SOPHIAを知ったのは「街」という曲。
アルバムカットなのに異例のロングヒットとなった曲だけど、
今でもよく聴いています。その後に出たアルバムのジャケットが印象的でした。
でも、大きな病気が発覚してから、更に印象が変わりました。
(アルバム「ALIVE」のジャケット)
アルバム「ALIVE」の前に出たシングル。
社会に出て嫌なこととか多くあると思うけど、
その中で見つけた大切なものを想い出したい時に聴きたくなります。
大好きな人と生き抜いていきたいって時は特に。
Vo.松岡充の作詞作曲も素敵ですが、
後述にもあるKey.都啓一さんのPianoが大好きです。
「街」の間奏は勇気を与えてくれるようなPiano、
「Eternal Flame」の間奏は不安な気持ちを表現したようなPiano。
躓きそうになっても、また起き上がらせてくれる素敵な2曲だと思います。
片目がつぶれている子供がジャケットのアルバムと、
黄緑の丸められた紙のようなジャケットのアルバム。
いずれも生きづらさが表現された空気感のアルバムです。
松岡充が世界を回っていった中で、
戦争や貧困などで生きたくても生きられない人々を
多く見てきたんだと思う、その中で見つけた
ささやかな温かいものだったり、笑顔だったり、
生き抜いてやるんだっていう強さだったり、迷いだったり。
社会人になってから、学生時代の仲間が離れていって、
人間関係だとかの争いを多く目にするようになって、
戸惑いを多く感じてしまう日々の暮らし。
「place〜」
何を夢見てここまで歩いたんだろう、
生き抜くってどういうことなんだろう、
今も答えは見つかっていないかもしれない、
多く考えさせられたアルバム2枚です。
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都さんが、2010年、悪性リンパ腫、ろ胞性リンパ腫、
がんになってしまったことを発表した時は、本当に衝撃的でした。
2010年のSOPHIAのステージで皆に発表するときの気持ちって
多分、自分だったら耐えられなくて立っていられないと思う。
この本には、闘病生活のこと、
闘病を経てSOPHIAや音楽、家族のこと、その考え方が沢山書かれています。
眼に注射もしたことがあるし、胃カメラもやったことがあります。
でも、都さんの闘病生活は、もっと。
経験したことのない、とんでもない辛い日々の連続です。
ただ、病気になってからもSOPHIAのツアーを続けて、
そこに都さんが戻るべき場所があった。
その後に入った闘病生活のなかでも、戻るべき場所があったから、
それが大きな心の支えになったようです。
きっと戻る場所も何もなかったら、
病気に負けていたのかもしれない。
普通に暮らしていることが、
いつの間にか当たり前じゃなくなる日も来ます。
そういった時、初めて、生きている間に何ができるだろうって、
改めて深く考えさせられます。自分のやりたいことって何だろうって。
「
やりたいことがあれば、実現させるために頑張ろう。
そのための努力は惜しみなくやろう。
」
都さんが戻ってきてくれて、寛解できて、本当に良かったです。
大きな病気を経験しないとわからないこと、
それがここには沢山書かれていて、
それが、今、大きな病気の人の大きな心の支えとなると思います。
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「W」は、松岡充さんのソロ曲で、闘病中だった都さんが作曲した曲。
心の弱さが住み着いてしまっても、
それに立ち向かう勇敢な気持ちを与えてくれる曲です。
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SOPHIAの曲の中で、生き抜く力も、
誰かのために生きることについても表現されていて、
また頑張ろうっていう気持ちにさせてくれます。