空の絵描き

例えば僕が君を
照らす太陽だとしたら
いつでも見上げてくれるか
空には僕だけがいる

例えば君がそれを
求めたのだとしたら
僕の想いは君へ届き
空へと昇り輝く

今日の夕焼け空は
いつもより僕を包んで
赤く色付いた雲は
また君を思い出す色

例えばこの世の中に
暗闇が落ちたとしても
僕は君を探し出して
光になろう

例えばこの世の中に
君がいなかったとしたら
苦しまずに済んだ僕は
星さえ見上げないのだろう

降り続く強い雨は
いつもより僕に冷たく
黒く色付いた雲は
また君を求める色

例えば流れる星が
願いを叶えるのなら
君が幸せになりますようにと願う
そこには僕がいる

例えば今君に
この月が見えるのなら
二人同じ空の下だねって
空に感謝をする

雨上がりの晴れた空に
虹がかからない
探すほど霞んでゆく
今僕に必要な色

空を仰いで
分かるコトがある
光を遮って
気づくコトがある

ただ空を見つめて
感じるコトがある
そして今君とゆう
存在に感謝する

やがてこの幸せが
苦痛になってしまった時
きっとまた僕はここで
空を絵描く

僕が持たない色はきっと
君がもたらす色だから
今日も僕は君を探し
空を旅する

いつか二人並んで
一つの空を絵描く
君に感謝をする
心から君を想う


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