コロイド 08年2月22日
1973年度の科教協千葉支部総会で、
支部の会報は東葛サークルが担当することに決まりました。 当時、 石井は清水高校に勤務していて、 東葛サークルの世話役をしていたので、
この会報の仕事をやることになったのです。
会報《コロイド》の創刊号は73年5月1日の発行で、
はじめのページに次のように書かれています。
・
科教協千葉支部のニュース《コロイド》は毎月1日に発行します。
サークルに所属している方にはそのサークルを通じ、所属しない方には直接お宅にお送りします。
・ 千葉県には100名近い会員がいますが、 めったにおあいする機会がありませんので、 このコロイドを通じて交流したいと思います。
・ それには、
みなさんからのお便りをいただけないことにはその目的が達せられません。 近況報告、 実践報告、 教材研究、 質問、 意見、書評、 ご自慢の実験、 授業の失敗、
おやっと思った生徒のことば、 みんなに知らせておきたいこと等々々々、 手紙で、 電話でお知らせください。
(当時、メールはなかった)
・
サークルの責任者の方に次のことをお願いします。
サークルのニュースを送ってくださること、
毎月25日までに翌月の会合の予定をお知らせ願うこと、 サークルから原稿を出していただくこと。 (中略)
・ 作成予定は、
原稿しめきり20日、 印刷27日、 発行1日。
体裁は、 ガリ版のB5版8ページ、 月刊、
7・8月は合併号、 発行部数は180、
印刷は学校で行いましたが、 あとは自宅での仕事です。 毎月、 初めの旬日は息抜き、 次の十日は原稿集めとガリ切り、 月末は印刷、 発送となります。
この間、
記憶に残っていることのいくつかを書いてみます。
コロイドが《理科教室》誌上で、
塚原徳道編集長から評価されたこと、
県外の愛読者(?)からも便りがあったこと、
原稿が多くて30号は16ページにも膨らんだこと、
右手が腱鞘炎にかかって困ったこと、
27号からの題字コロイドは野田高の坂手恒雄さん(美術担当)によるもの、
東葛サールの会報《ミセル》も私が作っていたのですが "両方とも溶液にちなんだ名前である理由は?”と林委員長から尋ねられたこと(個々がぶつかり合う…の意)、
千高教組清水高分会の会報《ぽいんと》(印刷された更紙の裏を使用)は野崎多美子さん(国語担当)による日刊紙(!)で、 ストの前日には夕刊まで出ていたのと比較すると、
月刊の《コロイド》などタカガシレテイルと思ったこと、
などなど、
これを書いていても回想が広がっていきます。
私が担当した最終号の41号(77年1月1日発行)まで、 休刊、 遅刊などなく発刊できたのは、
会員みなさんのご協力あってのことです。
しかし、
毎月の180部を、折って、 重ねて、 穴をあけて…、 更に郵送の手数あれこれと、
ウチノカミサンの手仕事によってはじめて可能になったであろうことをつけ加えておきます。
これは、08年の千葉支部総会で、支部機関紙発刊の頃の様子を書いてくれとの依頼があってものしたものです。(08/2/22)
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