RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002 in EZO
August/17/2002 (sat)
さて、長い長いエゾニッキ、ようやく2日目。
読んでて疲れた人とかいるだろうけど弱音は吐かないように。
書いてる俺の方がしんどいんですから。
ま、楽しいんだけどね。
そんな2日目、9時過ぎくらいには目が覚める。
去年はテントで暑さに目が覚めたもんだが、
そうもならない今年はやはり涼しいらしい。
とりあえずトイレに行ったり歯を磨いたりテントの中を整理したり、
意味もなくポリT(サイン入り)で写真を撮ってみたり、
そんなことをしてたらあっという間に11時前に。
とりあえず昨日は買えなかった物販の様子でも見に行こうとする。
11時開場だから物販もそのくらいに開くかもしれない。
もしあまり並んでなかったら買おうという魂胆だ。
しかし物販まで歩こうとした時、噴水前で弾き語りをやってる人を発見。
なんとなく声が好きだったんで座って聴き入ることに。
こんなのもエゾっぽい感じで好き。
ブルハの曲とかやってるらしいけど俺はよく知らない。
昨日やらなかった「日曜日よりの使者」がここで聴けて満足。
周りは5〜10人くらいの客で細々とやってたけどなんか良かった。
ブルハ好きらしくずっと口ずさんでる人や、朝から泥酔してる女の子とか。
しばらく見てて12時くらいになったらその場を離れることに。
手をふって帰ったらペコリとお辞儀してくれてた。
物販の方に行ってみると長蛇の列。
いや、長蛇なんてもんじゃないってコレ。
NO YOUNG NO CRYテントの方まで列が伸びてるんだよ?
はい、地図で確認ね。
ざっとで200人以上?
どれだけの時間並ぶつもりなんだか・・・・・
もちろんこんなものはあきらめるに限る。
そこまでしてTシャツに執着するタイプではないんで。
仕方ないのでガチャガチャの方に行ってみる。
ここもけっこうな列で並ぶのはあきらめる。
でも交換会だけは参加。
ここでは何を交換したか忘れたなぁ・・・・
そんなこんなで今日のエゾが始まる時間。
今日のトップは奥田民生。
特別前に行く気はしないので後ろの方に持参した折りたたみ椅子を運ぶ。
その時、テントで手作りTシャツを売っている人を発見。
けっこういいデザインだと思ったので買う事に。
印刷にやや難ありっぽいけど気にいったし。
オフィシャルより手作りを買う男。
そんなこんなの奥田民生なんだが、
始まる前に俺が聴きたいと思ったのは
「マシマロ」「イージュー★ライダー」「海へと」。
うん、どれもやらなかった。
それどころか知らん曲だらけだった気がする。
1曲だけCMか歌番組かで聴いた曲あったけど。
な〜んか、それほど楽しくなかったな。
せめて1曲くらいまともに反応できる曲が欲しかった。
ま、俺が民生をほとんど知らんのが原因だろうけどさ・・・
そこで最後の曲でEARTH TENTへの移動を試みる。
お目当てはTHE NEATBEATS。
実は最初どっちを見るか迷いに迷ってたしね。
なんとなくで民生を選んでたがこっちでも良かったかも。
とりあえずEARTH TENTへ急いでみる。
しかし通路で向うから大量の人が歩いてくるのを発見。
ニートビーツ終わってんじゃん!
う〜ん、ちょっと凹んだ・・・・・・
ま、仕方ない。
移動を決意するのが遅すぎちゃったからね。
もしかしたら次が「マシマロ」?
とか思いながら粘りに粘っちゃったからねぇ・・・・
予定では次は気球に乗りに行くつもりだった。
しかしどうやら風が強くて飛ばないらしい。
残念だが仕方ない。
天候には誰も勝てやしないわな・・・・・
そこでとりあえずBACK DROP BOMBを聴きながら移動。
そしてガチャガチャ売り場にまた行ってみる。
今回は人も少なめだったので並んでちょっとだけ買った。
んで、交換会にも参加。
去年のイースタンまで出品しての交換でいろいろGET!
