マイナースケール
さて、前項でメジャースケールの内容と共に、スケールの意味もわかったと思います。
音と音の間隔が重要、でしたね。
コードを採る際には、前項のメジャースケールと共に、本項で説明する『マイナースケール』を覚えておくと、非常に便利です。
このマイナースケール、初心者の皆さんでパッと歌える方は少ないかと思います。
ですがスケールの基本である『音と音の間隔』さえわかってしまえば、理解するのはそう難しいことではないでしょう。
では、マイナースケールについて説明します。
メジャースケールとマイナースケールの違いと言うのは、『音の間隔の開き方が違う』という部分だけです。
メジャースケールが『全全半全全全半』だったのに対して、マイナースケールでは以下のようになります。
ラ(全音)シ(半音)ド(全音)レ(全音)ミ(半音)ファ(全音)ソ(全音)ラ
つまりマイナースケールとは、8つの音を並べた時のそれぞれの音の間隔が、『全半全全半全全』になるもののことなんです。
もちろんこのスケールも、どの音から始めても音と音の間隔さえ正しければ、全て『マイナースケール』と呼ぶことが出来ます。
慣れていないとマイナースケールをパッと歌うのは難しいかも知れませんが、よく使われるスケールなので、なるべくなら覚えておくといいでしょう。
このマイナースケールも、これだけだとどの音から始まったのかがわかりませんね。
なので、メジャースケールと同様に開始音を頭につけて呼ぶとわかりやすいでしょう。
ラから始まるマイナースケールであれば、『Aマイナースケール』。
シから始まるマイナースケールであれば、『Bマイナースケール』ということですね。
1.1.3.章のまとめ