リードスイッチを使わない「リードスイッチモーター」 (その2)
2007.1.14
福田 利明
リードスイッチの代わりにワッシャーを使ってリードスイッチモーター(ローターがフィルムケースの型)を
回すようにしました。
リードスイッチは磁石が近づくとオンになりますから、鉄製のものなら何でもスイッチになる可能性があります。
まず、リードスイッチを電磁石のコイルからきていた導線からはずします。
その導線を横に伸ばしサンドペーパーで磨いて固定します。
次にカップの上に固定した針金をリードスイッチがあったあたりにたらします。
針金の他端は電池に接続します。リードスイッチ同様、ローターの磁石が回転して針金に近づくと
針金が引き寄せられ導線に接触してスイッチオンになり、電磁石が働いてローターが回転します。
磁石が近くにない時、針金は導線から離れるようにしておかないとモーターは回りません。
針金だけでもモーターは回るのですが、しばらく回転していると止まってしまいます。
針金が導線に付いたままになってしまうのです。そこで、針金を直に導線に接触させるのはやめて、
鉄製のワッシャーやナット、クリップ等いろいろなものを針金に下げて、それらを導線に接触させてみました。
この方が、回転が持続します。今のところ、大きめのワッシャーが具合が良いです(右の写真)。
針金は♯24くらいのを使っています。
回し方のコツはローターを速く回転させながら、LEDが点滅するようにワッシャーの接触具合をみることです。
回転が遅いとワッシャーが踊ってしまうからです。(ワッシャーが導線に接触していなければもちろんLEDは
点滅しませんが、接触し続けても点滅しません。LEDがなくても回転しますが、
あると接触具合を見るのに非常に都合が良いです。LEDは電磁石のコイルに並列に接続させておきます。
電流の向きによってLEDは点灯しないので注意のこと。)この接触の加減「付かず、
離れず」が回転のポイントになります。うまくすれば電池1本でも回りますが、2本直列にすれば確実です。
※ワッシャーがコイルの導線に接続する場所によって回転の方向が決まります。
(これはリードスイッチでやった場合も同様です。)右回転か左回転かを確認しておいた方がよいです。