今年ゲッチュしたバッヂは以下の17枚です。
オフィシャル、ミッシェル、スカパラ、ドラッシュ、ゴイステ、ブーム、
エゴ、キング、ワッツ、民生、CKB、TOUCH ME、
UA、モーサム、ソウルセット、キセル、スカパラ(だぶった)
自分の金で買ったのが14枚、拾ったのが2枚、去年のイースタンと換えたのが1枚です。
けっこう欲しいやつは揃ったつもり。
1番下の段のと何かを交換してくれる人を募集しています。
特にROSSOやゆらゆら帝国・・・・・
そんなバックドロップは一番好きな曲が聴けて満足。
タイトルもわからんのだけどスカっぽいような感じのやつ。
それだけの感想でごめんなさい。
交換会に夢中でした。
そして途中でEARTH TENTへの移動を試みる。
お目当てはデキシード・ザ・エモンズ。
なんかいいって噂を聞くから一目だけでも。
移動中、某Mが着ていた怒髪天Tシャツに目をつけた人に話しかけられる。
怒髪話で盛りあがった後は4人で「情熱のストレート」を熱唱。
そんな楽しい一時を終えてEARTH TENTへ向かう。
すると向うから大量の人が歩いてきている。
デキシー終わってんじゃん!
う〜ん、ちょっと凹んだ・・・・・・
いや、かなり凹んだかな?
成長が見うけられない自分に落ち込んだね。
とりあえず次のKING BROTHERSを待つことに。
暑いのでかき氷なんぞを食らいながら。
しばらくしてからキング登場。
テント内はかなりの盛りあがり。
でもそれを見て俺は思ったより楽しめてないのに気づく。
俺の思うキングのステージじゃないなぁって思った。
もっと誰もキングを知らない人のとこで暴れてるのを見たい。
マーヤが何をやっても温かく受け入れられてるのが違和感。
別に何が悪いわけじゃなくて俺はそう感じてしまうので移動することに。
「★★★」聴けたのは嬉しかったけどね。
んで今度はRed Star Fieldへと移動。
初のROCKIN' ICHIRO AND BOOGIE WOOGIE SWING BAND。
このバンドってこんなにカッコ良かったんだ?
それが俺の素直な感想。
悪いけどもうちょっと舐めてました。
CDではボーカルが弱く感じたんだけどなぁ・・・・
しかし生で見てそのカッコ良さに驚いた。
そして思った以上の人気があるのにも驚いた。
これなら始めからこっちで良かったかもなぁ・・・・・
来たのが遅すぎたため3曲くらいしか見れなかった。残念。
それでも十分に良さは伝わった。
また何かの機会で見たいバンドだ。
んで終わったら自分のテントの方へ。
SUN STAGEからDry & Heavyの心地よいダブが聞こえてくる。
テントで次のための準備をしながらも、
聞こえてくるダブにフワリフワリユラユラリ。
これはこれで気持ちいい。
夜に聴いたらもっと気持ち良かったんじゃないかな?
続いては東京スカパラダイスオーケストラ。
本日初めてのスタンディングゾーンへ。
と言っても前へ前へではなく昨日に続いてスタンディングゾーンの後ろへ。
だってレジャーゾーンは場所取りだらけで歩く隙間もないくらいだし、
その後ろは通路になるから楽しめるとこが少ないんだもん。
来年からレジャーゾーン廃止してくれていいよ。
その代わりにスタンディングゾーンをもっともっと広げておくれ。
そんなこんなで規制がかかった。
そこから嫌な光景を何度も見た。
スタッフの制止をふりきって規制をすりぬけてくるやつ、
集団で規制を突破してきて更に仲間を呼んでいるやつ、
突破に失敗しても何度もチャレンジしてくるやつ、
スタッフに食ってかかるやつ、
凄い嫌な光景だった。
極めつけはフェンスを飛び越えてきたやつ。
そのフェンスには女の子がもたれて座ってたんだけど、
その上に降ってきて女の子にモロに被害。
そしてスタッフに止められたのをふりきって前へ逃げてた。
もう最悪だし、何よりかわいそうなのは女の子。
こいつらホントにスカパラ好きなんだろうか?
たぶん祭気分でフェスに来てるだけなんじゃ・・・・?
