今回は初めて参加という人が一人もいない、恐らく「経験者だけ」の初めてのセッションとなり、ランドゥーガ・セッションの定義はわかっているものとして「省略」をした。
「いつもと違うこと」を、というセッション・リーダーの趣旨のもと、いろいろな試みがされた。
A 1小節のみのフレーズ
E, C, C(オクターブ上のC), A, B♭ の音の並び
A-1 これをもとに1人だけでインプロバイズする、任意の時間(2分ぐらい)。特に
そのメロディから大きくハズレても問題が無い、ただそのメロディを常に意識
して即興をすることを心がける。
A-2 A-1の応用として2人でやる。「主」と「従」を予め決めて「主」を「従」が
バッキングするかのような演奏、前面に出ない演奏をする。
注:「主」とは即興のメインになる人の意味、「従」とは字の通り脇に回って「主」を盛り上げる役に徹する人(達)の意味。
A-3 A-1、A-2の更なる応用として、3人でやる。「主」を1人、「従」が1人、もう
1人が「従」ではあるけど提示のテーマを任意のところで挿入する
B これも1小節のみのフレーズ
A, C, A(三連で), G♭,E♭, F,D,C(三連で)
B-1 2人で「主」と「従」をAでやったようにやる。
B-2 3人で「主」1人、「従」が2人でやる
C A、Bとは違ってフレーズが付かない即興へ
C-1 「主」が1人、その他の人(全員)は「従」になる。「主」が提示のテーマを奏でて、
その他の「従」達がそのテテーマについていく(その「ついていくという」こと
には厳格でなくて良い)
C-2 1人の「即興」に物語性を持たせて目配せ無しで「即興」を次の人に渡す、他の人
はその間「バッキング」に徹しつつ周りでどういう音が鳴っているのかを,耳を傾
けている状態であること。
C-3 「主」以外はインテンポ(ある一定のリズム)を刻むことに徹して、「主」は
インテンポから「意図的に外れる」、「リズムに乗ってはいけない」、即興を心
がける。
人数が少ない、参加者がこのワークショップ経験者であること、で講義抜きの練習無しでも密度の高いことが出来たのではないかと思います。ただ、欲を言うと逆に「人数が少ない」ことでバリエーションが限られてしまったのかという気もします。やたら人数が多いのも問題がありますがもう少し参加者がいても問題は無いので参加者は広く募集したく思います。
以上
最終更新 2004/1/1
ランドゥーガ研究会 http://sound.jp/randooga/index.html