アドラー心理学の本のススメ



人目を気にしすぎている部分があって、
他人の評価とか、誰にどう思われているかとか、
いつも考えてばかりでした。

そんな人間関係に悩まされっぱなしの皆様には
解決策になりそうなものが沢山つまっています。



「嫌われる勇気」自己啓発の源流「アドラー」の教え

青年と先生が対話形式で
「アドラー」の教えを主題に
主に対人関係について討論していきます。
青年は、時々言葉が過ぎるのが、
読んでてイライラする部分ですが、
先生の言ってることは頷く部分も多いです。

職場ではストレスが充満しています。
チームで嫌われ者にならないようにって、
人より多く仕事をしてしまうことも。
ストレスも、考え方次第で、
もしかしたらストレスに思えなくなるのかも。
自分は自分、他人は他人。
「自分の顔を気にしているのは自分だけ。」
他人の評価を気にすることは、
自分に嘘をつく生き方なのかもしれないです。




「幸せになる勇気」自己啓発の源流「アドラー」の教え

「嫌われる勇気」での対話を踏まえた青年が
教師になってからボコボコになって
哲人の下に帰ってきて議論をするお話です。
青年はキレッキレです。


周囲の人とうまくいかなくて、
後悔することがあります。
それこそ、幸せになる勇気が足りなかったのかもしれません。
相手が自分のことを好きになってくれるか、
そうでなければ、これは無駄なのではないか、
そんな風に考えることも多かったです。
ただ、そうではなくて、
相手が自分のことをどう思っているかなど関係なしに
ただ気持ちよく接する、それができていませんでした。

「すべての出会いとすべての対人関係において、
 ただひたすら「最良の別れ」に向けた
 不断の努力を傾ける。」

いずれにしても、
相手にどう思われようが、、、
その考え方が重要だと思います。


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「愛とためらいの哲学」岸見一郎

大切なのは「いかに愛されるか」ではなく、
「いかに愛するか」を学ぶこと。
アドラー研究の第一人者、
嫌われる勇気の著者でもある岸見一郎さんによる恋愛論。

深愛を共有するための考え方が詰まっています。


相手を縛り付けない勇気をもつこと。
相手を縛ってしまうと、
本来の愛のあり方とは遠いものになります。
相手が自由になれば、
気持ちが他の人に向かうこともあるかもしれません。
しかし、自由であれば、必ず...とは限りません。
むしろ、お互いが自由である時こそ、本当の愛が成就するのです。



それぞれのパートナーが自分のことよりも、
相手にこそより関心を持たなければならず、
そのことが愛と結婚が成功する唯一の基礎である、
そして、相手により関心があれば、二人は対等であるに違いない。



仮に親が子どもに
「私はあなたにこれだけのことをしたのだから、返しなさい」
といったところで、子どもはどうすることもできません。
このように、対人関係全般が
本当はギブ・アンド・テイクではないのです。


恋愛について考え方の根幹を得ることができます。


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「男と女のアドラー心理学」岩井俊憲

アドラー心理学の本は沢山出るようになりましたが、
その心理学に基づいた恋愛・結婚論です。

アドラーは「愛」や「結婚」をどう捉えていたか。
良好な人間関係、
パートナーシップを続けるための極意が書かれています。

なによりベースになるのは、
「相互尊敬・相互信頼」を確立することです。
「自身が先に、自身がより多く、尊敬・信頼することから、
 相互尊敬・相互信頼が成り立つ。」
協力し合うことは、相手を理解し、自分を理解し、
違いを認めつつ、共通のゴールに向かって進むこと。

お互いの関係をよりよくするために、できることは何か?

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マンガでやさしくわかるアドラー心理学

アドラー心理学を、
マンガによるストーリーで例に示し、
解説をつけて説明してくれる本です。
マンガと解説が6:4くらいの割合です。

心理学は、一度知っただけでは、
なかなかわかるものではないと思います。
この本を一度読んだだけでは、私もわかりません。
何回か読んで、
実生活で同じようなケースがあった時に生かすために、
実践編ということで、
簡単な質問に答えることで、自己分析もできるようになっています。

日々の生活の中で色々なことがあって、
精神的に悩むことも多くあります。
そういう時に読むと、心が軽くなるような
沢山のアドバイスがココに詰まっています。




まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学

まんがでわかりやすくしている本も
何冊か出ています。その中の一つです。

この本は、主人公が勤めるカフェに、
人間関係、対人関係に悩める客が訪れ、
マスターがアドラー心理学を基に
優しく教えてくれるというものです。
マンガの最後に解説もあります。

全ての問題は人間関係に集約しています。
人間関係に悩んでいるのであれば、
何個かの答えを簡単に教えてくれる素敵な本です。



文化を超えて Beyond Culture 忖度 コンテクスト

「言わなくてもわかるだろ?」
暗黙の了解で相手に期待するし、
自分も聞かないでもわかって行動する忖度。
それって、日本だと
忖度という言葉が広まったというのもあり、
その意識があると思いますが、
海外だと、そういう意識は低くて、
日本が思いの外高いと聞きました。

コンテクスト(Context)というのは文脈。
で、文脈を理解する能力が高めなのが
ハイコンテクスト、で、
代表的な国の比較で
日本が高い位置にいるという。

これは、
「文化を超えて」(Beyond Culture)という本で、
エドワード・T.ホールという方が1977年に発表しています。

忖度は最近ではなく、
生まれる前からある概念なんだなと思いました。

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