規模が大きくなったらこんな客が増えるだけなんだなぁ、
とか思ったりしてイライラしてた。
今年のエゾは客的にはそこらのイベント以下だなぁ・・・・
なんか大好きなエゾなだけにすごく悲しい。
そこからスタッフはロープを用意したり、
スタッフの数を増やすなど様々な手段を用意していた。
今年のWESSはかなり手際がいいと思う。
後にエゾのHPでスタッフが悪いとかいろいろ書かれてたが、
こんな状況になったらスタッフから暴言出たりしても仕方ない。
俺は今年はWESSはよくやったと思ってる。
客が悪くなければスタッフだってもっと余裕を持っていたハズだ。
俺はスカパラでのこんな状況を目にしただけに、
今回についてはWESSを悪く言うつもりは無いし、むしろ頑張ってたと思う。
んで、そんなこんなでスカパラがなかなか始まらない。
人数も多いしセッティングも時間がかかるんだろう。
その間にRed Star Fieldから斉藤和義の声が!
しかも「僕が見たビートルズはTVの中」じゃん!
あんなのやるんならアッチでも良かったか・・・・・・
とか思ったりもしたがそれはあくまで結果論。
アッチを選んで新しい曲しかしなかったら大きな後悔につながるだろう。
そしてそう思えるのはこれから始まるスカパラが楽しかったから。
何をやったかとかそんなんじゃなくてとにかく楽しかった。
もう曲順とかそんなの何も覚えてない。
ただ後ろで好きなように踊って楽しんだだけだ。
スカパラはそんなので十分に楽しい。
途中、予想通り民生が現れて「美しく燃える森」を。
ま、予想通りだったんで特別な感動もなく。
盛りあがることは盛りあがったけどね。
それよりも「カナリヤ鳴く空」をやってない!
チバとやるのを見る機会なんて今しかないんじゃないの?
それがもう残念でならん・・・・・
ま、それでも楽しかったけどね、十分に。
あ、でもやっぱりカナリヤ・・・・・
スカパラが終われば素早くRed Star Fieldへ。
やっぱり元ちとせは見てみたい。
と思ったら何やらおかしな雰囲気。
どうも今まで全く無かった通路への規制が行われているらしい。
しかし何がどう規制されているのか全くわからない。
ただ人ゴミにまぎれてわからない方向へ歩かされる。
ハッキリ言ってこれはかなり困った。
急いでるのにどうしたらいいかわからないんだもん。
これはもっと放送なり何なりで言って欲しかった。
周りにもかなりの不満の色が見て取れた。
んで、ようやく自由に動ける空間へと移れたので移動開始。
ここで手間取ったために1曲目が始まってる模様。
しかしかなりの人、人、人。
元ちとせの人気を考えればこのステージは狭すぎる。
NO YOUNG NO CRYテントの後ろまで人が溢れている。
何でSUN STAGEに持っていかなかったんだろう?
それが俺には不思議でならない。
彼女の姿もほとんど見えなかった。
なんか赤いヒラヒラの服を着てたのだけはわかった。
そしてもう1つ大きな問題があった。
SUN STAGEからTOKYO No.1 SOUL SETの音が聞こえてくる。
これはかなり辛い。
元ちとせみたいな聴き入る静かな曲では特にだ。
元ちとせの声を堪能しようにも雑音が入って気になる。
これはかなり大きな問題だと思う。
たぶん海風とかいろいろあるんだと思うけど、
でもそれでもやっぱりダメなモンはダメ。
これに対してはWESSに大いに文句を言いたいと思う。
そんな元ちとせだがアルバムを聴いてないので知らん曲だらけ。
最後から2曲目に「ワダツミの木」はやっていた。
しかし「君ヲ想フ」をやってないのは何故?
そっちの方が「ワダツミの木」より好きなのに・・・・・・・
総合的にはたしかに歌はうまいと思う。
でもやっぱりSUN STAGEからの音漏れ、周りの話し声など、
とにかく集中して聴く事ができる環境ではなかった。
それがどうにも悔しくてならない・・・・・
とりあえず終了すると今度はSUN STAGEへ向かう。
すると聞こえてくるのは「sunday」!
俺がソウルセットで1番好きな曲じゃん!
