紙やすりで削って、種のでんぷん探し
樋口明弘 2007年9月19日(水)
小学5年理科の教科書に“植物の発芽と成長”の学習があります。種の中のでんぷんをヨウ素反応で検出するのですが、カッターナイフで種をきるのでは、@あらかじめ種を水につけて柔らかくしておかねばならないA指先を切りやすい、などの問題点があります。ならば、紙やすりで削ってみてはどうか、と思いつき、やってみました。この方法だと、@安全にA水につける手間が省けB立体的にでんぷんの分布がイメージできるなどの利点があります。実践してみると、アズキや花豆、いんげん、とうもろこしなどはヨウ素反応が強く、ダイズは部分的にしか反応がでません。色々な種を用意してやってみると、本当に面白いですよ。紙やすりをたくさん用意しておくのがポイントです。この実験は、今年5月26に開催された科学教育研究協議会関東ブロック(山梨)大会の実験講座で発表したものです。