はじめに
@82年頃までは、米プロモ7インチ等でモノラル・ヴァージョンというのがいくつか存在します。
しかし当シリーズではポリスの『The Bed’s Too Big
Without You』のmono versionのような全くの別テイクは別として、単純にステレオをモノラル化しただけで且つ曲の長さ・構成が同じものは、扱わないものとします。
A「未収録曲」シリーズで既に取り上げていますが、「Don’t
Stand So Close To Me ‘86」、「We Work The Black Seam -1993」のような完全なリテイク(タイトルも変っている)や、ポリス時代の曲をスティングがソロで再録音したもの(例「Shadows
In The Rain」、「The Bed’s Too Big Without You」、「One
World」等)はスティングの新曲として扱っているので、ポリスの曲の別ヴァージョンとしては扱いません。尚、「Roxanne
‘97」はポリス時代の音源のリミックスですが、名義がSting
& The Policeに変ったので、これもあくまでスティングの曲として扱い、ポリスの「Roxanne」の別ヴァージョンの類には含みません。この場合は、ベスト盤に収録されているヴァージョンを基本として、リミックス違いを本稿で取り上げたいと思います。
B曲の長さ、フェードアウトの長さ等が、国・盤によって微妙に違っており、1〜5秒程度の違いまでを全てフォローするのは不可能に近く、また、あまり意味のないものと思われますので、5秒以内の違いで且つ耳で聞いて違いが分からないものは除外とします。
CCDで再発される際、その度に色々な手法でリマスタリングされていますが、これも新たな違いが耳で聞いて確認出来ないものは挙げないことにします。
Dこのシリーズでやっかいな問題は、例えば別ヴァージョンのサブタイトルが同じでも、実際は国・盤によって複数のヴァリエーションが存在する場合がある事です。(例.「Love
Is The Seventh Wave」のnew mixは2種ある、等) その場合は違いを明確にするために、仮にサブタイトルをつけておきます。
E上記とは逆に、国によってミックスのサブタイトルが違っていても実際は同じ場合があります。(例.「We’ll
Be Together」のprevious versionとpreviously unreleased versionは実際は同じヴァージョン) この場合は本国(英盤)のタイトルを優先して採用する事としますが、他の別ヴァージョンと違いを明確化させたい時は英国以外の国でクレジットされているタイトルも採用する事とします。
F例えばスティングの「Night Mix」やポリスの「Fast
Forward Medley」、「DMC Mega Mix」のように複数の曲を編集・ミックスして1曲に仕立てたものや、ポリスの楽曲を90年代以降にクラブシーンでリミックスしたもの(例.「You
Can’t Go Wrong」「King Of Pain」「Cars Inside My Head」等)は最後にまとめて紹介したいと思います。
Gポリス、及びスティングのオリジナル音源をサンプリングしたもの(例.パフ・ダディの「I’ll
Be Missing You」やブラック・アイヴォリーの「Release
Me」等)も厳密にいうと別ヴァージョンと言えなくもないのですが、これも挙げだすとキリがないので除外したいと思います。
という前提条件で始めますが(ホントに始まるのか?)、まずはスティング編から行きたいと思います。
(ポリスはまだ完全には整理出来ていませんので後にしたいと思います、あしからず)
2001年3月15日 golden__wire