ってゆーか、2,3曲しか知らんけど・・・・・
これが聴けるだけでも満足だ。
さっきまで邪魔だったソウルセットの音に今度は聴き惚れる。
あと数少ない知ってる曲で好きな曲でもある「夜明け前」も聴けた。
なんかラッキーだな、俺。
これだけでも十分にソウルセット満喫できた。
そして続いてはTHE MICHELLE GUN ELEPHANT。
これも毎度のようにスタンディングゾーンの後ろで見ようと思ったのだが、
残念なことに今回は規制に引っかかってしまった。
そこでレジャーゾーンとテントサイトの間の通路で見ることに。
しかしその通路のとこも規制があるらしく通路の端や後ろにかなり人。
とりあえずそこでミッシェルの登場を待つ。
遠くからPE'Zのホーンの音が聞こえてた。
柵に囲まれた空間に荷物を入れたが手が届かず取れない女の子がいて、
取ってあげたらタワレコのタトゥーシールをくれた。サンクス。
そんなこんなでようやくミッシェル登場。
1曲目が予想外なことにスロウな曲から始まった。
しばらくタイトルが思い出せなかったが「ドロップ」だ!
これが1曲目ということは今回は新旧問わずの選曲では?
そんなことを思ったりしたんだが、
それは甘い考えだった。
2曲目は「ベイビー・スターダスト」。
今から考えるとここがピークだった・・・・・
ここからは新曲の連続。
特別曲紹介があるワケでもなくひたすら新曲。
3曲か4曲くらい新曲をただやっていた。
そうなるとちょっと辛い。
軽く揺れてボーッと聴くだけになってしまう。
それでも満足できる人はできるんだろうけど、
俺としてはミッシェルをもっと堪能したかったし・・・・・
ま、新曲自体はカッコ良かったと思うんだけどね。
今となってはチバがマラカス振ってた事くらいしか思い出せん。
そして最後の曲として「ダニー・ゴー」。
たしか久しぶりだし嬉しいと言えば嬉しいんだけど、
なにか自分の中で納得できんもんもあったなぁ。
普通のワンマンで新曲3曲とかはアリだけど、
この短い時間の中での新曲3曲はけっこう辛い。
BREAK前ってことでアンコールがかかったが出てこなかった。
後ろのやつが「ジェニーやれー!」って叫んでた。
なんとも言えない雰囲気だった。
ここで食事タイム。
今回はEARTH TENT側の飲食スペースで食べることに。
たぶんこっち側の方が種類が豊富だし。
と、移動しようとした途端にSUN STAGE側から声が。
誰か知らんけど司会みたいな兄ちゃんが喋ってる。
んで、意外なことにBREAK始まってすぐの花火タイム。
風の影響などもあるらしく花火が流されてしまい、
去年に比べるとあまり凄く感じなかった。
そして何より司会かなんかの兄ちゃんが花火の間、喋りっぱなし。
「おお、すげぇ」「終わりか?」
とかそんなことはマイク通して喋るなボケ。
去年みたいに花火はBREAK終了間際にやって欲しかったな。
ってことで花火も終わってEARTH TENTへ。
そこではまだBuffale Daughterがやってた。
俺は最近のシングルのイメージしかなかったんだけど、
思ってたよりかなりいいっぽい。
エゾってのは意外なとこでいいバンドとバッタリ出会うなぁ。
これをのんびり聴きながらジンギスカンとか食ってた。
エゾってのは随分と音楽を贅沢に使ってるような気がする。
んで、食い終わったらまたSUN STAGEの方へ移動。
チラッとだけRed Star Fieldの方に近寄って山弦を聴く。
思ったほどはピンとこなかったのでスタンディングゾーンへ。
後ろの方にまた待機しながら次の御大の登場を待つ。
そう、次は井上陽水。
このフェスに異色とも思えるこの存在。
しかしフジにも登場するなどの不気味な存在。
知ってる曲をやるのかどうかなど気になることはたくさん。
しかしアルバムを出したとこなので半分は新曲かな?
とにかく興味は津々。
しばらくして陽水が登場。
そして陽水が「都会ではっ」と歌い出した途端、大きな歓声。
1曲目から「傘がない」を持ってきてやがる!
この時点で引き込まれつつある陽水ワールド。
そして2曲目が誰もの度肝を抜いたあのイントロ。
「アジアの純真」だ!
これまたかなり大きな歓声があがる。
そしてみんな(少なくとも俺の周りは)ノリノリだった。
そして3曲目が「リバーサイド ホテル」。
何だこのヒット曲のオンパレードは?
1曲ごとに大きな歓声が上がる。
このおっさんのエンターテナーっぷりが凄い。
4曲目は知らない曲かな?
とか思ったらサビで「嘘つきダイヤモンド」と気づく。
これは知らない人も多かったらしく反応はいまいち。
5曲目も知らない曲かな?
とか思ったらアレンジ違いの「飾りじゃないのよ 涙は」!
