたんだろう。

多分、血迷うとか、狂うってのは、不可逆の時の流れの中に沈むんだよな。
ナニも、分からない。
ああ、これって、「ナニも知らない」ってことより良くできた美徳かもな。
多分、そのうちに楽になれるさ。

忘れるってコトを忘れられれば。
体の中の黒い、違うな、暗いケダモノ、これも違うな、バケモノ? 何かよく分からないモノが胎動してるような気がする。
ああ、こっちを静かに窺ってるよ。
じっくり待つらしい。
今度はヘマしないようにな。
これは、捕食者の眼だ。
じっと闇の中で耳を澄ませる梟の目だ。

黒い光が俺の部屋を包み込む。
何かが、小さな金属質の音が聞こえる。
聖なる純音。

ノドの奥で熱い嵐が渦巻く。
ああ、こんなに狂うってのもいいかもな。
くぐもった吐息が俺の苦しみを増幅するんだろう。

ふとしたときに感じる寒気ってのも良いかも知れない。
それが、多分、俺が今唯一感じるリアルな感覚なんだから。

あなたの夢が紡がれますように。

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