静電モーターとハミルトンモーター 石井さんの発表
石井さんは小型高圧電源装置(写真左)を用いた回転実験の数々を披露してくれた。まずは静電モーター。ピンポン球の表面に銅箔を貼ったものを回転子とする(写真右)。銅箔に乗った電荷が同極の反発を受け、他極には引かれてトルクを生む。
ところが電極など何もつけないピンポン球でも同じように回転が起こることが判明(写真左)、発泡スチロールも無電極で回転する(写真右)。電極なしでも回転子の表面には電荷が付着するようだ。
続いてミニ・ハミルトン風車。左の写真はゼムクリップを加工したもの。とがった先端部分に特に強い電界ができ、空気中の気体分子がイオン化して反跳するときに、回転子は反作用を受けて上から見て反時計回りに回転を始める。
右の写真は、細い銅線、アルミフォイル、紙、植物の葉、焼き海苔等で作ったいろいろな形の回転子。安定した回転には熟練を要するが、回転子の素材は金属でなくてもよいという結論である。
理科実験についてのお問い合わせ等はメール・掲示板にてお願いいたします。 | |
---|---|
掲示板 | 石井信也 |