でも本音では普通のアレンジで聴きたかったかな?
でもこれもまた良し。
そして6曲目「少年時代」。
もうどこまでもヒット曲のオンパレード。
このおっさん、あなどれん。
そして7曲目はホントに知らない曲が。
知らないけどカッコいいアレンジだった。
その時は新しいアルバムの曲かな?
とか思ってたが「氷の世界」という古い曲らしい。
そして最後に「最後のニュース」。
この曲は地味に好きだったんで嬉しかった。
結局、俺が知らなかった曲は1曲だけ。
そして全曲がヒット曲。
「夢の中へ」も聴きたかったがもう贅沢言ってられん。
新しいアルバムからも少しはやった方がいいんじゃ?
とこちらが逆に心配してしまうほどの選曲。
もう自分に与えられた役割を全うしたんだろうね。
それもこちらの期待以上に。
ドラッシュとミッシェルも見習ってほしいですわ・・・・
いや、大御所ならではの余裕だね、これは。
そして結果として今年のフェスのベストアクトでした。
寒いので服をとりに一旦テントに引き返す。
その時HERBERTの音がちょっとだけ聞こえた。
でもあんま印象残ってないなぁ・・・・・
次は忌野清志郎&矢野顕子。
おなかもすいたのでラーメンを食べながら観戦。
ステージはあまり見えてなかったが忌野清志郎の声がしてたので、
すでに始まってるのかと思ったら一旦引っ込んでしまった。
どうやら謎のコントをやっていたらしい。
ちゃんと見とけば良かったかな?
ってか、何をやってるんだ、あのおっさんは・・・・
んで始まったこの2人のライブ。
どっちにも大した思い入れのない俺としては傍観者。
お互いの曲をやったりカバーをやったりとかなのかな?
そんなのすらわからず、ただ聴いてるだけ。
矢野顕子の歌う「(なんとか小町)」と、
最後に清志郎が歌った矢野顕子の「ひとつだけ」が良かった。
あとラーメンも美味しかった。
この2人が終わったら次はGOING STEADYの準備。
スタンディングゾーンにも無事に入り、あとは出てくるのを待つだけ。
しかし共に行動した某Mのセリフによって事態は一変する。
「さっき陽水だと思ったらもうゴイステなんて早いよねぇ」
陽水のスタート予定は20時だった。
ゴイステは0時50分から。
そっか、もうあれから4時間は立ってるんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
んなワケないじゃん!
間に忌野清志郎&矢野顕子を挟んだだけで3,4時間も立つわけない!
冷静に考えるとタイムテーブルを飛ばしていたことに気づく。
タイムテーブルを見てみると次はTHE MAD CAPSULE MARKETSだった。
完全なる勘違い。
次に見る予定なのはゴイステではなくCRAZY KEN BANDだよ。
そこでタイムテーブルを見てみる。
もう始まってんじゃん!
それを知ってEARTH TENTへ走る走る。
着いた時にやってたのは「GT」。
かなり盛りあがってるのに驚いた。
もっと前で見たかったが遅刻してんだから仕方ない。
かなりの残念。
その後、知らない曲が数曲続き、
「時間というものは残酷なもので〜」とMCを始める。
これは次あの曲じゃないのか?
とか思ってたが知らない曲だったので凹む。
「まっぴらロック」はやったの?やってないの?
「GT」は1曲目だと思ってたけど違うの?
