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リーごまPart3 その3 E-102
No177 2009年11月19日(木)
1
コイルを巻いた釘の上に, 釘の方向にリードスイッチを乗せて, その上で磁石ごまを回すと, 回り続けます.
このことは, リードスイッチが磁場の方向を向いているときには,
その上で磁石ごまが回るということです.
つまり, リーごまは磁場の方向を知る手段になるということです.
2
このことを調べるために, プラスチックの匙をこまの床にして,
その裏に,匙の方向を向けてリードスイッチを貼りつけました.
ミノムシクリップでコイルを咥えれば回路ができるように配線します. 当然, コイルの両端にLEDがつながるようにします. 写真1
クリップを, 場の方向を調べようとするコイルにつなぎ,
匙の上で磁石ごまがよく回れば, その匙の方向,
つまり, リードスイッチの方向が磁場の方向だという訳です.
3
円形に巻いたコイルを立てた状態では, その輪の面に垂直な方向で, こまは良く回ります. 磁力線は輪の中に集中しているので, このことは理解できます.
ただし, 輪の上でも磁力線は,輪の中のそれと平行です. 横でも平行です. ただし,強さに関してはイマヒトツです.その理由を考えてみましょう.写真2
4
磁力線といえばアンペールの法則を思い出します. 直線電流の方向・向きに右手の親指をむければ, 他の四本の指の方向・向きが磁場の方向・向きになります.
ただし, この磁場は弱いので,
電流の効果を重ね合わせで強くしなければなりません.
5
電流が作る磁場について, いろいろなコイルで調べてみましょう.
蛇足
1
この方法では, 磁石がつくる磁場は調べられません.
2 電流が作る磁場についても, 方向は分かっても, 向きはわかりません.
3 この方法は交流でも使えます.
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