メジャースケール



実は皆さんも、既にとあるスケールについては知っていたりするんです。

まずはその最もわかりやすいスケールから説明します。



楽器は使わなくて構いませんので、「ドレミファソラシド〜♪」と歌ってみて下さい。

正確なドの音を探す必要もありません、自分の思うまま適当にやってみましょう。



しっかり歌えたでしょうか?

実は今歌ってもらったその8つの音の流れ、それがコードを採る時に重要になるスケールの1つ、『メジャースケール』と呼ばれるものなんです。



では次に、もう一度「ドレミファソラシド〜♪」と歌ってみて下さい。

ただし今度は、先ほど歌った時とは違う音から始めてみて下さい。



今歌ってもらったその8つの音の流れ、実はそれも『メジャースケール』なんです。

始まりの音が違うのに両方ともメジャースケール、ちょっと混乱してしまいますね。



実はスケールというものは、音と音の間隔が重要だったりします。

楽器を持っている人はその楽器で「ドレミファソラシド〜♪」と弾いてみて下さい。

ギターや鍵盤であればわかりやすいですが、ドから見るとレは半音で2つ分(1全音)上にありますよね。

ちなみにギターでは1フレットずれるごとに半音上下し、鍵盤では隣り合った鍵(白黒問わず)にずれるごとに半音上下します。

こうやって先ほどの「ドレミファソラシド」の音の間隔を記していくと、下のようになります。

ド(全音)レ(全音)ミ(半音)ファ(全音)ソ(全音)ラ(全音)シ(半音)ド

つまりメジャースケールと言うのは、8つの音を並べた時のそれぞれの音の間隔が、『全全半全全全半』になるもののことなんです。

そのためどの音から始めたとしても、「ドレミファソラシド〜♪」に聴こえるような音と音の間隔であれば、全て『メジャースケール』になるというわけです。



しかし、単純にメジャースケールとだけ表してしまうと、『どの音から始めたのか』がわかりにくいですよね。

そのため、ドから始まるメジャースケールのことを『Cメジャースケール』と表します。

レから始まるメジャースケールであれば、それは『Dメジャースケール』です。

確認ですが、ドレミファソラシドをアルファベット表記にすると『CDEFGABC』になります。

ド=Aではないので、間違えないように気をつけましょう。



1.1.2.マイナースケール