そんな疑問だらけ。
とにかく「まっぴらロック」聴きたかったなぁ・・・・
でも他の曲も知らないけど良かった。
「イイネ」の声が予想してたより高かった。
最後に剣さんまわってた。
最後はメンバー全員蜘蛛の子ちらすように走って帰ってた。
楽しかった。
それだけに遅刻が・・・・・・・
CKBが終わったらちょいとRed Star FieldへHARRYを覗きに移動。
するとSUN STAGEのマッドが俺の知ってる数少ない曲で好きな曲やってた。
そのタイトルも知らないくらいよくわかってないマッドだが、
その曲が好きなのはマジなのでやや前に行き、ひょこひょこ跳ねてた。
んで、今度こそRed Star Fieldへ向かう。
すると北海道エリアではギターのチューニングをしてる人がいた。
「もしかしてここで向井(ナンバガ)が?」
そんなことを思いながら通りすぎてRed Star Field。
1,2曲座りながらボーッと聴いて即退散。
最後まで聴きたいほどのものには感じなかった。
帰りに北海道エリアの前を通るとさっきの人がそのままギター弾いてた。
自分のためのチューニングだったらしい。
それはさっさと通りすぎてEARTH TENTへ。
次なる目的はWhat's Love ?。
これは珍しく前を目指すことにした。
これは人気なさそうだから前でも楽だと思って・・・・
ま、予想通り人は少なかった。
後ろの方の様子はわからないが、少ない方だろう。
そんなワッツ。
松本さんのドレッドが細くなってると思われる。
1曲目「口笛」から始まり、
2曲目「ヘッドライトが唄い出す」。
人が少ないながらも盛りあがっている。
厚着をしている俺にはちょっと辛かった。
3曲目「夢もなく果てしなく」。
インディーズ盤の「帰りみち」に入っている曲で、
俺は大好きなんだが次にシングルで出すとか言ってた。
続いて「恋の味」で一盛りあがり。
コール&レスポンスもバッチリ?
そしてカバー曲で「(夏が来〜れば思い出す〜)」って曲を。
そして6曲目が誰もが予想してたこの曲。
CKBの剣さんを呼んで「あの鐘を鳴らすのはあなた」。
これもかなり盛りあがってたと思われる。
ドラムの人が「イイネ」を連発してたのも気になるところ。
そしてラストに海山コールを行ってから「今年の夏」で終了。
俺としては「帰りみち」をやってほしかったんだが、
どうも最近やってないのは何故だろう?
ま、でも楽しかったから良かった良かった。
とりあえず次のゴイステに備えてテントの方へ。
すると北海道エリアに人だかりが。
まださっきの人がギター弾いてるのかと思いきや、
なんと向井秀徳(NUMBER GIRL)!
やっぱここでやるんじゃん!
どうやら既に1,2曲やっていた模様。
それが残念でならないのだが・・・・・・
しかし去年はやってることすら知らなかった向井の弾き語り。
それが見れるだけでも運がいいと思うべきだろう。
俺が見たとこからは人に歌わせようとしていた。
適当に一人選んでヒット曲集から選ばせて歌わせる気らしい。
まず男子からで「リンダリンダ」を。
続く女子はくるりの「ばらの花」を。
向井は女子に「赤いスイートピー」か「悪女」を歌わせる気だったらしい。
男子がブルハを歌うと言った途端に向井はこの曲を弾き始めていた。
ま、向井の酔いっぷりがよくわかるコーナーだった。
いつゴイステが始まってしまうかずっと不安だったが、
JUDEが引っ張ってくれてたので助かった。
アリガトべんじー。
たまには役に立つこともするもんだ。
そして最後は恒例の「例えば俺が死んだら」。
これが聴けただけでも満足だ。
発見前に「TATOOアリ」をやってたらしいが・・・・・・
最後に向井は「次はTHA BLUE HERBを見に行く」と言ってた。
それは実は俺も見たいんだが・・・・(マジで)
去年か一昨年のフジロックの映像見てから気になってたから。
でも見たい気持ちはあるんだが心はゴイステ。
そればっかりは仕方ない。
またあるのかわからない機会を待つとしましょう。
ってなワケで今度こそGOING STEADY。
今回もスタンディングゾーンに無事に入れる。
ってゆーか、けっこう余裕があった。
しかし演奏が始まると規制を始めたのか、
スタンディングゾーン入口に人だかりができている。
前はまだ余裕あるんだから入れたらいいのに・・・・・・
ま、そんなゴイステは普通にメンバーがセッティングしてた。
そして一度戻ってからまた登場。
1曲目はツアーでもやってた新曲。
2曲目は「駆け抜けて性春」。
これを聴いた時に
「なんか今日はミネタ君テンション高いなぁ」
ってなんとなく思った。
なんか歌っていうより叫びに近い勢いになってたし。
しかしその想いも次の曲で変わった。
3曲目が「佳代」だったんだが、(大好き)
ミネタ君ちゃんと歌いきれてない。
続く4曲目「銀河鉄道の夜」も同じく。
何で?緊張?テンションあがりすぎ?
たぶんその両方になっちゃってるのかなぁ?
