LEDの点灯 石井さんの発表
石井さんのミニ実験シリーズ(その2)「LEDをつけよう」から、数点紹介する。高輝度LEDを3個並列にしたものを4組並列にして合計12個のアレイを作る(写真左)。一方、黒いフィルムケースにLEDを仕込みふたの穴から覗いてチェッカーとする(写真右)。前述のアレイに直射日光を当て、チェッカーにつなぐと赤く点灯した。直射日光を当てたときの発電電圧は1個あたり1.62V、アレイ全体で4.8Vだった。さらに、発電側のLEDの数を減らしていくと、1個にしても何とか点灯が確認できるという。LEDは散逸が少ないので「可逆的」なのだ。
プラスチックのストローに巻いた0.2mmφ1000回巻き(74Ω)のコイルにLEDをつなぐ。ストローの中にネオジム磁石(6個100円)を2個入れて激しく振るとLEDが点灯する。さらに、エナメル線を0.1mmφにして4000回巻き(400Ω)にするともっと明るくLEDが点灯する(写真)。
写真左はおなじみのリードスイッチを利用した磁石ごま。電磁石に直列に入れたリードスイッチがコマの回転に合わせて開閉するので、誘導起電力が発生してLEDが点滅する。ところが、石井さんはこの実験の最中に、回転する磁石ではなくネオジム磁石を指先でつまんでリードスイッチの近くにかざすだけでもLEDがともることを発見した。LEDに並列にスピーカーをつないでみると「ピー」と高音で鳴る。回路が発振しているのだ。どんな機構で発振しているのかはまだ解明されていない。
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