直列LED 8個のLEDを
リーごまでネオン球を
理科実験を楽しむ会

リーごまPart3 その5    E-104   No179     2009123()

 

1 通常のリーごまでは, コイルの両端に, 1個のLEDを並列につないで点灯させています.

2 LEDの代わりにネオン球を入れてみました.

  巻数の多いコイルでは, ネオン球が発光します. このコイルでも1個のLEDが明るく点灯するのです.

3 ネオン球が発光するのだから, 80V程度は出ているのでしょう. そこで, LED8個直列にしてみました.明るさは幾分低下しますが, 点灯します. 

4 古いLEDがたくさんあったので, 38個を直列にしてつないでみました. かなり暗くなりますが, 全体が一斉に点灯します.

 ちなみに,中央の白いLEDは逆につないであります.交流用です.

 

蛇足

1 誘導電圧は  V di/dt です.

  この状況をイメージしてみました. コイルを流れる電流には慣性があるので, 電源の回路が切れてしまっても電流は走り続け, これによって電子がコイルの端に「詰まって」しまって電子リッチになり, 逆の端は電子プアになって, 高圧が出る,と考えたらどうでしょうか.

 di/dt は電流の変化で,電流速度(電荷加速度?)と見てもよさそうです.電流速度が大きいと,詰まり方が速くて電荷密度が大きくなる,つまり,大きい起電力が発生するという訳です。この電荷は電気力ですぐに平均化されてしまいます.

2 大型トランスの鉄芯を外したものでは, ローターの磁石が鉄芯に引かれることがないので, 磁石ローターを回転させるのには好都合です.

  大型の磁石でも, ネイル・マグネットで吊れば回転します.

 黒の導線の先の,コイルの端にリードスイッチがついています.

3 電圧と電流の関係を,もう一度考えてみたいと思います.


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