なんかそれがちょっと残念。
そんな状況にミネタ君自身気づいているのか、
続く「YOU & I (VS THE WORLD)」ではマイクスタンド振りまわしてた。
振りまわした上に叩きつけていた。
浅井君が殺されるのではないかと思った。
そしてラストは「BABY BABY」。
これも良かったことは良かったんだが、
「東京少年」も「アホンダラ珍道中」も「星に願いを」も
「DON'T TRUST OVER 30」も「STAND BY ME」もやってない!
少なくても「東京少年」はやると思ったのに・・・・・
それだけがちょっと残念。
あとミネタ君の声に関しても残念。
結局は緊張とかだったんだろうか?
最後の方はちょっとマシにはなってたけど・・・・・
そう言えばゴイステのMCの途中にROSSOの音が聞こえた。
それも「シャロン」が!
一瞬、ダッシュでRed Star Fieldに行こうか迷うくらい。
ま、もちろんそのままそこにいたけどね。
んでゴイステ終わってから移動。
移動中には「モーター・プール」が聞こえた。
さっき決めたんだ、と口ずさみながら移動。
そしてようやくRed Star Fieldに着くと謎の光景だった。
まったく知らない曲をやっている。
そしてサックスが加わっている。
え、これROSSO?
もうWEEKEND LOVERS始まってるの?
本気でそう悩んでしまう光景だった。
しかもドラムはキューちゃん(ミッシェル)だったらしいし。
うん、それは見えんかったけどね。
ROSSOはワケわからんので決別をつけてSUN STAGEへ。
次はEGO-WRAPPIN'。
エゴは聞こえればいいと思ったからスタンディングゾーンは行かなかった。
いや、正確にはROSSO見てたらもう規制されてた。
しかしそこで思ったのは場所の無さね。
スタンディングゾーンもレジャーゾーンも入れなかったら、
あとは通路しかないんだもん。
それが嫌だな。
もっと広く広く大地を使ってほしいな。
エゴを座って見る場所がないというのは不満です。
そんなエゴは知らん曲が中心だったな。
ま、知ってる曲は3曲しかないんだけど。
3曲目に「くちばしにチェリー」。
なんか特別に扱うことなく普通にやってた。
あとボーカルは既に王者の風格を身につけていて、
あまりいい気分はしなかったのも事実。
それは俺の勝手な感想。
あと服装がちょっと元ちとせと被ってた。
「サイコアナルシス」をやらなかったのが残念でならん。
エゴが終わったらそのままゆらゆら帝国。
もう移動とかめんどくさいのでスタンディングゾーンで登場を待つ。
今回も始まったら規制をしてたんだけど、
スタンディングゾーンがガラガラなんだよねぇ。
何のための規制なんだか・・・・・
安全のためとかじゃなくて、規制のための規制になってるよ。
そんなゆら帝だが、坂本さんの服が上下ピンク。
こんな服を着れるのこの人しかいないって・・・・・
んで、ゆら帝もゴイステと同じく自分らでセッティングしてた。
1曲目は「午前3時のファズギター」という曲だったらしい。
俺はこの曲知らなかったんだけど、
この曲のためだけにゆら帝を3時スタートにしたんだろうか?
ま、だいぶ押してるけどね。
この曲では坂本さんのギターソロコーナーが長い。
この人のギターソロは面白いのでかなり楽しい。
それを見るためだけにゆら帝は前を目指してたんだから。
しかし坂本さんがはしゃぎすぎてアンプを蹴飛ばしたら故障。
ギターの音が出なくなってた。
必死に直す坂本さん。
直らないアンプ。
「いきなりですけどアンプが壊れました」
この時点で客が歓声。
ゆら帝はホントにスタッフいないんだね。
しばらくいろいろいじって、
「まったくやる気なくなったんですけど」
1曲目からテンション低っ!
ってか、それは口に出しちゃダメでしょ・・・・
しかし何がきっかけだったのか急に直った。
やり直しはしないで次の曲、「グレープフルーツちょうだい」。
そして3曲目が「アーモンドのチョコレート」。
これが終わってから坂本さんが呟く。
「今の曲、チューニング狂ってました」
なんかすっごいダメダメモード入ってる。
んで、たぶんここで新曲やって、
「ラメのパンタロン」「ゆらゆら帝国で考え中」となだれ込む。
う〜ん、テンションようやくあがってきたかな?
