あかりをつける その 1 E-147 No401 2012年7月12日(木)
このところ、ずっと、LED点灯とネオン球点灯、の記事を、掲示板に書いてきましが、この辺で、そのまとめをすることにしました。
図の、クリップにアルミホイルをはさんだものは、フューズとして使いました。アルミホイルを僅かに離しておいて、ここに導体を触れることでスイッチとして使えます。
LEDの点灯電圧は2V弱、 ネオン球の点灯電圧は50V程度です。
LEDに100Vはとても無理ですが、ネオン球も100Vでは無理のようです。ためしに1本つないでみましたが、激しく反応して赤熱・黒化してしまいました。
大抵抗として使えるものとして、指の間隔の抵抗は1500kΩ程度、両手のあいだの抵抗2000kΩ程度、濡れた紙のそれは(幅と長さと濡れ具合にもよるが)1000kΩ程度でした。
ネオン球もLEDも、上述の物体と直列にすると、100Vの加圧で点灯しました。実験では、指の抵抗を使いました。この場合、回路に流れる電流は0.1mA程度であろうと思われます。指は時によって、チリチリと感じる程度でした。写真はその図です。
ちなみに、NETによると、電流の感覚は、1mAで感じ、5mAで痛みを覚える、とあります。
抵抗としては、コンデンサーやコイルを使うこともできます。この場合
1μFのコンデンサーのオーム抵抗は 1/2πfC=10^6/300≒3[kΩ] fは50ヘルツ
1Hのコイスのオーム抵抗は 2πfL = 300[Ω] こんな程度なので広く使うことができます。
さて、身体抵抗ですが、100Vに直に指を触れたらどうなるでしょう。指の抵抗は1000kΩ程度あるので、流れる電流は0.1mAとなって、安全であるということになります。
しかし、“直に100Vに手を触れる!?” そんなのいやだよね。
でも計算によると… 科学計算を信じて、100Vを指で直に触れてみました。 写真はその状況です。理論通りで何でもありませんでした。時々、チリチリと軽い刺激はありましたが…。
湿度が低い日だったからかもしれないし(60%)、指が乾いていたからかもしれないし、歳をとった身体が乾いてしまっていたのかもしれないが…
昔、小学校の教員をしていたころ、電気が好きだった斉藤君という生徒は、電源に指を触れても何でもないよといいながら、実際に触れて見せてくれたものです。
そうはいうものの、この実験はお薦めしません。