新しく貼りかえたポスター それでも最後の写真は 片方だけのシャッター 焼き増しもできない
適当な明け方の湿度 カラっとしない朝も コンクリートの公園 観覧席見下ろしたり
未来はすぐにやって来る 歩くたびに落としていく
肌が元に戻って 思い出せない
未来の行き先はここじゃない どこへ行けばいいのか 意地悪に回り続ける道しるべ
街角の大人子供どっちが自分に近いのか わからなくなってた 初めて会った場所は 暮れて 暮れて
暮れ始めた帰り道にも 窶れた声をかける ありきたりな光景も 目は紙に勝てない
長く続く精進の日々 「これで終わり?」という問いに ありきたりな答えしかできないで 駄目な奴さ
未来はすぐにやって来る 欲しがってるわけじゃないが
過去も近くあったはず 思い出せない
未来の行き先はここじゃない どこへ行けばいいのか 意地悪にうねり曲がった時の流れ
「一緒に」歌い続けたときも 隣に座っても 「早く帰りたい」なんて言い合う僕らも 人が 苦手 苦手
中央を走る列車にはなれないさ 行き違うくらいひどいもので
Uターンしてもわからないこともあった 自分のTシャツで拭う雫
見飽きたものが薄れていく 写真のようにいかない
都合よく塗りかえられて 思い出せない
未来の行き先はここじゃない どこへ行けばいいのか かすかに見覚えのある姿に振り返る
誕生日のケーキと共に 闇に沈んでいった 相変わらず人込みに流されていく僕らも 無力 だけど 不思議に 元気