とか思ったら坂本さんが一言。
「弦が切れましたんで次に新曲やって帰ります」
もう何をやってもいいことなし。
弦が1本切れたまま新曲をやって終了。
なんかここまでダメだとネタかと疑いたくなってくる。
スタッフいないのって大変だね。
音楽的には不満あったりするのかもしれないけど、
いろんな意味で楽しいステージだったのも確かだ。
でも今度本調子で聴き直したいなぁ。
ここで帰りの飛行機の問題もあるのでテントの片付けを開始。
レンタルテントなのでたたむ必要がないのは便利。
しかし予定ならこの時間は、
WRENCHやROVOやFOEや、
WEEKEND LOVERSやLOOPA NIGHTを覗く予定だった。
でもね・・・・・そんな体力ないんだ、おっさんは。
もうテントで帰り支度しながら何度眠りの世界に誘われたことか・・・・
しかしここで寝たら気づいたらエゾが終わってそうな気がするので、
そこは我慢に我慢を重ねることに。
テントでWRENCHの演奏を聴きながら、
「たぶんまた全裸になってるんだろうなぁ」
とか思ったりしながら、
「そういや昨日はヒロト脱いだっけ?」
なんてことを考えたりしてた。
さて、ついに次のTHE BOOMでエゾも終了。
長かったような短かったような2日間。
とりあえずニッキが長いことだけは確かだ。
しかしここで大きな問題がある。
なんか、周りの人がやたら帰ろうとしてることだ。
これは後にJTBのツアーの人だからとわかったんだが、
その時の俺はブーム終わりのバスの混雑を危惧していた。
これは帰る準備した方がいいんじゃないか?
そんなことを思い、荷物をまとめて後ろで見る事にした。
1時間も押してるのはやっぱ怖い。
これも全部ベンジーのせいだ(勝手な決めつけ)
ベンジーこんちくしょう。
そんなブームの1曲目は「中央線」。
高校時代の友人某Rがやたらオススメしてた気がする。
そして2曲目が「星のラブレター」!
これを生で聴けるなんて感動だ・・・・・
と最初は思ったんだが途中からそれもちょっと薄れた。
DJイベントで聴く速くしたやつの方が楽しい。
なんかちょっと意外だった。
もっと狂気乱舞になると思ったんだけどなぁ、俺・・・・
そして「沖縄に行こうよ」のMCの後に、
沖縄っぽい曲(タイトルわからん)を2曲ほど。
そして「風になりたい」を合唱。
と思ったけどこれも思ったほどの感動がない。
何でなんだろうか?
とりあえず考えられる原因としては
とにかく眠いことと、音が悪いこと。
風が強いのか今年はステージから離れると音が悪い。
それがちょっとねぇ・・・・・・・
そして「島唄」で終了。
やっぱりミヤさんは歌がうまいねぇ。
そんな普通の感想を持ちながら終わったらバス乗り場へ。
最後にWESSの人が出てきて喋ってたけど、
おもいっきし無視して帰りました。
だってホントに間に合わないのか不安だったんだもん。
それもタダの取り越し苦労だと後でわかったけど、
でも余裕見すぎてたら飛行機乗り遅れてたかもとか思うと、
ま、これはこれで良かったと思ってます。
そんな俺のエゾロック2日間でした。
今年の感想としては客層の悪さがまず上げられる。
こればっかりはもう仕方ないわ。
売れてる人も呼んでるんだもん。
もう今回はロック好きのためのフェスではなくて、
万人に向けられたフェスですよ。
そしたら祭好きのヤンキーは来るって。
祭あるところにヤンキーあり。
そう納得することにしました。
あとは会場が広すぎ、
ステージの数が多すぎ、
1バンドが短すぎ、
音が悪すぎ、
スタンディングゾーン狭すぎ、
レジャーゾーンいらなすぎ、
上の2つ除いたら落ちついて見るとこ無さすぎ、
など文句はいくらでも出てきます。
でもそれでも楽しかったのがエゾロック。
行った人みんなそう思ってるだろうけど、
俺は誰よりも楽しんだよ。
やっぱりなんだかんだで楽しいんだよ。
お疲れ様でした!
今日出演したのに名前が出なかったアーティスト。
In the Soup、ELLEGARDEN、PEALOUT、UA、LOSALIOS、LOVE JETS
エゾロック最高!
August/18/2002 (sun)
エゾから帰り道、
シャトルバスで熟睡して、
飛行機で熟睡して、
帰りの電車で熟睡して、
家に帰ってから熟睡してました。
明日から仕事だ・・・・・
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